現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
4 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
5 | 咲きこぼれ晩年の白百日紅 |
6 | ものの種にぎればいのちひしめける |
7 | 一日もの云はず蝶の影さす |
8 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
9 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
10 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
11 | 螢獲て少年の指みどりなり |
12 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
13 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
16 | 一輪の花となりたる揚花火 |
17 | 沼の精霊口より吐くは曼珠沙華 |
18 | 十代の日記の疑問符冬の萌 |
19 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
20 | 新宿ははるかなる墓碑鳥渡る |
21 | ふきの薹一寸法師の椀のなか |
22 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
23 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
24 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
25 | 立山の姿いよいよ稲架組めり |
26 | 編笠の中はくらやみ風の盆 |
27 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
28 | 生涯の恋の数ほど曼珠沙華 |
29 | 家までは鶴飛んで一分少々 |
30 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
31 | 運動会少女の腿の百聖し |
32 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
33 | 木雫は雨より太し青楓 |
34 | 月の夜をかなしき鬼面見つめけり |
35 | 来て見ればほほけちらして猫柳 |
36 | 例ふれば恥の赤色雛の檀 |
37 | 父の背ばかり見てゐた記憶遠花火 |
38 | 歯を拔きてたそがれ寒き舌あそび |
39 | 追憶のひとつひとつや蕎麦の花 |
40 | 桐の花人の世よりも高く咲き |
41 | この道しかない春の雪ふる |
42 | 琴墜ちてくる秋天をくらりくらり |
43 | 夕焼は彼方ニューヨーク大空襲 |
44 | 別るるや夢一筋の天の川 |
45 | 室内を歩いて夏を待ちにけり |
46 | 夭折にもう間に合わず捩り花 |
47 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
48 | 琴柱置く雁行く群のそのままに |
49 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
50 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
2025年9月21日 16時35分更新(随時更新中)