現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年12月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
2 | 一日もの云はず蝶の影さす |
3 | 手鏡の背中恐ろし夏の恋 |
4 | この道しかない春の雪ふる |
5 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
6 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
7 | 立冬のことに草木のかがやける |
8 | 七十路や新しき事弥生道 |
9 | 面輪板老いの日月の淡くすぐ |
10 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
11 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
12 | ものの種にぎればいのちひしめける |
13 | 方丈の大庇より春の蝶 |
14 | 渦潮のおたけび春の鳴戸かな |
15 | 白山に初荷ひらくを見られいし |
16 | 母逝きて木槿の底の紅のいろ |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
19 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
20 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
21 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
22 | 夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに |
23 | 雪虫や父郷と母郷隣りあふ |
24 | おびただしき靴跡雪に印し征けり |
25 | いんぎんにことづてたのむ淑気かな |
26 | 窓の雪女体にて湯をあふれしむ |
27 | ぱつぱつと紅梅老樹花咲けり |
28 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
29 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
30 | 行年や歴史の中に今我あり |
31 | 雪吊の髻ゆるみ友逝けり |
32 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
33 | 春めきてものの果てなる空の色 |
34 | 雪女郎おそろし父の恋恐ろし |
35 | 春立つや醪に櫂の夢うつつ |
36 | 老漁夫の鰊曇に帆立貝焼く |
37 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
38 | 狐火のために鏡を据ゑにけり |
39 | 鮟鱇の肝うかみ出し鮟鱇鍋 |
40 | 去年今年うしろ姿の厨妻 |
41 | 桜の実紅経てむらさき吾子生る |
42 | 重機の個々の動き全し野分晴 |
43 | 月夜の葦が折れとる |
44 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
45 | 色町や真昼しづかに猫の恋 |
46 | 陽だまりの白露の粒の静謐よ |
47 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
48 | 香取より鹿島はさびし木の実落つ |
49 | くさめして我は二人に分かれけり |
50 | まさをなるそらを自在に鷹よ鷹 |
2025年9月22日 01時04分更新(随時更新中)