beadとは? わかりやすく解説

bead

別表記:ビード

「bead」とは・「bead」の意味

「bead」とは、主に小さな球状物体を指す名詞である。また、動詞としても使用され物体小さな球状のものを付けるという意味になる。宝石装飾品ロザリオなどの連なった小さな球体も「bead」と呼ばれる

「bead」の複数形

「bead」の複数形は「beads」である。例えば、複数ビーズ繋げたネックレスは ""a necklace of beads"" と表現される

「bead」のスラングとしての意味

スラングとしての「bead」は、特に存在しない。ただし、一部地域コミュニティでは、特定の意味で使われることがあるかもしれないが、一般的なスラングとして認知されていない

「bead」の発音・読み方

「bead」の発音は、IPA表記では /bíːd/ となる。日本語では「ビード」と読むのが近い。

「bead」の語源・由来

「bead」の語源は、古英語の「gebed」に由来し祈り祈り数珠意味していた。その後中英語で「bede」となり、現在の「bead」に変化した

「bead」を含む様々な用語の解説

「welding bead」とは

welding bead」とは、溶接の際に金属融け固まった部分を指す。この部分は、溶接され金属同士強固に結合させる役割を果たす

「water bead」とは

water bead」とは、表面小さな球状になっている状態を指す。これは、水の表面張力によって引き起こされる現象である。

「edge bead」とは

edge bead」とは、液体固体表面沿って広がり、その縁に小さな球状のものが形成される現象を指す。これは、塗料接着剤などの液体固体表面塗布される際によく見られる

「ferrite bead」とは

ferrite bead」とは、電子回路においてノイズ抑制するために使用される電子部品である。フェライト製の小さな円筒形部品で、電線を通すことでノイズ吸収し回路性能向上させる

「bead」の使い方・例文

1. She threaded the beads onto the string.(彼女はビーズを糸に通した。)
2. The beads of sweat on his forehead indicated his nervousness.(彼の額に現れた汗の滴は、彼の緊張示していた。)
3. The artist used beads to create a beautiful mosaic.(アーティストビーズ使って美しモザイク作成した。)
4. The beads of water on the window were caused by condensation.(窓にできた水滴は、結露によってできたものである。)
5. The bead of glue held the two pieces of paper together.接着剤小さな球が、2枚の紙を一緒に保持していた。)
6. The welder created a strong welding bead to join the metal pieces.(溶接工は、金属片結合するために強固な溶接ビード作成した。)
7. The ferrite bead reduced the noise in the electronic circuit.(フェライトビーズは、電子回路ノイズ減らした。)
8. The water beads on the leaf indicated the plant's hydrophobic properties.(の上水滴は、植物の疎水性示していた。)
9. The edge bead was removed to create a smooth surface.(縁のビーズ取り除いて滑らかな表面作成した。)
10. The beads of oil on the surface of the soup indicated its richness.(スープ表面にある油の滴は、その濃厚さを示していた。)

ビード(タイヤ)

英語 bead

タイヤリム固定する部分をいう。スチールワイヤの束(ビードワイヤあるいはビードコア)を繊維ゴム包んだリング状の補強部材のこと。カーカスコードはリム接するところでビードによって締め付けられビードワイヤ固定されている。タイヤ急旋回したときや空気圧下がったときに、タイヤリムから外れないように、またチューブレスタイヤでは充填した空気漏れないように、カーカスをピードでリムにしっかり固定している。(図は「タイヤ」の項参照)

参照 ビードワイヤ

ビード

英語 bead

溶接場合溶接盛り部を指す。タイヤ場合タイヤリム部に固定する部分を指すが、板金部品ではパネル膨らましてひも状の突起設け断面係数断面2次モーメント大きくして強度剛性上げる。ボディシェル部品ではほとんど平板形状のままでは使わず、ビードをつけたり曲面化したり、フランジ処理して強度剛性上げている。平板に比べ、ビードは形状的に強いのに加えて加工硬化してさらに強くなる


ビード

英語 bead

装飾のためにつけられた、パネル上のプレス成形されたうね状の部位をいう。例えば、フェンダービードがあり、この場合ドア部分にまでさしかかったり、リヤエンドまで延長されることがあるまた、2つボディパネル接合部の間に設けられる伸縮性のあるシーラー、あるいはウエルドをいう。さらに内装ではシートなどの縁の玉ぶちをビードという。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

南京玉

陶製またはガラス製の小さな穴のついた玉。糸を通して遊ぶための玩具ビーズ。」(大辞林 第二版

関連用語ビーズ

ビーズ

(bead から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/30 13:28 UTC 版)

