現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年3月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | 流されてたましひ鳥となり帰る |
4 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
5 | 都忘れふるさと捨ててあり久し |
6 | 春雨の衣桁に重し恋衣 |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | みな駅へ向う自転車犬ふぐり |
9 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
10 | 冬山を見に立ち咳かず臥處に咳く |
11 | 青饅や志野の器の紅さして |
12 | 巣立鳥笹原は風くりかへす |
13 | 雛壇をきしませ通る碁敵よ |
14 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
15 | 蕗の薹見つけし今日はこれでよし |
16 | 子と春の波の戯れいつまでも |
17 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
18 | 虚子に問ふ十一月二十五日のこと如何に |
19 | 蘭鋳死すインターネットに火星盈ち |
20 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
21 | 虚子ぎらひかな女嫌ひのひとへ帯 |
22 | 苗代の水を平らにして眠る |
23 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
24 | ガンジスに身を沈めたる初日かな |
25 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
26 | 松島を/逃げる/重たい/鸚鵡かな |
27 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
28 | 若鮎の二手になりて上りけり |
29 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
30 | あおぞらに外套つるし古着市 |
31 | たかだかとあはれは三の酉の月 |
32 | 腰かけて霧の晴れ間を待ちにけり |
33 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
34 | わが山河まだ見尽さず花辛夷 |
35 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
36 | 村人に永き日のあり歓喜天 |
37 | 佐保姫と坂東太郎接吻す |
38 | 水鳥が水鳥ふやす牡蛎筏 |
39 | 木曽のなあ木曽の炭馬並び糞る |
40 | 種蒔ける者の足あと洽しや |
41 | 向きあっている仏壇と雛壇と |
42 | いづれのおほんときにや日永かな |
43 | 風音のごつごつしたる鳰 |
44 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
45 | かんぴょうもわらびも戻る暗さかな |
46 | モジリアニの女の顔の案山子かな |
47 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
48 | うたた寝の父には熱き柱かな |
49 | 地虫出る剃りあとにメンソレータム |
50 | 春浅し筧はほそき水落し |
2025年9月21日 16時35分更新(随時更新中)