poise
「poise」とは、「釣り合い」や「バランス」「安定」といった安定した状態でバランスが取れていることや落ち着いていることを意味する英語表現である。
「poise」とは・「poise」の意味
「poise」とは、釣り合い、バランス、平静という意味で用いられる名詞・動詞である。文脈によって幅広い意味で用いられ、名詞としては態度、振る舞い、冷静という意味のほか、宙ぶらりん、未決の状態という意味で使われることもある。動詞としては、平衡状態にある、釣り合っているという意味や、の準備をする、身構える、鳥などが空を舞う、などの意味で用いられる。「poise」のスラングとしての意味
「poise」は、スラングでは人や物を投げ飛ばすという意味で使われる。「It's rubbish, just poise it into the trash can.(それはガラクタだからゴミ箱に捨てといて)「I managed to poise the enemy into the pond.(なんとか敵を池に沈めた)」などの表現ができる。「poise」の語源・由来
「poise」の語源は、伸びさせるという意味の印欧語根の「pend-」である。印欧語根の「pend-」が、重さを量るという意味のラテン語の「pendo」、重みという意味のラテン語の「pesum」、天秤の重りという意味の中期フランス語の「poise」を経由し、英語の「poise」になった。また、年金という意味の英語の「pension」と同じ語源である。「poise」の覚え方
「poise」の覚え方は、語源と絡めるのが良い。「poise」は「天秤の重り」という意味の古期フランス語の「poise」に由来している。「天秤の重り」から、均衡がとれる、バランスがとれる、安定したなどをイメージすることができるため、「poise」の意味を覚えやすい。「poise」を含む英熟語・英語表現
「with poise」とは
「with poise」とは、落ち着いて、安定して、体の平衡を保って、という意味の英語表現である。「She behaved with poise even in difficult situations.(彼女は困難な状況でも落ち着きを持って行動した)」「He dealt with the complainer who shouted at him with poise.(彼は怒鳴り散らすクレーマーに落ち着いて対処した)」などの表現ができる。
「be poised to do」とは
「be poised to do」とは、~する用意ができている、~する態勢にある、~する構えだ、という意味の英語表現である。「He is poised to be a leader in this party.(彼はこの党のリーダーになる準備ができている)」「The corrupt politician is posed to remain in office.(汚職した政治家は現職にとどまる構えである)」などの表現ができる。
「poise」を含む用語の解説
「poise(単位)」とは
「poise(単位)」とは、CGS単位系の粘度を量る単位である。流体内に1cmにつき1cm/sの速度勾配がある状態で、その速度勾配の方向に垂直な面で速度の方向に1平方センチメートルにつき1dynの力の大きさの応力が生ずる粘度と定義されている。食品や医薬品の分野で広く用いられる単位である。
「poise」の使い方・例文
・She looked embarrassed for a moment on the stage, then quickly regained her poise.(彼女はステージ上で一瞬恥ずかしそうに見えたが、すぐに落ち着きを取り戻した)・It was his extraordinary dignity and poise, forbidding that impressed those who knew him.(彼を知る人々に感銘を与えたのは、彼の並外れた威厳と身のこなしだった)
・Her skin was creamy, her eyes brown, and she moved with enormous poise and grace in high-heeled white sandals.(彼女の肌はクリーミーで、目は茶色く、ハイヒールの白いサンダルを履いて非常に落ち着いて優雅に動いた)
・She looked calm and he wondered how she could face her own possible death with such confidence and poise.(彼女は落ち着いているように見え、彼は、彼女がどのようにして自信を持って落ち着いて自分の死に直面できるのか疑問に思った)
・The palate is full, plush and concentrated with great poise and velvety tannins.(口当たりはふっくらとして贅沢で、凝縮感があり、素晴らしい落ち着きとビロードのようなタンニンがある)
・Mental concentration is very important, which improves awareness, poise, and posture.(精神集中は非常に重要であり、意識、落ち着き、姿勢を改善する)
・These changes can then translate into greater confidence and poise in all our everyday activities.(これらの変化は、私たちの日常のすべての活動において、より大きな自信と落ち着きにつながる)
・A luxury style stands out and accentuated her elegance, beauty, poise, and confidence.(豪華なスタイルが際立っており、彼女のエレガンス、美しさ、落ち着き、自信を強調している)
・Her confidence and poise show that she is a top singer.(彼女の自信と落ち着きは、彼女がトップ シンガーであることを示している)
ポアズ
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ポアズ poise | |
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記号 | P |
系 | CGS(非SI単位、法定計量単位) |
種類 | 組立単位 |
量 | 粘度 |
SI | 0.1 Pa·s |
組立 | (dyn/cm2)/((cm/s)/cm) = dyn·s/cm2 |
定義 | 流体内に1 cmにつき1 cm/sの速度勾配があるとき、その速度勾配の方向に垂直な面において速度の方向に1 cm2につき1 dynの力の大きさの応力が生ずる粘度 |
語源 | ジャン・ポアズイユ |
ポアズ(poise, 記号:P)は、CGS単位系における粘度の単位である。1913年に提唱されたもので、その名前はフランスの物理学者であるジャン・ポアズイユにちなむ。
1ポアズは、流体内に1センチメートル(cm)につき1センチメートル毎秒(cm/s)の速度勾配があるとき、その速度勾配の方向に垂直な面において速度の方向に1平方センチメートル(cm2)につき1ダイン(dyn)の力の大きさの応力が生ずる粘度と定義されている。すなわち、1 P = 1 (dyn/cm2)/((cm/s)/cm) = 1 dyn·s/cm2となる。
実際には、100分の1のセンチポアズ(cP)や1000分の1のミリポアズ(mP)がよく使われていた。
SIにおける粘度の単位はパスカル秒(Pa·s)であり、ポアズとの換算は 1 Pa·s = 1 kg/m·s = 10 P となる。ポアズは非SI単位であり、SIでは非推奨の単位としている。日本の計量法においては、ポアズは国内外で広く用いられており、使用を禁止することで混乱を招くおそれがあるため、法定計量単位として使用を認めている(計量法第四条第二項関係、計量法に基づく計量単位一覧#SI単位のある量についての非SI単位(5量18単位))。
摂氏25度における水の粘度は0.0089ポアズ(8.9ミリポアズ)である。
関連項目
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