いろいろなビーズ
プラスチック・ビーズ
独自の発展を遂げたアフリカのビーズ装飾、婚礼衣裳(南アフリカ、ズールー族)

ビーズ英語複数形 beads)は、装飾手芸などに用いる穴の開いた小さな玉。数珠玉(じゅずだま)、南京玉(なんきんだま)ともいう。特にガラス製のものはとんぼ玉と呼ばれる。

形状と用途

穴の開いた玉で、直径は10mm以下が多い。

形状は球形や円筒形の物が多いほか、花形や星形など様々ある。素材はガラスプラスチックに加えて、古来の天然石宝石)、貝殻真珠珊瑚、動物のなど多岐にわたる。 装飾手芸用品、子供向け玩具として売られている。穴にを通して立体的なアクセサリーを作ったり、衣服やバッグなどに縛り付けたり縫い付けたりする。色が異なる多数のビーズを使い分けて、絵画のような模様を描き出す刺繍もある[1]

主な用途は衣服ブラウスドレスなど)、装身具ネックレスイヤリング指輪など)、玩具万華鏡など)などである。

小さめのビーズが多数連なるように繋げて作った装飾品がネックレスである[2]。一方、大き目のペンダントトップビーズ(ペンダントトップ)が胸元の位置に配されるよう紐で結んだ装飾品はペンダントといい、ペンダントトップとネックレスを組み合わせたペンダント・ネックレスもある[2]

マイクロビーズや発泡スチロールビーズを用いたビーズクッションにも使われる[3]

語源・歴史

ヨーロッパキリスト教圏でロザリオに使用される数珠玉について、アングロサクソン語のbiddan(祈る)、bede(祈る人)から変化して呼ばれるようになったのが語源という説がある[4]

装身などに用いる穴の空いた玉自体はそれ以前から、世界各地にあった。古代インダス文明では、紅玉髄製ビーズの製造が盛んに行われ、樽型ビーズをはじめとしてメソポタミアにも輸出された。高い加工技術を要するマイクロビーズも作られていた[5]。また、古代エジプトでは先王朝時代(紀元前5500年頃)には自然石に穴を開けて紐でつないだ装飾品があったことが数多くの埋葬例からわかっている[2]。当初は自然石をそのまま穿孔して使用していたが、次第に石を研磨して成形するようになった[2]。さらに王朝時代成立前の紀元前4500年頃にはファイアンスと呼ばれる石英粉で様々な形のビーズを作るようになった[2]

奴隷貿易の際に貿易品としてアフリカ大陸に渡ったビーズはトレードビーズ英語版と呼ばれる。

1900年代初頭までに作られたビーズは、アンティークビーズ、ビンテージビーズと呼ばれる。ガラスの加工技術が現在と異なり、独特の風合いのあるビーズが生産された。また、プラスチック(ルーサイト)の加工技術が確立された時期にも当たるため、現在の感覚ではキッチュに見えるデザインのプラスチックビーズが大量に生産された。

日本では大正時代末に婦人雑誌などで紹介されて流行した[6]。1926年に出版された『ビーズ手芸全書』が日本初の本格的な参考書である。

21世紀に入ってからの流行の推移としては、スワロフスキー全盛期を経て、現在はビンテージビーズなどのヨーロッパのビーズや天然石ビーズが、現代の工業生産されたものと違いひと粒ずつが個性を持っているとして人気を集めている。

種類

生産地による分類

形状による分類

  • シードビーズ
  • そろばん玉
  • ナツメ型
  • ファイアポリッシュ
  • 球形
  • 花形、立体花
  • スクエア

材料による分類

出典・脚注

  1. ^ 仙田秀一「ビーズ刺繍 驕らぬ一針◇父から学んだ手縫いの技 こつこつと伝統工芸の域に◇」『日本経済新聞』朝刊2018年1月19日(文化面)
  2. ^ a b c d e 山花京子、秋山泰伸. “東海大学古代エジプト及び中近東コレクション所蔵の硫黄ビーズ製ネックレス復元研究”. 東海大学. 2019年11月11日閲覧。
  3. ^ おすすめのビーズクッションビズソファ(2022年5月9日閲覧)
  4. ^ ビーズの歴史株式会社MIYUKI(2018年1月26日閲覧)
  5. ^ 遠藤仁「工芸品から見たインダス文明期の流通」『インダス』京都大学学術出版会(2013年)、第6章。
  6. ^ 安藤復蔵『ビーズ手芸全書』婦人文化研究会(1926年)、p.2。

関連項目



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