現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月25日のデイリーキーワードランキング
1 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 金魚田のさまざまな影さかしまに |
4 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
5 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
6 | 一日もの云はず蝶の影さす |
7 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
8 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
9 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
10 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 螢獲て少年の指みどりなり |
13 | 葉桜の幹が濡れいる遠汽笛 |
14 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
17 | 星空へ店より林檎あふれをり |
18 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
19 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
20 | この道しかない春の雪ふる |
21 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
22 | 潮干狩夫人はだしになり給ふ |
23 | 月の出や鶴の塒の水光る |
24 | 燈籠のよるべなき身のながれけり |
25 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
28 | ラ・カンパネラ聴くうしろより春愁 |
29 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
30 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
31 | 牡丹百二百三百門一つ |
32 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
33 | 野菊道数個の我の別れ行く |
34 | 田水張り天地一つに融け合える |
35 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
36 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
37 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
38 | 十六夜のきのふともなく照らしけり |
39 | 鉄階にいる蜘蛛智恵をかがやかす |
40 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
41 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
42 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
43 | 幸すこし不幸をすこし走馬灯 |
44 | 風船も連れて親子の土筆摘み |
45 | 山又山山桜又山桜 |
46 | 波の秀の高きに崩れ花の昼 |
47 | 室生寺やすすき分け行く水の音 |
48 | クリオネの心臓うごく小正月 |
49 | 方丈の大庇より春の蝶 |
50 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2025年2月16日 10時28分更新(随時更新中)