T6A5.3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 20:12 UTC 版)
プラハ市電のT6A5のうち、1998年に導入された1両(8600)については、低価格での車両更新を目的にタトラT3から部品を流用した「T6A5.3」として製造された。車体はT6A5と同型だが流用品である台車や一部機器が異なっていた他、制御装置にはIGBT素子を用いたTV14形が用いられ、回生ブレーキの搭載も含めて更なる消費電力の削減が図られた。プラハ市電の運営を行うプラハ公共交通会社(Dopravní podnik hlavního města Prahy、DP)と共同で生産が行われたが、改造費用は新造車両の導入費用とほぼ同じ結果となり、これ以上の増備は実施されなかった。機器の不調により2008年に営業運転を離脱し、4年後の2012年までに解体されたため現存しない。
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