現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年4月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
3 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
4 | 旅にして昼餉の酒や桃の花 |
5 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
6 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 沈黙の直球が来る桜闇 |
9 | 清明や街道の松高く立つ |
10 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
13 | 影となり問わず語らぬ月の客 |
14 | 底がぬけた柄杓で水を呑まうとした |
15 | 秋曇の幹の褐色ドラン死す |
16 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
17 | 麦藁帽の中に消えたる時間かな |
18 | せきをしてもひとり |
19 | 秋風やくわらんと鳴りし幡の鈴 |
20 | 早乙女や泥手にはさむ額髪 |
21 | 泥に降る雪うつくしや泥になる |
22 | 小でまりの花に風いで来たりけり |
23 | ひたすらに雨に打たれし七変化 |
24 | まつろはぬ蝦夷の末裔木まじなひ |
25 | 砂冷えの昆布をたたむ一部落 |
26 | 入学の吾子人前に押し出だす |
27 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
28 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
29 | 雪の野のふたりの人のつひにあふ |
30 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
31 | 口開けて叫ばずシャワー浴びており |
32 | 貧乏の話がはづみ薩摩飯 |
33 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
34 | 芽ぐむかと大きな幹を撫でめぐり |
35 | マスクして自分の顔を取りもどす |
36 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
37 | 素足にてのけふをたしかむる |
38 | 外套に顎埋むればロートレック |
39 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
40 | 紅さしてゐしはまことか雪女郎 |
41 | 治聾酒の酔ふほどもなくさめにけり |
42 | 一語また一語溢れて囀れり |
43 | まぼろしの花湧く花のさかりかな |
44 | おそく来て若者一人さくら鍋 |
45 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
46 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
47 | 青い海へ散りし化身の桜貝 |
48 | むささびの月を飛び越す青き山 |
49 | 父の日の父の仕方で米を研ぐ |
50 | 天地の間にほろと時雨かな |
2025年2月16日 10時28分更新(随時更新中)