Tres
トレス
トレス
tres
- ラテン語、スペイン語、ポルトガル語などで「3」
- トレス (イタリア) - イタリアの町
- トレス・マクニール - アメリカの声優
- 大西洋両岸系外惑星サーベイ (TrES)
- トレス (楽器) (Tres) - キューバの弦楽器
torres
- トレス海峡 - オーストラリア‐パプアニューギニア間の海峡。
- トレス諸島 (Torres Islands) - ヴァヌアトゥ、トルバ州の諸島。
- トレス (ブラジル) (Torres) - ブラジル、リオ・グランデ・ド・スル州の都市
- ルイス・バーエス・デ・トーレス - スペインの探検家
- ベラナ・トレス - 『スタートレック:ヴォイジャー』の登場人物
その他
大西洋両岸系外惑星サーベイ
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大西洋両岸系外惑星サーベイ(たいせいようりょうがんけいがいわくせいサーベイ、Trans-Atlantic Exoplanet Survey, TrES)とは、太陽系外惑星の観測を行う国際的な天文サーベイである。系外惑星が主星の手前を通過し恒星の光を遮る様子を観測する方法(トランジット法)で系外惑星の検出を行っている。
概要
TrES の観測網は小規模かつ低コストで、3台の望遠鏡がアメリカ・アリゾナ州のローウェル天文台、カリフォルニア州のパロマー天文台、スペイン領カナリア諸島に設置されている。CCDカメラを搭載した口径4インチ (10cm) のシュミット式望遠鏡を使用し、自動で観測ルーチンを実行している。計画の立案には、天体物理学センターのデイビッド・シャーボノー、アメリカ大気研究センターのティモシー・ブラウン、ローウェル天文台のエドワード・ダンハムが携わった[1]。
TrES は2011年までに5つの惑星を発見している。一般的に系外惑星は主恒星の名前の後にアルファベットの小文字を付け足した名称で呼ばれるが、TrES が発表する論文ではこれに従わない命名法が使用されている。TrES-に始まる名称は、惑星であることを明示するために末尾に"b"が付け加えられることもあるが、"b"が添えられていない場合でも恒星ではなく惑星自体を指すことに注意が必要である。
恒星 | 星座 | 赤経 | 赤緯 | 等級 | 距離 (光年) | 分類 | 惑星 | 質量 (木星質量) |
半径 (木星半径) |
軌道周期 (日) |
軌道長半径 (天文単位) |
離心率 | 傾斜角 (°) |
発見年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GSC 02652-01324 | こと座 | 19h 04m 09s | +36° 37′ 57″ | 11.79 | 512 | K0V | TrES-1 | 0.61 | 1.081 | 3.030065 | 0.0393 | 0.135 | 88.2 | 2004 |
GSC 03549-02811 | りゅう座 | 19h 07m 14s | +49° 18′ 59″ | 11.41 | 750 ± 30 | G0V | TrES-2 | 1.199 | 1.272 | 2.47063 | 0.03556 | 0 | 83.62 | 2006 |
GSC 03089-00929 | ヘルクレス座 | 17h 52m 07s | +37° 32′ 46″ | 12.4 | 1300 | G | TrES-3 | 1.92 | 1.295 | 1.30619 | 0.0226 | ? | 82.15 | 2007 |
GSC 02620-00648 | ヘルクレス座 | 17h 53m 13s | +37° 12′ 42″ | 11.592 | 1400 | F8 | TrES-4 | 0.919 | 1.799 | 3.553945 | 0.05091 | 0 | 82.86 | 2007 |
GSC 03949-00967 | はくちょう座 | 20h 20m 53s | +59° 26′ 56″ | 13.718 | 1170 | G | TrES-5 | 1.778 | 1.209 | 1.4822446 | 0.02446 | ? | 84.529 | 2011 |
脚注
- ^ Alonso et al. (2004). “TrES-1: The Transiting Planet of a Bright K0 V Star”. The Astrophysical Journal Letters 612 (2): L153–L156. doi:10.1086/425256.
関連項目
地上観測
宇宙望遠鏡
外部リンク
- http://www.space.com/scienceastronomy/070806_largest_exoplanet.html
- “Network of Small Telescopes Discovers Distant Planet”. Lowell Observatory. 2007年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月15日閲覧。
tres
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 01:40 UTC 版)
男性・女性の主格trēsはゴート語のþreis(「三」)、ギリシャ語のτρεῖς (treîs)(「三」)、サンスクリット語のSanskrit त्रयः (trayaḥ)(「三」)と同一の語源を持ち、これらはインド・ヨーロッパ祖語の*trei̯-esに遡る。元々ラテン語に存在した対格の語形のtrīsは、ウンブリア語(Umbrian)のtrif、ゴート語のþrins、古アイルランド語のtrí、ギリシャ語のτρίνς (tríns)、インド・ヨーロッパ祖語の*tri-nsの系統であったが、前古典ラテン語期に駆逐された。中性のtriaはウンブリア語のtriia、ギリシャ語のτρία (tría)に相当する。属格のtriumはインド・ヨーロッパ祖語の*trii̯-omの直系の系譜に連なっており、これはギリシャ語のτριῶν (triôn)が長母音の-ōnを持つのとは異なっている(ギリシャ語のこの語形は第2格変化の-o-omに由来する)。与格・奪格のtribusはウンブリア語のtris(祖形*trifos)とともにインド・ヨーロッパ祖語の*tri-bʰosを保存している。ロマンス系言語が受け継いだのはラテン語の無変化形のtrēsのみであり、スペイン語・カタルーニャ語・オクシタン語のtres、ポルトガル語のtrês、フランス語のtrois、ロマンシュ語のtrais, treis、ルーマニア語のtreiなどである。
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