現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年7月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 水枕ガバリと寒い海がある |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 寂しさは書かず鏡を磨く夏 |
8 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 雪山のどこも動かず花にほふ |
13 | 星空へ店より林檎あふれをり |
14 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 炎天や瓦をすべる兜蟲 |
17 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
18 | 手花火に妹がかひなの照さるる |
19 | 紅の花枯れし赤さはもうあせず |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
22 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
25 | 真向かいに芽吹く白樺朝の卓 |
26 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
29 | 入れものが無い両手で受ける |
30 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
31 | 蟬の亡骸裏返りしは約束 |
32 | 古刹へのきざはし灯すしだれ萩 |
33 | 子は巣立ち儀式のような夫婦の夕餉 |
34 | 古手紙燃し自分史の消ゆる梅雨 |
35 | 闇を撞き韻く鐘の音去年今年 |
36 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
37 | めきめきと蛇が鳥呑むはやさかな |
38 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
39 | 筆跡はいい人みたい青葡萄 |
40 | ところてん煙のごとく沈みをり |
41 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
42 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
45 | 涼風は馬の睫毛にはじまりぬ |
46 | 淡路島と色彩学とはるかなり |
47 | てふてふひらひらいらかをこえた |
48 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
49 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
50 | 竹林に風少し出て少し冬 |
2025年2月16日 10時28分更新(随時更新中)