日産・V9Xとは? わかりやすく解説

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日産・V9X

(V9X から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 13:22 UTC 版)

V9X
生産拠点 フランス ルノークリオン工場
製造期間 2008年-
タイプ V型6気筒 DOHC 24バルブ
排気量 2,993cc
内径x行程 84mmx90mm
圧縮比 16
最高出力 173kW (235PS) /3,750rpm[1]
175kW (238PS)[2]
177kW (240PS) /3,750rpm[3]
最大トルク 450N·m (45.9kgf·m) /1,500rpm[1]
550N·m (56.1kgf·m) /1,750-2,500rpm[2]
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日産・V9Xは、2008年よりルノーによって製造され、日産自動車およびルノーの乗用車に搭載されるディーゼルエンジンである。

概要

V9X型エンジンは2005年から欧州で日産とルノーにより共同開発された。当初はV型8気筒ディーゼルエンジンの開発も検討されたが、ルノーと共用でFF搭載の計画もあるため、最終的にV型6気筒 3.0リットルとすることが決定され、開発時には最高出力175kW、最大トルク550N·mおよび欧州の排出ガス基準、ユーロ5への適合が目標とされた。バンク角はガソリンエンジンのみの搭載を前提に開発されたモデルに縦置き横置きのどちらでも搭載できるように65となった。

サーモスタットの制御方式が日産では1980年代から採用されてきた入り口制御ではなく出口制御方式であった。M9Rも同様の方式であったが、R9Mから入り口制御に変更されている。

2008年10月に発表されたルノー・ラグナクーペに初めて搭載され、2010年にはインフィニティブランドによりV9X型を搭載したEX30dFX30dが欧州で発売される。なお、このモデルはインフィニティブランドとしては初のディーゼルエンジン搭載車であり、また同年9月にはY51型フーガの欧州仕様車にV9X型エンジンを搭載したM30dの発売も予定されている。

また、2010年のモンディアル・ド・ロトモビルにおいて発表されたルノー・ラティテュードにも搭載される。

搭載車

脚注

  1. ^ a b ルノー・ラグナの値。
  2. ^ a b インフィニティ・QX50、QX70、Q70の値。
  3. ^ ルノー・ラティテュードの値。

外部リンク




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