現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年8月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 颱風の目の中部屋の上に部屋 |
3 | 蛇の衣わたしが夢をみていたころ |
4 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
5 | 田植えすみ大海原のあらわるる |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ |
8 | 食欲兆すさびしさ坐り直す秋 |
9 | 秋暑し鋼びかりの山の墓 |
10 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
11 | 蛇の舌まずは味方を殺すなり |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 芋の露連山影を正しうす |
14 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
15 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
16 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
17 | 墓のうらに廻る |
18 | 頭痩せて雨に打たるる秋の山 |
19 | 蛇の腹纏きつきて家野となりぬ |
20 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
21 | 老斑の輝いてあり里神楽 |
22 | 蝉の亡骸裏返りしは約束 |
23 | 藤の花雨の匂ひの客迎ふ |
24 | 夫の忌の時雨しみたるわが袂 |
25 | しあわせに目もあけられず花吹雪 |
26 | サハリンへさようならの碑風花す |
27 | 春山の色に消えたる箒売り |
28 | 過疎の子に山あり川あり栗くるみ |
29 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
30 | 吾亦紅あの稜線が父母の国 |
31 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
32 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
33 | 昼寝するつもりがケーキ焼くことに |
34 | かたまつて薄き光の菫かな |
35 | 星空へ店より林檎あふれをり |
36 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
37 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
38 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
39 | 混沌の夜の底ぢから佞武多引く |
40 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
41 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
42 | 今日何も彼もなにもかも春らしく |
43 | 君がため春着よそほふ心あり |
44 | 流罪です蜜柑の花と七音と |
45 | 倖せはぶらりそんな初夏の午後 |
46 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
47 | 見送れるテールランプに火取虫 |
48 | 麦藁帽の中に消えたる時間かな |
49 | とらへたる柳絮を風に戻しけり |
50 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2025年9月21日 16時36分更新(随時更新中)