現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 城を出し落花一片いまもとぶ |
2 | 産むというおそろしきこと青山河 |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 夕薄暑これから壺がやさしくなる |
6 | 星既に秋の眼をひらきけり |
7 | 悔一つ胸にし行けば春一番 |
8 | 打水の流るる先の生きてをり |
9 | 少年の白萩かつぐ祭かな |
10 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
11 | 草の根の蛇の眠りにとどきけり |
12 | 籬といふやさしきことば秋陽射す |
13 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
14 | 遠きほど思ひ出は濃し青き踏む |
15 | 滴りの怺へかねたる光なり |
16 | 船の名の月に読まるる港かな |
17 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
18 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
19 | さくら咲きあふれて海へ雄物川 |
20 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
21 | 逃げ水にまだ戦争している兵 |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | 妻にも未来雪を吸いとる水母の海 |
24 | 春の水岸へ岸へと夕かな |
25 | 鉄を食ふ鉄バクテリア鉄の中 |
26 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
27 | 子を発たす立夏の駅の草の丈 |
28 | 望郷の高さに鳴れり貝風鈴 |
29 | 滾るものあり日盛りの*祷りの木 |
30 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
31 | 短日の梢微塵にくれにけり |
32 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
33 | 先ず会う満月広茫の北京へ |
34 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
35 | 狂いだす体内時計秋深む |
36 | 島に着てまづ牡丹を垣間見る |
37 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
38 | 種蒔くや雪の立山神ながら |
39 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
40 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
41 | 島の数かぞへて春を惜しみけり |
42 | 死蛍に照らしをかける蛍かな |
43 | 一片のパセリ掃かるる暖炉かな |
44 | 凩や海に夕日を吹き落す |
45 | 狼は亡び木霊は存ふる |
46 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
47 | 日脚伸ぶ縁に差し込む陽のぬくみ |
48 | 入れものが無い両手で受ける |
49 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
50 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
2025年9月21日 16時13分更新(随時更新中)