現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年8月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | ある日妻ぽとんと沈め水中花 |
3 | 紐付けて蜻蛉放つM理論 |
4 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
5 | 春空に虚子説法図描きけり |
6 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
7 | 日に舞うて凱歌のごとし鷹柱 |
8 | 河豚鍋や善人並べて禿茶瓶 |
9 | 片隅で椿が梅を感じてゐる |
10 | 枯れ激し己れはげます平手打ち |
11 | 外套の裏は緋なりき明治の雪 |
12 | 凩や海に夕日を吹き落す |
13 | ヘリュウムの質量大きくなる冬日 |
14 | 雀の子一尺とんでひとつとや |
15 | 初蟬や谷の深さに樹々の搖れ |
16 | 古里にふたりそろひて生身魂 |
17 | 萬緑を顧みるべし山毛欅峠 |
18 | やすらけき死に影なせる天の花 |
19 | 馬つなぎ石小さくて冬めける |
20 | 方丈の大庇より春の蝶 |
21 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
22 | 炎宙の鉄塊として影失う |
23 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
24 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
25 | ぎらぎらの朝日子照らす自然かな |
26 | 平手打ちかすかに雪の匂いして |
27 | 朝霧の中の棚田や水の音 |
28 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
29 | 牡丹百二百三百門一つ |
30 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
31 | そつと軽く海鳴なでて障子貼る |
32 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
33 | ふくろふに真紅の手毬つかれをり |
34 | 葛咲くや嬬恋村の字いくつ |
35 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
36 | 萩に触れ朝顔に触れ棺出づ |
37 | 男老いて男を愛す葛の花 |
38 | 句読点なきかなかなの夕まぐれ |
39 | 蜩の声たたみ込む朱印帳 |
40 | 栃木にいたうれしい酒焼日焼顔 |
41 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
42 | 風花のおしもどされて漂へり |
43 | 枯れすすむ縄すでになく朽縄も |
44 | 地球儀に麦藁帽子かぶせけり |
45 | 白樺を幽かに霧のゆく音か |
46 | 今生の今日の花とぞ仰ぐなり |
47 | 子のための又夫のための乳房すずし |
48 | 涙が出るから言葉が出ない秋風裡 |
49 | 影のない人と寄り添う日向ぼこ |
50 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
2025年9月22日 00時50分更新(随時更新中)