dbx
.dbx
dbx 関数
導入
dbx モジュールは、データベース抽象化レイヤ(db 'X' の 'X' は、 サポートされるデータベースの一つを意味します)のことです。dbx 関数 により、サポートされる全てのデータベースを単一の呼出表記により アクセスすることが可能になります。dbx 関数自体は、データベースへの 直接のインターフェイスを有しませんが、それらのデータベースをサポート するために使用されるモジュールへのインターフェイスを有します。注意: この拡張モジュールは » PECL レポジトリに移動 されており、以下のバージョン以降 PHP にバンドルされなくなっています。 PHP 5.1.0.
要件
dbx モジュールでデータベースを使用可能とするには、そのモジュールが PHP にリンクされるかロードされる必要があり、そのデータベースを dbx モジュールがサポートされている必要があります。現在 以下のデータベースがサポートされていますが、他のデータベースも 追加される予定です。- FrontBase (PHP 4.1.0 以降で利用可能)
- Microsoft SQL Server
- MySQL
- ODBC
- PostgreSQL
- Sybase-CT (PHP 4.2.0 以降で利用可能)
- Oracle (oci8) (PHP 4.3.0 以降で利用可能)
- SQLite (PHP 5)
dbx にデータベースのサポートを追加するためのドキュメントは、 » http://www.guidance.nl/php/dbx/doc/ にあります。
インストール手順
これらの関数を利用可能にするには、 --enable-dbx オプションを使用して dbx サポートを有効にし、また、使用するデータベースに関するオプション、 例えば MySQL の場合は --with-mysql=[DIR] も指定して PHP をコンパイルする必要があります。 他のサポートされるデータベースを dbx モジュールで動作させるには、 個別のドキュメントを参照してください。実行時設定
php.ini の設定により動作が変化します。表 51. DBX 設定オプション
名前 | デフォルト | 変更の可否 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
dbx.colnames_case | "unchanged" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.3.0 以降で有効です。 |
PHP_INI_* 定数の詳細および定義については 付録 G. php.ini ディレクティブ を参照してください。
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
- dbx.colnames_case string
-
カラム名は、変更されず("unchanged"の場合)に返すか、大文字
("uppercase"の場合)または小文字("lowercase"の場合)に変換すること
ができます。このディレクティブは、dbx_query()
のフラグで上書きすることが可能です。
リソース型
dbx モジュールでは2種類のリソース型があります。最初のリソースは、 データベース接続用のリンク object で、2 番目はクエリ結果を 結果 object です。定義済み定数
以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。- DBX_MYSQL (integer)
- DBX_ODBC (integer)
- DBX_PGSQL (integer)
- DBX_MSSQL (integer)
- DBX_FBSQL (integer)
- DBX_OCI8 (integer) (PHP 4.3.0 以降で有効)
- DBX_SYBASECT (integer)
- DBX_SQLITE (integer) (PHP 5)
- DBX_PERSISTENT (integer)
- DBX_RESULT_INFO (integer)
- DBX_RESULT_INDEX (integer)
- DBX_RESULT_ASSOC (integer)
- DBX_RESULT_UNBUFFERED (integer) (PHP 5)
- DBX_COLNAMES_UNCHANGED (integer) (PHP 4.3.0 以降で有効)
- DBX_COLNAMES_UPPERCASE (integer) (PHP 4.3.0 以降で有効)
- DBX_COLNAMES_LOWERCASE (integer) (PHP 4.3.0 以降で有効)
- DBX_CMP_NATIVE (integer)
- DBX_CMP_TEXT (integer)
- DBX_CMP_NUMBER (integer)
- DBX_CMP_ASC (integer)
- DBX_CMP_DESC (integer)
目次
- dbx_close — オープンされた接続/データベースを閉じる
- dbx_compare — ソートするために二つのレコードを比較する
- dbx_connect — 接続/データベースをオープンする
- dbx_error — 使用するモジュールの最新の関数コールにおけるエラーメッセージを出力する
- dbx_escape_string — SQL ステートメントで安全に使用できるように文字列をエスケープする
- dbx_fetch_row — DBX_RESULT_UNBUFFERED フラグを指定した クエリ結果から、行を取得する
- dbx_query — クエリを送信し、(ある場合には)結果を全て取得する
- dbx_sort — カスタマイズされたソート関数により、dbx_query から結果をソートする
dbx
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 07:16 UTC 版)
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dbx(ディー・ビー・エックス)は、米国ユタ州の音響機器メーカーで、現在はハーマン・インターナショナル傘下にある。また、同社が開発したノイズリダクションシステム。
dbx, Inc.
