現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
3 | 秋めきて風なきに散るもののあり |
4 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
7 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
8 | 海に出て木枯帰るところなし |
9 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
10 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
11 | 過客のごと鬣なびく冬怒涛 |
12 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
13 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
14 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
15 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
16 | せきをしてもひとり |
17 | 凩や海に夕日を吹き落す |
18 | 八雲わけ大白鳥の行方かな |
19 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
20 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
21 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
22 | きびきびと万物寒に入りにけり |
23 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
24 | 雪降つて山の明るさありにけり |
25 | ふるさとは山路がかりに秋の暮 |
26 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
27 | くらがりに女美し親鸞忌 |
28 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
29 | 母情濃し泡一つだく水中花 |
30 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
31 | あけぼのや花に会はむと肌着換へ |
32 | きらめける寒行僧を拝みけり |
33 | 遠富士に雲の天蓋雛祭 |
34 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
35 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
36 | まながひに青空落つる茅花かな |
37 | 霜とけ島光る |
38 | 足音に逃げる構への春の蜂 |
39 | 木犀や吟行めきて歩のゆるむ |
40 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
41 | 年新た思いめぐらす十年後 |
42 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
43 | 閑けさを活けるや黄菊白菊と |
44 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
45 | 青天や白き五弁の梨の花 |
46 | 寒鴉胸中の一句連れ来たる |
47 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
48 | 裏道のこの静けさよ寒四郎 |
49 | まさびしき海峡ひとつ秋を来て |
50 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
2025年2月16日 10時28分更新(随時更新中)