現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
2 | 膕の白きに映えて秋の風 |
3 | 少年ありピカソの青のなかに病む |
4 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
5 | おもかげや泣きなが原の夕茜 |
6 | 八月や六日九日十五日 |
7 | 涅槃会や誰が乗り捨ての茜雲 |
8 | 覇者に紙ふぶき敗者に花吹雪 |
9 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
10 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
11 | 朧夜や久女を読みて目を病みぬ |
12 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
13 | 『兜太が、』と折々語らるる菫かな |
14 | 水馬水ひつぱつて歩きけり |
15 | ぶらんこを昔下り立ち冬の園 |
16 | 南浦和のダリアを仮のあはれとす |
17 | この舟の波に塵寄る秋の暮 |
18 | オートバイ荒野の雲雀弾き出す |
19 | 紅梅や火の絶えしあと杳として |
20 | えんどうむき人妻の悲喜いまはなし |
21 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
22 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
23 | 窓ぬぐふ人惜しみ年惜しむとき |
24 | 羽抜鳥よく水噛んで飲みにけり |
25 | ひととせはかりそめならず藍浴衣 |
26 | これ以上澄みなば水の傷つかむ |
27 | 竹煮草道灌山の崖にかな |
28 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
29 | 和紙買うて荷嵩に足すよ鰯雲 |
30 | 卓上の石炭一箇美しき |
31 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
32 | 日曜の大きなてのひら銀杏降る |
33 | 千の手の一つを真似る月明かり |
34 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
35 | 本屋には本屋の匂い金木犀 |
36 | 点滴の窓に植田の広がれる |
37 | わが墓を止り木とせよ春の鳥 |
38 | 安心のいちにちあらぬ茶立虫 |
39 | 春雨の中や雪おく甲斐の山 |
40 | きさらぎや君が眸に塗る除光液 |
41 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
42 | しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり |
43 | 涙が出るから言葉が出ない秋風裡 |
44 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
45 | 露深し骨もこころも杳として |
46 | 好々爺さらに小さく春を病む |
47 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
48 | 枯蟷螂抗ふ力のこりをり |
49 | 海山のあわいに炎はつなつや |
50 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
2025年9月21日 17時18分更新(随時更新中)