現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 咲きこぼれ晩年の白百日紅 |
2 | どこからが晩年どこまでが薄氷 |
3 | 老妣の出歩きいるや夕がすみ |
4 | 声こもごも戸口寄りあふ路地小春 |
5 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
6 | 夕潮の紺や紫紺や夏果てぬ |
7 | 雪くれば雪ふるままに 睫毛の雪 |
8 | 拾得は焚き寒山は掃く落葉 |
9 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
10 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
11 | オリオンの息より激し吾が鼓動 |
12 | ももさくら咲き起き伏しの異らず |
13 | 夢魔の軒來て//汝 我 汝 我/みどりの雨だれ |
14 | オリオンと店の林檎が帰路の栄 |
15 | いとほしや人にあらねど小紫 |
16 | あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ |
17 | 呼吸合わぬ時も夫婦よ夕遍路 |
18 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
19 | うつくしき燠となりたる魂送り |
20 | 水中に石段ひたり鯊の潮 |
21 | ITの今浦島や春寒し |
22 | 誰も知らぬ黄落なりきと思ひけり吾も知らず |
23 | ひるがほに電流かよひゐはせぬか |
24 | 舟影に芥をはこび鯊の潮 |
25 | 空蝉の一太刀浴びし背中かな |
26 | 前世もひとり見ていた冬落暉 |
27 | 美濃和紙の白鷺さらにいちにち |
28 | 秋彼岸まだ呼ばないで倶会一処 |
29 | 餘生なほなすことあらむ冬苺 |
30 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
31 | 明易き腕ふと潮匂ひある |
32 | 日は歸去來日は智慧の樹の望郷 |
33 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
34 | あたゝかや白泉居士の新しさ |
35 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
36 | 茶筅置く畳一と目の日射しかな |
37 | オリオンの盾新しき年に入る |
38 | 鶴一羽白き化身となりて啼く |
39 | 冥界の船乗りとして句を詠まん |
40 | 傘さしてまつすぐ通るきのこ山 |
41 | 甌穴によびよせられて時雨ふる |
42 | 夕影は流るる藻にも濃かりけり |
43 | 青が尾を曳きて草矢の虚空かな |
44 | 生も死も闇にはじまる蛍川 |
45 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
46 | 鶴の本読むヒマラヤ杉にシャツを干し |
47 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
48 | 海に出て木枯帰るところなし |
49 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
50 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
2025年2月14日 17時33分更新(随時更新中)