lumpとは? わかりやすく解説

lump

別表記:ランプラムプ

「lump」とは、かたまり・しこり・集合体のことを意味する英語表現である。

「lump」とは・「lump」の意味

「lump」とは英語の名詞動詞である。名詞「lump」として、基本的にかたまり」「だま」「しこり」「こぶ」「角砂糖」「集合体」「大多数」といった意味を指す。名詞「lump」の複数形は「lumps」で、「続けざまに殴ること」「批判」「当然の報い」といった固有の意味を持つ。またスラングとして「lump」を使用すると、「のろま」「とんま」「でくの坊」「愚か者」「能無し」といった意味を表す。

動詞「lump」として、「ひとまとめにする」「固める」「一括して扱う」「同一視する」といった意味を表現する動詞「lump」の活用形は、三人称単数現在形が「lumps」、現在分詞が「lumping」、過去形が「lumped」、過去分詞が「lumped」と変化する。「lump」の覚え方には、「ランプ(lump)の中で、ろうそく溶けてかたまりになっている」などの語呂合わせ挙げられる

「lump」の発音・読み方

「lump」の発音記号は、「lʌ́mp」と表記される。「lump」の読み方は、カタカナで「ラムプ」と表記される。「ラムプ」の「ラ」の部分アクセント付けて発音をする。

「lump」の語源・由来

「lump」の詳しい語源元の意味不明とされている。古英語時代に「lump」が成立した考えられているが、記録として残されていない。おそらくスカンジナビア諸語関連があるとされ、「ブロック」「丸太」といった意味のデンマーク語の名詞「lumpe」、中高ドイツ語名詞「lumpe」、初期近代オランダ語名詞「lompe」から影響受けているともされている。

「lump」を含む英熟語・英語表現

「In a lump」とは


ひとまとめにして」「一括にして」といった意味を持つ。

「lump in my throat」とは


直訳すると「喉に塊がある」「喉が詰まって」になる。転じて「(感動して胸がいっぱいになる」「熱いものがこみ上げてくる」といった意味を指す。

「sugar lump」とは


角砂糖」を意味する。「lump of sugar」とも表現される

「lump of」とは


一欠片の」「一塊の」といった意味である。

「lump it」とは


しかたなく受け入れる」「我慢する」「辛抱する」といった意味を持つ。また「like it or lump it」の形式で、「好きでなくても我慢しろ」「否が応でも」といった意味を持つ。

「lump 人・物 all together」とは


人・物一緒くたに扱う」「人・物同類に扱う」といった意味を表す。

「lump A in with B」とは


「AとBを同一視する」「AとBを同列にみなす」といった意味を指す。

「lump」に関連する用語の解説

「lump sum」とは


一括払い」「一時金」といった意味を持つ。

「lump of sugar(ゲームブランド)」とは


有限会社ランプオブシュガー」の美少女ゲームアダルトゲームブランドである。愛称は「角砂糖」。ブランド名の由来は、コーヒー角砂糖入れるように、苦味甘味調和した作品つくりたいということから「lump of sugarとなった2005年4月から活動始め2005年11月25日デビュー作Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」をリリースしたイラストレーター萌木原ふみたけ」のかわいい作画明る作風が、「lump of sugar」の作品特徴である。特に「タユタマ -Kiss on my Deity-」はアニメ化され、以後シリーズ化されるなど「lump of sugar」を代表する作品である。2016年12月には「lump of sugar」の姉妹ブランドとなる「QUINCE SOFT」が発足された。

「lump」の使い方・例文

「lump」の使い方として、以下の例文挙げられる

・He always puts two sugar lumps in his coffee.(彼は必ずコーヒー角砂糖2つ入れて飲む)
・She found a lump at the base of her neck, so she went to the hospital.(彼女は首の付け根にしこり見つけたので、病院行った
My son's performance was so wonderful that I felt lump in my throat.(息子演奏あまりにも素晴らしかったので、私は胸がいっぱいになった
As he is rich, he bought a luxury car on a lump sum.(彼は金持ちなので、高級車一括払い購入した
・My father lumps me in with my brother.(父親は私と弟を同一視している)

ルマジンタンパク質

(lump から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/20 05:01 UTC 版)

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ルマジンタンパク質 (Lumazine protein、LumP) は発光バクテリア内在の蛍光タンパク質の一種であり、バクテリアルシフェラーゼの発光色を緑(極大発光波長495 nm)から青(極大発光波長475 nm)へとシフトさせる機能を持つ。また、色を変えるだけでなく、発光強度も3倍程度まで高めることが知られている。そのため、LumPをもつ発光バクテリア種は、ルシフェラーゼしかもたない種と比べて、発光強度が高い。LumPはルマジン誘導体を発色団とする。

現在、LumPはPhotobacterium属でのみ保有していることが確認されている。LumPを保有している種として、P. phosphoreum、そしてP. leiognathiが知られている。近年、P. phosphoreumの近縁種である、P. kishitaniiにおいても、その存在が確認された。

