現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 月光のたばしる稲を刈りにけり |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | 小鳥来て俳句一つを落しゆく |
8 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
9 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
13 | 親の年越えし今年の沖縄忌 |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 八月や六日九日十五日 |
16 | 残る月私という潦 |
17 | 星空へ店より林檎あふれをり |
18 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
19 | 芋の露連山影を正しうす |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
22 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
23 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
24 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
25 | づかづかと来て踊子にささやける |
26 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
27 | 向日葵の瞠る旱を彷徨す |
28 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
29 | かぜ、 子らに火をつけてたばこ一本 |
30 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
31 | 夜の山路より白息の二人ほど |
32 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
33 | 梅雨じめりどうにもならぬ己れがある |
34 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
35 | ぐらぐらと鬼の声する桜の芽 |
36 | 黒い桜島折れた銃床海を走り |
37 | 藍の花咲く番外の札所かな |
38 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
39 | わぎもこのはだのつめたき土用かな |
40 | 入れものが無い両手で受ける |
41 | 呼んでいただく我名は澄子水に雲 |
42 | 水郷の闇を押し上げ牛蛙 |
43 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
44 | 筍や雨粒ひとつふたつ百 |
45 | 金の芒はるかなる母の祷りをり |
46 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
47 | ふらここや少し汗出る戀衣 |
48 | ルノアール風紫陽花の表現力 |
49 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
50 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
2025年9月21日 16時37分更新(随時更新中)