現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年12月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
3 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
4 | 六月の女すわれる荒筵 |
5 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
6 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
7 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
8 | 囲炉裏端に九条を読む膝机 |
9 | 煮え激つ鶏の肉ふたりかなし |
10 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
11 | 幹太き松の真上や寒満月 |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
15 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
16 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
17 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 佇つ影の日へ歩み出す蓬原 |
20 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
21 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
22 | 霜の墓抱き起されしとき見たり |
23 | 夏終はるさざなみ蹄跡のこし |
24 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
25 | 水枕ガバリと寒い海がある |
26 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
27 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
28 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
29 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
30 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
31 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
32 | 結界の落し文とて掃かれけり |
33 | 星空へ店より林檎あふれをり |
34 | 雄鹿の前吾もあらあらしき息す |
35 | 花の下揃ひて箸を割りにけり |
36 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
37 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
38 | 合鴨の百態植田揺すりをり |
39 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
40 | 定年という止まり木もある冬かもめ |
41 | 人仰ぐ我家の椿仰ぎけり |
42 | おぼろ夜や旅先ではく男下駄 |
43 | 愛してと言うはたやすき鮟鱇鍋 |
44 | 逢ふところまでいくたびも枯木過ぎ |
45 | 螢獲て少年の指みどりなり |
46 | この景に優るものなし初日の出 |
47 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
48 | 俺にあと何日残せし寒満月 |
49 | 蟇歩く到りつく辺のある如く |
50 | 湯上りや熟柿一つを吸ひて足る |
2025年9月21日 16時48分更新(随時更新中)