TZR50
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 01:51 UTC 版)
TZR50(3TU)は保安部品の有無以外ほぼ同一である市販レーサーのTZ50(3XM)と共に、1990年にRZ50(1HK)をフルモデルチェンジした50cc初のフルサイズレーサーレプリカモデルとして登場。 1992 年にヘッドライトを常時点燈式に変更するのを機会としてマイナーチェンジ。エンジンの点火時期を変更し、中速域をパワーアップ。リアサスもシリンダーの設計変更で高性能化。ウィンカーはプッシュキャンセル式を装備。このマイナーチェンジ以降の3TUは、フレームが黒いのが外観の特徴。 1993年にはセルスターターを装備したYZ80ベースのクランクケースリードバルブエンジンを採用し、フレームにも補強を施したTZR50R(4EU)へとモデルチェンジした。 1994年には姉妹車で12インチホイールのTZM50R(4KJ)も追加され、同時にエンジンのシリンダー変更、キャブレターの大径化(16φ→18φ)など大幅な改良が加えられた。(TZR50Rもこれと同時にキャブが18mmとなる。これ以前の最初期型の4EUは16mmキャブ) TZR50は車格と高性能でヒット車となったが、日本国内においては1998年に再びRZ50(5FC)へモデルチェンジするかたちで生産は終了した。 なお欧州では現在でも50ccのTZR50(EUR)が生産販売されており、エンジンは2ストロークを使用しているが、現地のモペッド規制に合わせた出力となっている。
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