現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 何処やらに鶴の声聞く霞かな |
4 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
5 | すすき原もう結べない赤い糸 |
6 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | 山桜雪嶺天に声もなし |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
11 | 欠伸して鳴る頬骨や秋の風 |
12 | 白に白重ぬる雪の音を聴く |
13 | 沈黙の池に亀一つ浮き上る |
14 | 秋鯖や上司罵るために酔ふ |
15 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
16 | つなぐ手を離しお降り確かめる |
17 | 十薬に似合う風あり醤油蔵 |
18 | 春愁や木馬の螺子がゆるみおり |
19 | 夕立に蔵の醤油が匂います |
20 | うたがえば近景に日の青鷹 |
21 | 炭売女朝かがやきて里に出づ |
22 | けふできて光り一日苗代田 |
23 | 影となり問わず語らぬ月の客 |
24 | あしのうらからくるやはらかさ雛の前 |
25 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
26 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
27 | 妻へ帰るまで木枯の四面楚歌 |
28 | 天球のわずかに傾ぎぼたん雪 |
29 | 樹々のこゑ草に移れる夜涼かな |
30 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
31 | 冬空や猫塀づたひどこへもゆける |
32 | ねぢ花の空へねぢ込む郵政法 |
33 | 日本の勝つてゐし頃炭いぶり |
34 | 退屈の時間がほしいマスカット |
35 | 桐一葉落ちて心に横たはる |
36 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
37 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
38 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
39 | 寒月のひかりにとほき星の闇 |
40 | あちこちと匂い強けき金木犀 |
41 | 虚空刺す不動の剣や滝紅葉 |
42 | 旧友の便り鰆の季と書けり |
43 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
44 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
45 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
46 | 吊橋に落葉の重み梓川 |
47 | 齢来て昼寝の妻を労りぬ |
48 | なんと云ふさだめぞ山も木も野分 |
49 | 草木より人翻る雁渡し |
50 | 屠蘇散や夫は他人なので好き |
2025年9月21日 16時53分更新(随時更新中)