現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | チューリップ花びら外れかけてをり |
7 | 海に出て木枯帰るところなし |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
10 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
11 | 木にのぼりあざやかあざやかアフリカなど |
12 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
13 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
14 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
15 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
16 | 少年や六十年後の春の如し |
17 | 力なく降る雪なればなぐさまず |
18 | ちるさくら海あをければ海へちる |
19 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
20 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
21 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
22 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
23 | 辛夷咲くスイッチバックを離れけり |
24 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
25 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
26 | 拝みたき卒寿のふぐり春の風 |
27 | 町空のつばくらめのみ新しや |
28 | もの言ひて露けき夜と覚えたり |
29 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
30 | 入れものが無い両手で受ける |
31 | 小鳥来て午後の紅茶のほしきころ |
32 | 蜩や硯の奧の青山河 |
33 | 吹かれきし野分の蜂にさされけり |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | しつかりと見ておけと瀧凍りけり |
36 | 大粒の雨が来さうよ鱧の皮 |
37 | 稲妻のゆたかなる夜も寝べきころ |
38 | ゆく春や海恋ふものは海で死ね |
39 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
40 | ものの種にぎればいのちひしめける |
41 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
42 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
43 | 滑り台すべり悪くて蟬しぐれ |
44 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
45 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
46 | 少年は兎飼ふべし春の月 |
47 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
48 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
49 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
50 | 一日もの云はず蝶の影さす |
2025年9月8日 07時09分更新(随時更新中)