特徴

LumPの発色団は 6,7-dimethyl-8-(1'-D-ribityl)lumazine(以下、DMRL) であることが報告されている。DMRLは枯草菌等のリボフラビン生合成系において、リボフラビンの前駆体にあたる物質である。そのため、プテリジン環とリビチル鎖からなる、リボフラビンとよく似た構造を持つ。波長410nmの光で励起すると、470~480nm付近の蛍光を発する。類似の構造をもつ、リボフラビン、FMNもまた、LumPと結合することが可能であるが、ルシフェラーゼとの反応させた際に発光色シフトを起こすのは、DMRL結合時のみであることが報告されている。

LumPは単独では、その機能を発揮することはない。発光バクテリアのルシフェラーゼ反応中において、励起状態のルシフェラーゼと複合体を形成することで、ルシフェラーゼから、効率的なエネルギー移動を促していると考えられている。しかし、なぜブルーシフトが起きるのか、またどのようにルシフェラーゼとの複合体を形成しているのか、その詳細な発光変調のメカニズムはわかっていない。

大腸菌を用いて、LumPの組み替えタンパク質を作製することは可能であるが、通常の条件(大腸菌の至適温度である37度で、LB培地で培養)すると、大量に発現するものの(1リットルのLB培地から、20~30 mg程度)、うまく構造をとれず、不溶性画分において、その存在が確認できる。しかし、尿素を用いて可溶化、リフォールディングを行うことができる。このリコンビナントタンパク質は、リガンドとの結合能、蛍光特性、CDスペクトルなどの結果から、機能・構造的には天然由来のLumPと全く遜色ない事がわかっている。これを用いて、大量のLumPタンパク質を得る事が可能なため、生化学的データ、および後述する構造学的データは、この方法を用いたリコンビナントタンパク質にて得られている。

構造解析

X線結晶構造解析により、LumPの高次構造は明らかとなっている(下図参考)。現在までに2種類のLumPの結晶構造が明らかとなっている。その全体構造は、大きく2つのドメイン(N末端側ドメインとC末端側ドメイン)に分けることができる。このことはアミノ酸配列からも、N末端側とC末端側は配列類似性が高いことから確認できる。それぞれのドメインには、6本の逆平行βストランドで構成されるβバレルを持ち、2つのαヘリックスが存在する。このうち、リガンドが確認できるのは、N末端側ドメインのみであり、C末端側には存在しない。なぜ、N末端ドメインにしか、リガンドが結合していないのか、といった点は不明である。

これらの構造学的特徴は、アミノ酸配列上相同性の高い、リボフラビン合成酵素(以下、RS)でも確認することができる。ただし、RSではC末端側にもリガンドが結合し、また、C末端には大きく突き出たαヘリックスが一本存在する。リボフラビン合成酵素においては、このC末端側のヘリックスがつがいの役目を果たし、三量体を形成することがわかっている。N末端、C末端側にリガンド結合サイトが存在することにより、三量体中で、あるRS分子のN末端側リガンド結合ドメインが隣り合う別のRS分子のC末端側のリガンド結合ドメインと近接することで、反応を触媒し、リボフラビンを合成するモデルが立てられている。LumPでは、C末端のαヘリックスを持たず、C末端側にはリガンドが結合しないために、触媒活性も持たず、単量体で存在するのだと考えられる。

現在までに本来の発色団であるDMRL、およびアナログ分子であるリボフラビン、フラビンモノヌクレオチド (FMN) の3種での構造解析が終了しており、それぞれの構造情報から予想される結合の強さと、既報の生化学的データは矛盾しないことがわかっている。

図. Lumazine protein(DMRL複合体)の全体構造

N末端側ドメインを青、C末端側ドメインを水色で示す。 リガンドはN末端側にのみ結合する。

類似のタンパク質

LumPと類似のタンパク質として、YFP(黄色蛍光タンパク質、Yellow fluorescent protein)が知られている。アミノ酸配列上、LumPと似ており、その高次構造もまた似ていると考えられている。発色団としてフラビンモノヌクレオチド(FMN)を持ち、ルシフェラーゼの発光色を緑から黄色(540 nm)に変えることが知られている。YFPはVibrio fischeri Y-1株でのみ、その存在が確認されている。なお、このYFPは、オワンクラゲ由来のGFP(緑色蛍光タンパク質)を改変させたYFPとは全く異なるタンパク質である。

GFPを保有するオワンクラゲなどでは、これと同様に発光タンパク質から蛍光タンパク質への光エネルギーの受け渡しが確認されており(発光タンパク質:イクオリン、蛍光タンパク質:GFP)、イクオリンの青色がGFPにより緑色になる。しかし、LumPのように発光波長がブルーシフトすることはなく、ブルーシフトする例は発光バクテリアを除いて、確認されていない。


lump

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 05:58 UTC 版)

ランプ」の記事における「lump」の解説

ウィクショナリー関連辞書項目あります。lump 粘土練り粉砂糖などの塊。詳細は「固形物」を参照

※この「lump」の解説は、「ランプ」の解説の一部です。
「lump」を含む「ランプ」の記事については、「ランプ」の概要を参照ください。

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