現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年2月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 擁きあふわれら涅槃図よりこぼれ |
2 | 茄子の馬とうとう姉の夜がきた |
3 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
4 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
5 | 恋猫やからくれなゐの紐をひき |
6 | ひく波の跡美しや桜貝 |
7 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
8 | 富士見るは我が糧なりき帰り花 |
9 | 神仏の顔など知らずどんど焚く |
10 | 分け入つても分け入つても青い山 |
11 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
12 | 鉤裂きのように白梅咲きました |
13 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
14 | 寒波急日本は細くなりしまま |
15 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
16 | 藁ぼっちつらぬく棒のこころざし |
17 | すさまじき木々のすつくと骨がらみ |
18 | 雪の野のふたりの人のつひにあふ |
19 | へそが汗ためてゐる |
20 | 陽へ病む |
21 | 今年藁みどりほのかに新娶り |
22 | 汲みたての水の匂ひや蛇の衣 |
23 | あなうらのひややけき日の夜の野分 |
24 | 紺絣春月重く出でしかな |
25 | 黄沙降る街に無影の詐欺師たち |
26 | 末枯れの癇脈となり畝のこる |
27 | 未来より滝を吹き割る風来たる |
28 | トルソーの肌なめらかに雨久花 |
29 | あおい芽を出し骨粗鬚症の荒樫よ |
30 | 永き日の鐘と撞木の間かな |
31 | オリオンの盾新しき年に入る |
32 | 本読めば本の中より虫の声 |
33 | わだつみに物の命のくらげかな |
34 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
35 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
36 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
37 | 青梅の臀うつくしくそろひけり |
38 | 百千鳥もつとも烏の声甘ゆ |
39 | 花杏受胎告知の翅音びび |
40 | 三月の声のかかりし明るさよ |
41 | ふはふはと金魚ふはりと男かな |
42 | 忘れしか知らぬ顔して畠打つ |
43 | 綿飴にたどりつきたる秋思かな |
44 | 空蟬に時限の透ける朝茜 |
45 | 笑ふかに泣くかに雛の美しく |
46 | 秋深し谷中の坂の猫だまり |
47 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
48 | あとからあとから月の出寒い波頭 |
49 | 葡萄一房嘘偽りのなき曇り |
50 | 俳句思へば泪わき出づ朝の李花 |
2025年1月10日 02時33分更新(随時更新中)