現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年2月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
2 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
3 | ふるさとはさみしきところ昼寝覚 |
4 | 湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ |
5 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
6 | 蕗の薹見つけし今日はこれでよし |
7 | 次の世は法科を学べつばくらめ |
8 | 春荒れの海見て戻り椅子にあり |
9 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
10 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
11 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
12 | ポストまで歩けば二分走れば春 |
13 | てふてふやほとけが山を降りてくる |
14 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
15 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
16 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
17 | あかつきに雪降りし山神還る |
18 | 花の奥へ奥へこの世を離るるや |
19 | 灯の隈に秋雨ひそめり深く降る |
20 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
21 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
22 | 春銀河宇宙の海に流れ入る |
23 | 冴返るとは取り落とすものの音 |
24 | つくねんと木馬よ春の星ともり |
25 | 柚子湯出て慈母観音のごとく立つ |
26 | ためらうて地に着く雪や春隣 |
27 | 木の芽風漆黒の膳拭き清め |
28 | 春の灯や女は持たぬのどぼとけ |
29 | いくたびも山を直視の遍路行 |
30 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
31 | 華やかや吾をつつみて舞ふ落葉 |
32 | 手庇を何回したり春の山 |
33 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
34 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
35 | きしきしと牡丹莟をゆるめつつ |
36 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
37 | 美服して牡丹に媚びる心あり |
38 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
39 | 鮟鱇鍋潮鳴り哮る五浦の夜 |
40 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
41 | 下校子の寄り道急かす春一番 |
42 | 人の世の闇の深さや蛍の火 |
43 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
44 | 茱萸食むや傀儡もさらに老い行けり |
45 | 春宵や川饒舌となりにけり |
46 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
47 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
48 | カフカの城よりもおぼろの城めざす |
49 | 蜻蛉の羽やもりがくはへ皺にする |
50 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
2025年9月21日 16時20分更新(随時更新中)