The Final Season
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:51 UTC 版)
「進撃の巨人 (アニメ)」の記事における「The Final Season」の解説
第3期が物語的に区切りのいいタイミングであったこと、加えてクリエイターのさらなるステップアップを目指すため、第3期制作中にWIT STUDIO側から「進撃の巨人は今回までとしたい」と申し出があった。しかし、フィルムを引き継ぐことの大変さからとても引き受けられないという話が何十社も続き、新しい制作会社探しは難航した。その中で唯一「『進撃の巨人』はファンのために作品として最後まで終わらせるべき」としてMAPPAが検討に入り、WIT STUDIO側も「MAPPAさんなら安心」との見解を示したことで、WIT STUDIOや荒木哲郎全面協力のもと情報交換や引き継ぎが行われた。なお、制作会社変更に伴い、スタッフ面も音楽や音響監督などの一部を除き一新されている。 今シーズンでは、進撃、鎧、獣、顎、車力など多くの巨人が3DCGベースで制作されている。なお、設定は基本的にWIT STUDIOのものが用いられているが、原作のストーリー展開や絵柄を踏まえ、美術解剖学の様式を採り入れたリアルでダークな雰囲気にデザインし直されている。また、当初全て作画で描かれる予定だった立体機動シーンにおいても、調査兵団の3Dモデルを追加制作し、カットの内容に応じて作画とCGが使い分けられている。 今回からシリーズ構成を担当する瀬古浩司は、「原作が完結していなくて、でも最後までアニメでやることが決まっているシリーズなので、逆算ができない」とこれまでのシーズンとの構成作業の違いを述べ、「単行本二冊分溜まったら、またそこまで脚本を書くという形」で脚本作業を進めていったという。また、原作者である諌山からのリクエストで、第60話でジャンが新聞を購入するシーン、第61話の飛び降り自殺のシーン等の不穏な要素が追加されているほか、マーレの戦士と戦士候補生との先輩後輩の関係性が強調されている。
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