現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年3月9日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 閼伽桶の氷うがちて父の忌よ |
3 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
4 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
5 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
6 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
7 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
8 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
9 | 夏足袋のひとり過ぎける地行燈 |
10 | 鉈かたかた雪根開きの父帰る |
11 | 世を恋ふて人を恐るる余寒かな |
12 | 勾欄の卍くづしや新茶の香 |
13 | 春耕やひと口の水噛みしめる |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
16 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
17 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
18 | 苗木売り夕餉の灯色遠く見て |
19 | 春耕すわが影に鍬ふかく打つ |
20 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
21 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
22 | 河津桜に雨金目鯛のひもの |
23 | 橅林に心洗われ秋に入る |
24 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
25 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
26 | ハミングで歌ふ賛美歌花ミモザ |
27 | 狛犬の吽と坐りゐる青蛙 |
28 | 謎解けるまでのめり込む雪柳 |
29 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
30 | まながひに青空落つる茅花かな |
31 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
32 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
33 | 連弾のピアノ木の葉が降る音す |
34 | 妻亡くて道に出てをり春の暮 |
35 | まつすぐな道でさみしい |
36 | 背をすべる汗計算中の券売機 |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
39 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
40 | 駅舎へと矢文のごとく燕来る |
41 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
42 | 桜草もののはじめの彩として |
43 | 清明や草に投げ出す旅鞄 |
44 | 占領地区の牡蠣を将軍に奉る |
45 | 世の常に叛くことあり残り鴨 |
46 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
47 | フリージャーの白に濃淡ありにけり |
48 | アンダンテ暮れて白木蓮火をともす |
49 | 末黒野の鴉の舌は赤きかな |
50 | 老人が動いて春の土光る |
2025年9月7日 14時22分更新(随時更新中)