aldolase Cとは? わかりやすく解説

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C型アルドラーゼ

(aldolase C から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 05:57 UTC 版)

ALDOC
PDBに登録されている構造
PDB オルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
PDBのIDコード一覧

1XFB

識別子
記号 ALDOC, ALDC, Aldolase C, aldolase, fructose-bisphosphate C
外部ID OMIM: 103870 MGI: 101863 HomoloGene: 21073 GeneCards: ALDOC
遺伝子の位置 (ヒト)
染色体 17番染色体 (ヒト)[1]
バンド データ無し 開始点 28,573,115 bp[1]
終点 28,576,948 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
染色体 11番染色体 (マウス)[2]
バンド データ無し 開始点 78,213,794 bp[2]
終点 78,218,607 bp[2]
RNA発現パターン
さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能 cytoskeletal protein binding
血漿タンパク結合
触媒活性
リアーゼ活性
フルクトース二リン酸アルドラーゼ活性
細胞の構成要素 細胞質基質
エキソソーム
細胞骨格
ミトコンドリア
細胞外領域
secretory granule lumen
tertiary granule lumen
ficolin-1-rich granule lumen
生物学的プロセス 糖新生
fructose metabolic process
解糖系
上皮細胞の分化
canonical glycolysis
fructose 1,6-bisphosphate metabolic process
好中球脱顆粒
出典:Amigo / QuickGO
オルソログ
ヒト マウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_005165

NM_009657
NM_001303423

RefSeq
(タンパク質)

NP_005156

NP_001290352
NP_033787

場所
(UCSC)
Chr 17: 28.57 – 28.58 Mb Chr 17: 78.21 – 78.22 Mb
PubMed検索 [3] [4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト 閲覧/編集 マウス

C型アルドラーゼ(しいがた - )とは、A型アルドラーゼ・B型アルドラーゼと同じくアルドラーゼの一つで、脳特異的酵素である。

概要

C型アルドラーゼ(Aldolase C, EC 4.1.2.13 *[1])はフルクトース-1,6-ビスリン酸アルドラーゼ(A型アルドラーゼ)のアイソザイムである。脳に局在し、小脳に最も多い。

発見の歴史

1989年、カナダのリチャード=ホークスらは特異的モノクローナル抗体でほ乳類の小脳を免疫組織学的に染め、13本の平行な縦縞を発見した。これは小脳のプルキンエ細胞だけを染めていた。この抗原はゼブリンと命名され、下等なほ乳類から猿、ヒトの小脳に共通して同じ構造が見つかったので、注目が集まった。その後、抗原のクローニングが行われ、C型アルドラーゼであると判明した[5]。C型アルドラーゼは九大の掘らによって別にクローニングされていた。

機能

機能はよく分かっていないが、プルキンエ細胞の軸索小丘に局在する。細胞内mRNAを検出するin situ ハイブリダイゼーション法では、小脳にはゼブリンと同じく13本の縦縞構造を示す。他にもあり、NGF受容体・興奮性アミノ酸トランスポーター4(EAAT4)などである。これらの縦縞構造は別の機能をもつと考えられる。なぜなら、小脳の外傷でNGF受容体は縦縞がなくなり均一な発現になるが、ゼブリンの縦縞構造は保たれたためである。 またラットのゼブリンは生後哺乳中まで均一な発現をするが、離乳期に縦縞発現に変わるといわれている。

遺伝子

遺伝子記号はALDOCでNCBI*[2], MIM *103870

参考文献

  1. ^ a b c GRCh38: Ensembl release 89: ENSG00000109107 - Ensembl, May 2017
  2. ^ a b c GRCm38: Ensembl release 89: ENSMUSG00000017390 - Ensembl, May 2017
  3. ^ Human PubMed Reference:
  4. ^ Mouse PubMed Reference:
  5. ^ Hawkes R, Herrup K (1995) Aldolase C/zebrin II and the regionalization of the cerebellum. J Mol Neurosci 6(3): p.p.147-158

外部リンク

MeSH Aldolase+C *[3]


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