現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月2日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 蝉しぐれ家出するには今がよし |
3 | 鳰の岸女いよいよあはれなり |
4 | いろいろな泳ぎ方してプールにひとり |
5 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
6 | 蝉の穴ありしみじみと踝あり |
7 | 瓜苗やたたみてうすきかたみわけ |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
10 | 弱音吐かなくて何吐く雲の峰 |
11 | いま一つ椿落ちなば立去らん |
12 | 紅梅や病臥に果つる二十代 |
13 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
14 | 花散るやわれにかかはる紐の数 |
15 | 早苗饗や葛城の嶺々かき消えて |
16 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
17 | 寒スバル裁かるがごと振り仰ぐ |
18 | 木下闇大寺闇の近江かな |
19 | 死ぬる馬鹿生きてゐる馬鹿四月馬鹿 |
20 | 石に腰を、墓であつたか |
21 | ばら剪つてすでに短命にはあらず |
22 | 一生の疲れのどつと籐椅子に |
23 | 鬼灯を賣る山彦の棲みはじむ |
24 | 風雪や造る仏を翔つ木つ端 |
25 | ひき返すべき風景や西行忌 |
26 | 蕩児に似たり吐息ぐもりに金柑愛で |
27 | 君たちの恋句ばかりの夜の萩 |
28 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
29 | いま合掌すれば黄金のかたつむり |
30 | 藍いろの火がきつとある桜の夜 |
31 | ひかる海に背を擦られつつ枯野めざす |
32 | 十五歳抱かれて花粉吹き散らす |
33 | 今の世も男と女西鶴忌 |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
36 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
37 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
38 | 折れ易き白墨ばかり土用浪 |
39 | 炉を囲み顔面土器に似るは誰ぞ |
40 | 片陰のゴリラ助走をくりかえす |
41 | 今生の汗が消えゆくお母さん |
42 | サイフォンに胎動兆す寒夜なり |
43 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
44 | どれも口美し晩夏のジャズ一団 |
45 | 若鮎の二手になりて上りけり |
46 | 十月の風を休ませ片想い |
47 | 青柿が青し線香二本づつ |
48 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
49 | 白梅や天没地没虚空没 |
50 | あんかうや孕み女の釣るし斬り |
2025年2月16日 09時35分更新(随時更新中)