現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年7月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
4 | 正月の雪真清水の中に落つ |
5 | 玉砂利の音が増幅する暑さ |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
8 | 訣れきて烈火を挾む火箸かな |
9 | 青林檎旅情慰むべくもなく |
10 | てんと虫一兵われの死なざりし |
11 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
12 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
13 | 老骨の膝の屈伸螇蚸飛ぶ |
14 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
15 | 親鸞忌夜目にも白き道つづく |
16 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
17 | 髭跳ねる昇龍のごと滝飛沫く |
18 | 囀の一方欠けし崖の先 |
19 | すこしづつ死す大脳のおぼろかな |
20 | 深呼吸したたる山に染まるまで |
21 | 浮き腰の病者を吹くや梅雨嵐 |
22 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
23 | 深々とタンスのなかに梅雨が居る |
24 | 烏瓜の花見てしまう怪しき白毛 |
25 | 町空のつばくらめのみ新しや |
26 | 深爪の指先愁う風の盆 |
27 | せきをしてもひとり |
28 | 歳時記の我が句に恥じて蛇穴に |
29 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
30 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
31 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
32 | 夏薊波長の合わないふたりです |
33 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
34 | 水晶の念珠つめたき大暑かな |
35 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
36 | ふりしきる雨となりけり蛍籠 |
37 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
38 | 水鏡してあぢさゐのけふの色 |
39 | 夏蝶の素顔に逢ひし村はづれ |
40 | 待宵や深爪癖のあねいもと |
41 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
42 | 一跳ねし枯野に眠る深海魚 |
43 | 山々の藍重ねたる秋思かな |
44 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
45 | やらやらと朝やつてくる蝶氏など |
46 | 夏蝶のためらひを断つ自動ドア |
47 | 皿二枚重なり沈む日暮かな |
48 | ゆるゆるとゆるゆる蛇に巻かれけり |
49 | 青岬遠くで別の汽笛鳴る |
50 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
2025年9月21日 16時34分更新(随時更新中)