リフレクター【reflector】
読み方:りふれくたー
レフレクター【reflector】
レフ板
【英】reflector, reflector board
レフ板とは、光反射を照射するための反射板のことである。主に屋外での撮影時に、逆光などで生じた影に補助光を与えるために用いられる。
レフ版の表面は光の反射率が高い素材で覆われている。白や銀色などの種類があり、必要な光量に応じて使い分けができるように表裏でセットになっているものも多い。
撮影時に光を補う方法としては、ストロボ(フラッシュ)によって日光の影となる部分に光を補う日中シンクロ方式がある。レフ版はかさばるため持ち運びに難があるが、より柔らかくて自然な光を補うことが可能である。また、市販のレフ版の中には小さく折り畳めるものも多い。
リフレクター
夜間の衝突事故防止のため、無灯火で駐車中でも視認できる灯光反射器である。テールランプの球切れで走行しているクルマの認知にも役立つ。保安基準では車種により、前部に白色、側面に橙色と赤色、後部に赤色の反射器の装着を義務づけており、いずれも150mの距離から走行ビームで照射したとき、その反射光を、照射位置から確認できる反射性能を有する必要がある。前部反射器はトレーラーの前面、側面用は長尺トラック、後面用はすべての車両に取り付けなければならない。
REFLECTOR
分類:人工衛星
名称:REFLECTOR/リフレクター
小分類:航行・測位衛星
運用機関・会社:IPIE/アメリカ空軍/NASA
打上げ年月日:2001年12月10日
打上げ国名・機関:ロシア共和国、アメリカ合衆国
打上げロケット:ゼニート
打上げ場所:バイコヌール宇宙基地(チュラタム射場)
国際標識番号:01056E
解説:
リフレクターは、地上にあるスペースデブリ用レーザー観測システムや光学センサーの精度を微調整するために、ロシアとアメリカ空軍が共同で打ち上げたミニ衛星です。長さ約1.43メートルの棒の各部に32個の反射器が取り付けられ、地上からのレーザーを反射します。スペースデブリとは、軌道上に浮かぶ衛星やロケットの破片です。1999年の時点で正確に把握されているデブリだけでも約9千個あり、スペースシャトルや国際宇宙ステーションにぶつかる危険性があります。
REFLECTORをよく知るためのアラカルト
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの?
アルミのマイクスタンドのような形で、46センチメートル幅の棒を十字に組み合わせ、そこから高さ1.43メートルの棒が出ています。棒の四方に三角形のフィンが4枚あり、棒の各先端と長い棒の真ん中あたりに、合計32個のレーザー反射器が取り付けられています。重さは約6キログラムです。
2.どんな目的に使用されるの?
地上のレーザー観測システムや、さまざまな光学センサーを調整するために打ち上げられました。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
約8カ月にわたって、地上のレーザー観測機システムの調整に利用されました。
4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
ありません。
5.どのように地球を回るの?
遠地点高度1015キロメートル、近地点高度996キロメートルで軌道傾斜角99.7度の地球を周回する円軌道を17時間25分で回りました。
リフレクター
リフレクター (Reflector) は、光や音などの波を反射 (Reflection) させる装置のこと。反射器・反射板とも呼ばれる。
- 写真撮影時に、被写体に光を反射させる板。レフ板を参照。
- 道路上の車両に取り付けられる、自分の存在を知らせるために取り付けられた反射器材。反射材を参照。
- パラボラアンテナ・無給電中継装置等に取り付けられている、電波を反射させる板。
- レーダーリフレクター - レーダー波を意図的に反射させ発見を容易にする装置。
- 飛行時間質量分析計において荷電粒子の飛行する向きを反転させる装置(「イオンミラー」とも)。リフレクトロンを参照。
- コンサートホールなどに取り付けられる、音を反射させる板。反響板を参照。
- コンピュータゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでフォックス・マクラウドなどが使用する必殺ワザのひとつ。
- カナダのロックバンド、アーケイド・ファイアによる4thアルバム。『リフレクター (アルバム)』を参照。
関連項目
- reflectorのページへのリンク