現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年9月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
2 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 牡丹百二百三百門一つ |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 星空へ店より林檎あふれをり |
11 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
14 | 分け入つても分け入つても青い山 |
15 | 老若を問はぬ未来図秋澄めり |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 耳の如くカンナの花は楽に向く |
18 | そら豆はまことに青き味したり |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | うしろ姿の時雨てゆくか |
21 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
22 | 蒼天に描く一文字鯉のぼり |
23 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
24 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
25 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
26 | つばさあるもののあゆめり春の土 |
27 | かはたれや干大根の縄梯子 |
28 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
29 | こんなよい月を一人で見て寝る |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
32 | 三本のクレーン車伸びる青葡萄 |
33 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
34 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
35 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
36 | 献体の腑分けさるる身夕芒 |
37 | あと戻り多き踊りにして進む |
38 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
39 | 夏館毀誉褒貶の外にあり |
40 | 鉄骨を四角四角に組む炎暑 |
41 | 春の夜や寝れば恋しき観世音 |
42 | 包丁を持つて驟雨にみとれたる |
43 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
44 | 凍蝶となるまで生きることの意味 |
45 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
46 | 奉公にゆく誰彼や海蠃廻し |
47 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
48 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
49 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
50 | 千の手の一つを真似る月明かり |
2025年9月21日 16時07分更新(随時更新中)