PROFILE: ノルベール・ルレ/LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン社長
ラグジュアリーブランドはその性質上、より多くの付加価値が求められる。そうしたブランドを数多く抱えるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の日本法人を率いるノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長は、ホスピタリティーの真髄を深く理解しているに違いないと確信。同氏への取材を行った。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月13日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
付加価値の提供のため重要性を増す
ホスピタリティー
WWD:2024年の総括と25年の展望について。
ノルベール・ルレLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン社長(以下、ルレ社長):2024年は日本国内の顧客とインバウンドの両方が好調で、非常にいい年だった。25年も、アクティブな年になるだろう。インバウンドは引き続き好調で、日本の給与水準も徐々に上がっていることから国内需要はさらに伸び、モノが売れるようになる。もちろん、地政学上の不透明感など引き続き慎重に判断すべきことはあるが、全体としては明るい材料が多く、いい年になるのではないかと思う。
WWD:百貨店やブランドによっては、インバウンドや中国市場の減速などにより、マイナスの影響を受け始めているのでは?
ルレ社長:驚異的な伸びを見せた23~24年に比べればインバウンドも落ち着きつつあるが、それでも緩やかな右肩上がりであり、それが通常の状態だ。こうした堅実で安定した成長を、私は“インテリジェント・グロース(知的な成長)”と呼んでいる。
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