harm
「harm」とは、害・危害・不都合のことを意味する英語表現である。
「harm」とは・「harm」の意味
「harm」とは、害や危害、不都合という意味で用いられる名詞・動詞である。肉体的・身体的に傷つけたり、何かを壊したり、状況などを悪化させたりする時に用いる表現である。「harm」の形容詞形は「harmful」で、有害な、害を及ぼすという意味である。また、音楽用語の「harmony」はスペルに「harm」が含まれるが、「危害・不都合」とは真逆の「調和・和音」という意味である。「harmony」と「harm」はスペルは似ているが、語源も異なり関連性はない。そのため、全く異なる意味を持つ。「harm」の活用変化一覧
現在形:harm過去形:harmed
過去分詞:harmed
現在分詞:harming
「harm」の比較級・最上級
「harm」は名詞・動詞であるため比較級・最上級はない。どうしても比較級・最上級にしたい場合は、「harm」の形容詞形の「harmful」を変換させる。比較級:more harmful
最上級:the most harmful
「harm」の語源・由来
「harm」の語源は、危害という意味を持つゲルマン祖語の「harmaz」である。「harm」と「harmful」の違い
「harm」と「harmful」は、どちらもゲルマン祖語の「harmaz」を語源としており、「危害」という意味を持つ。しかし、「harm」は名詞・動詞であるのに対し、「harmful」は形容詞であるため品詞が異なる。名詞:Drinking brings harm to the heart. (飲酒は心臓に害をもたらす)
動詞:Drinking harms me (飲酒は、私に害を与える)
形容詞:Drinking is harmful to me (飲酒は、私に有害だ)
「harm」を含む英熟語・英語表現
「do harm」とは
「do harm」とは、害を加える、害を及ぼすという意味の英語表現である。
・The oil crisis did our country a great deal of harm.(石油危機は我が国に多大な損害を与えた)
・I try to choose products that do less harm to the environment.(環境への害が少ない製品を選ぶようにしている)
・It wouldn’t do you any harm to touch that animal.(その動物に触れても害はない)
「no harm」とは
「no harm」とは、害がない、無害という意味の英語表現である。
・She was relieved to see her dog had come to no harm.(愛犬が無傷で済んだことを知って、彼女はほっとした)
・I see no harm in making a bucket list.(やりたいことリストを作成することに害はない)
・There’s no harm in speaking.(話しても損はない)
「harm」を含む用語の解説
「harmの法則」とは
「harmの法則」とは、メンタリストDaiGoが提唱している法則である。人間の悩みのほとんどは、Health(健康・美容・容姿)、Ambition(将来・夢・キャリア)、Relation(人間関係・恋愛・結婚)、Money(お金)の4つに分けられるというものである。「harmの法則」をビジネスに活用している企業も多く、特に4つの悩みをさらに年齢別で細分化することで、ターゲットをより明確に定めることが可能である。また、「harmの法則」を利用することで悩みを解決することもできる。例えば、太っていることに悩んでいる場合は、Hearth(美容・容姿)の悩みとなる。解決方法としては、日々の食習慣を見直す、適度な運動を行うことなどがあげられる。
「harm」の使い方・例文
・Huge projects designed to support poor people can sometimes do more harm than good.(貧しい人々を支援するために設計された大規模なプロジェクトは、時には利益よりも害を及ぼす可能性がある)・Should any harm befall me during the trial, you may open this letter.(裁判中に何か危害が加えられた場合は、この手紙を開いてください)
・She only buys eco-friendly product without harming environment.(彼女は、環境に害を与えることのないエコフレンドリーな製品のみを購入する)
・The chemical that discharged into the sea seriously harmed a lot of fishes and sea mammals.(海に放出された化学物質は、多くの魚や海洋哺乳類に深刻な被害をもたらした)
・The hurricane blew out a lot of houses, but none of the residents were harmed.(ハリケーンは多くの家屋を吹き飛ばしたが、住民に被害はなかった)
・These new regulations could cause serious harm to wealthy class.(これらの新しい規制は、富裕層に深刻な害を及ぼす可能性がある)
・She'll do anything to protect her family from harm.(彼女は家族を危害から守るためなら何でもする)
・He has suffered serious physical harm in a traffic accident.(彼は交通事故で深刻な身体的被害を被った)
・He would never intentionally harm his classmates.(彼はクラスメートを故意に傷つけることは決してなかった)
・The scandal has seriously harmed his reputation as a politician.(そのスキャンダルは政治家としての彼の評判をひどく傷つけた)
Harm
危害
危害(きがい、英: harm)は、「人の障害や健康喪失の状態、または財産や環境の価値喪失状態」と定義すると合理的であると、佐藤吉信は述べている[1]。 国際基本安全規格においては「人の受ける身体的傷害若しくは健康傷害,又は財産若しくは環境の受ける害」[2]と定義されている。
公益財団法人日本食肉消費センターの用語集では、ハザード(英: hazard)を「危害」と訳している例もあるが[3]、電気の国際標準ではハザードと危害は別の定義である[1]。 ハザードは、危険の源が潜在的で暴露していない状態である。このハザードが危険事象というイベントによって状態遷移をして危害(harm)というハザードが暴露した状態になる[1]。
危害の影響の大きさ(ひどさ)は、保護対象の性質(人、財産、環境)や、傷害または健康障害の強度(軽い、重い、死亡)、危害の範囲(1人、複数)などが考慮される[4]。 危害の発生確率は、危険源にさらされる頻度及び時間、危険事象の発生確率、危害回避または制限の可能性から算出する[4]。
危害のカテゴリ
危害のカテゴリは以下の3つの組合せで分類される[4]。
- 傷害のひどさ
- 軽傷(完治可能)
- 死亡を含めて重症(通常は完治しない)
- 危険源にさらされる頻度または時間
- 「滅多にない」
- 「時々」
- 「頻繁」
- 「継続的」
- 危険源回避の可能性
- 特定の状況下で可能
- ほとんど不可能
脚注
参考文献
- ISO/IEC GUIDE 51:2014
- JIS Z 8051:2004
- 機械安全/機能安全 実用マニュアル、日刊工業新聞
関連項目
- harmのページへのリンク