X12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/01 01:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動X12、X-12
- X-12 (ロケット) - アメリカ合衆国の実験用ロケット開発計画。
- SJ X12 - スウェーデンの電車の形式。
関連項目
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X-12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 03:28 UTC 版)
アメリカ原子力委員会はユタ大学の研究チームに原子力機関車の研究を行わせ、そこで1954年設計されたのがX-12だった。X-12に搭載される原子炉は縦横100cm、高さ30cmで硫酸ウラニル水溶液を炉心に入れた出力30,000kWタイプであった。この原子炉の発生熱で水蒸気を発生させ、その水蒸気で発電機を回して電力を生み出し主電動機を回して機関車を駆動させようというものであった。現在実用化されている電気式ディーゼル機関車の原子力版というものであった。しかし、原子炉から発生する放射線から周囲を防御する必要性があるため、原子炉の防御壁を必要とした。そのため、X-12は220tの遮蔽体を必要とし、全長49m、自重360t、軸配置C-C-C+C-2と世界史上最大級の鉄道用機関車となる設計であった。X-12は7,000HPの牽引力があり、5,000tの貨物列車を牽引して時速100kmに加速するまで3分32秒しか必要とせず、核燃料5kgで1年間無補給で稼動できるとされるなど、いずれも桁違いの能力があった。しかし製造されることはなかった。 原子力機関車 X-12 の構想図 ポピュラサイエンス日本語版 1954年 6月号
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