caveat
「caveat」とは、「警告」や「注意」「抗議」といったある行為や決定について注意を促したり異議を唱えたりすることを意味する英語表現である。
「caveat」とは・「caveat」の意味
「caveat」とは、警告や注意喚起、留意点などの意味で用いられる名詞である。法律文書や契約書などで条件や制限を明示する際や、提案や意見などに含まれる欠点やリスクを指摘する際に用いられることが多い。その他にも、特許の仮出願や暫定特許という意味で使われることもある。法律用語では差し止め請求という意味で使われる。「caveat」の発音・読み方
「caveat」の発音は、カタカナ語では「キャビアト」である。発音記号では「kæviæt」と表記されるため、カタカナにすると「カァヴィアトゥ」という発音になる。「ヴィ」の発音は、前歯で下唇を軽く嚙みながら「ヴ」の音を出した後、「ア」と「エ」の中間の「ァ」の音を出すとネイティブに近い発音になる。「caveat」の語源・由来
「caveat」の語源は、注意・用心するという意味のラテン語の「cavere」である。また、ラテン語の「cavere」は、見る・観察するという意味の原始印欧語根の「keu」に由来する。「caveat」が法的な警告という意味で用いられるようになったのは、17世紀半ば頃からである。「caveat」の覚え方
「caveat」の覚え方は、単語のスペルからイメージを膨らませると良い。「caveat」のスペルには「cave(洞窟)」が含まれている。洞窟に入る時には注意が必要だとイメージを膨らませると、「caveat=注意喚起・警告」という意味を連想しやすい。「caveat」と「warning」の違い
「caveat」と「warning」は、どちらも警告や注意という意味で用いられる英単語である。しかし、似たような意味で用いられてはいるものの、微妙なニュアンスの違いがある。「caveat」は、主に法的文書で使用され、取引や契約の条件や警告、制限事項を示す単語である。一方、「warning」は主に物事の危険性や問題点を示し、注意喚起の意味で用いられる。「caveat」は法的文書などの条件や制限事項に関する警告・注意を促す場合に使用され、「warning」は一般的な警告や注意を促す場合に使用されるという点が異なる。「caveat」を含む英熟語・英語表現
「with the caveat」とは
「with the caveat」は、「注意点として」という意味で用いられる英語表現である。話や文章の中で何かを説明する際に、その内容に注意すべき点があることを明示するために用いる。「with the caveat」を使った表現は、正式な文章や学術論文やレポートなどで使われることが多いが、日常会話でも使用される。
I maintain my health by jogging every day, with the caveat that it's important to warm up to avoid injuries.
(私は毎日ジョギングすることで健康を維持しているが、注意点として怪我をしないように体を温めることが重要である)
「caveat」の使い方・例文
・The expert gave a caveat before presenting her findings, warning that they were still preliminary and subject to change. (専門家は発表する前に警告を出し、その発見はまだ暫定的で変更の余地があることを示した)・The contract included several caveats that protected the company's interests in case of unforeseen circumstances. (契約には、予期せぬ事態が発生した場合に企業の利益を保護するためのいくつかの注意事項が含まれていた)
・The company's decision to invest in new technology comes with the caveat that it may take several years to see a return on investment. (会社が新しい技術に投資する決定をしたとしても、投資対効果が現れるまでに数年かかることを注意しておかなければならない)
・The speaker made it clear that their opinion was just a personal one, and added a caveat that they were not speaking on behalf of their employer. (話し手は自分の意見が個人的なものであることを明確にし、雇用主を代表して話しているわけではないことを注意して付け加えた)
・The author's caveat at the beginning of the book warned readers that some of the content might be disturbing to some people. (本の冒頭の著者の注意書きは、一部の人にとっては不快な内容が含まれる可能性があることを読者に警告した)
・With all caveats in mind, I believe that this investment opportunity has great potential.(すべての注意点を念頭に置いて、この投資機会には大きな可能性があると信じている)
・I have to add a caveat that my opinion may be biased, as I am a close friend of the author.(著者との親しい友人であるため、私の意見は偏っている可能性があることに注意しなければならない)
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