1971年、デヴィット・ブラックマー(David E. Blackmar)によって設立された音響機器メーカーである[1]。dbxという社名は、創業者デヴィットのもつ Decibel Expansion というアイディアにちなんで命名された[1]。 主力製品として、プロ用コンプレッサー、リミッター、マイクプリアンプ等シグナルプロセッサを製造する。
dbxノイズリダクション

dbxノイズリダクションは、コンパンディング技術を応用したノイズリダクションシステムであり1970年代初頭に創業者であるブラックマーによって発明された。アナログテープレコーダーやレコードなどに利用される。
録音時に原信号の全信号レベルを一律に最大レベルに近付けさせる(最大レベルを 0db とすると、たとえば、-20db → -10db, -10db → -5db といったように。ダイナミックレンジの圧縮)変換を掛けて、再生時には逆に小さい信号ほど小さくする逆変換(さきほどの例の場合なら -5db → -10db, -10db → -20db といったように。ダイナミックレンジの伸長)を掛けることによる、ノイズリダクションの方式で38cm/s以上のテープ速度を持ったオープンリールアナログテープデッキ用、およびサンプリング周波数が40kHz以上のデジタルレコーダー用に特化した業務用向けのType Iとアナログカセットテープデッキ用、および19cm/s以下のテープ速度を持ったオープンリールアナログテープデッキ用に特化した民生用(個人用)向けのType IIがある。
ドルビーノイズリダクションシステムなどと比べ、可聴域全帯域幅のノイズを抑圧できるという特長がある。一方でドルビー方式であれば高域を下げるなどの簡易的な方法でも一応それらしく再生できるのに対し、dbx方式は対応機器以外では、2000年代後半に目立つようになってきたマスタリングのような「音圧を上げた」状態で再生する他ない、という弱点がある。また変換に必須である指数・対数変換回路はテープの全盛期には高価であった。
![]() | (補足)ノイズリダクションシステムとして見た場合の動作は上記の通りであるが、本システムは本来ダイナミックレンジエキスパンダであり、0dBより大きい信号は逆に半分のレベルに下げて記録される(+6dB→+3dB、+10dB→+5dB)。よってCD時代と共に注目された本システムの本質は、低レベルのノイズレベルの低減に加え、カセットテープのダイナミックレンジであってもCDのダイナミックレンジに近いレベルを記録出来る事も挙げられる。ただし当時はCDのノイズレスの部分が大きく注目されたため、一般的にはノイズリダクションとしてアンダー0dBでの動作が目立って紹介された。 |
圧縮伸長比は1:2であるため上記レベル変換となっているが、それ故他システムでの簡易再生は実質不可であった事も衰退の原因となった。類似システムには圧縮伸長比1:1.5のadres(東芝)、比は同じで周波数の帯域分割をしたSuperD(三洋電機)、コンパンダ(日立製作所)、ハイコム(テレフンケン)等のノイズリダクションシステムが挙げられる。
特許
- US application 3681618, BLACKMER, DAVID E., "RMS CIRCUITS WITH BIPOLAR LOGARITHMIC CONVERTER", published 1972-08-01
- US application 3714462, BLACKMER, D, "MULTIPLIER CIRCUITS", published 1973-01-30
- US application 3789143, BLACKMER, D, "COMPANDER WITH CONTROL SIGNAL LOGARITHMICALLY RELATED TO THE INSTANTANEOUS RMS VALUE OF THE INPUT SIGNAL", published 1974-01-29
脚注
- ^ a b Burgess 2014, p. 102.
参考文献
- Burgess, Richard James (2014) (hardcover alk paper). The History of Music Production. Oxford University Pres. ISBN 978-0-19-935716-1 (pbk alk paper ISBN 978-0-19-935717-8).
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト (英語)
- ヒビノ(輸入総代理店) (日本語)
Dbx (曖昧さ回避)
DBx(2013年-)
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固有名詞の分類
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