T-850
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「Terminator: Resistance」の記事における「T-850」の解説
T-800の強化型で、映画「ターミネーター3」に登場したものと同型。パワー・耐久力共に大幅に強化されている。人工皮膚で覆われ人間に擬態した潜入型ターミネーターで、ジェイコブが所属するパシフィック師団を壊滅させ、その後もジェイコブを抹殺するべく追跡していた。
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T-850
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T-800の改良型であり、骨格の外見上はT-800と際立った違いはないものの、T-800と比べボディの耐久性や知性など、全体的な性能そのものが向上している。『ターミネーター3』(以下『T3』と表記)に登場するT-850の生体組織をまとった外見は、101型T-800と同一もしくはやや加齢された容貌であり、本タイプと遭遇したジョン・コナーが瞬時に1994年に現れたタイプ(T-800)と同じと認識したほど、ルックスが瓜二つとなっている。重量は、公式設定では約900kgとT-800からは格段に増しており、『T3』の劇中では、倒れたT-850が救助隊に発見されて普通の人間と思い動かそうとしたところ、その重量から持ちあがらず「やけに重い」と言われている。 動力源は腹部に内蔵された2基のパワーセル(水素電池)である。また『T3』の劇中において、T-Xのプラズマ砲により損傷したパワーセルの一つを走行中の自動車から投げ捨てた際には、セルが小さなビル程度の規模の爆発を起こしてキノコ雲が生じた。『T3』の劇中終盤では、T-Xの口腔内にもう一つのパワーセルを押し込み爆発させることで、その威力が標的の破壊にも利用されている。なおパワーセルの片方を喪失しても機能上は何ら問題がなく、2本目のパワーセルを抜き取っても活動を継続できる。 T-800でも状況を随時把握、分析して戦術的判断を下す、ジョークを解するなど、高い学習・思考能力を有していた。T-850では嘘をついてケイト・ブリュースターを大人しくさせるなど、状況に応じた適切な判断能力があるのは勿論、更に国家規模の非常事態に際しても、高度な戦略的判断を独自に下せるなど、戦闘用アンドロイドには不釣合いな程の高度な思考能力を持っている。一説にはメインプロセッサのバージョンアップも行われているとされる[要出典]。また、心理分析装置によって人間の感情も細かく読み取れるようになっているが、男女間の恋愛感情については専門外と『T3』劇中で自ら語っている。 人体の構造に精通している点は健在で、先述の心理分析機能と組み合わせた複合的な分析も可能となっている。T-Xに襲われた直後のジョンに怪我が無いかどうか(乱暴な方法だが)調べたり、T-Xに命を狙われたロバート・ブリュースターを助けなければ自殺すると言って銃口を頭に当てたジョンに対し、心拍数などから高い確率でジョンが自殺しないことを言い当てている。この他、ジョンやケイトに頼まれるまでもなく、人間を誰一人として殺すことはなく、骨折しない程度に手をひねって相手をいなしたり、墓地にて警察官やスワットの厳戒体制の中、ブローニングM1919重機関銃を乱射させたものの、怯ませただけで、誰一人被弾させる事もなく、負傷させることすらしなかった。 タイムマシンによる未来からの転送後は全裸の状態であるためT-800と同様、衣服を奪う目的で行きずりの人間の体格測定を行っている。その際、目立つ形状のサングラス(星型の派手なデザイン)は1度かけてから外し、その後オーソドックスな形のものへと取り換える様子を見せた。これについては、小説版にてジョンの記憶にある101型のイメージに近づくためであると説明されている。 また処理能力の向上に伴い、運動性能の向上も見られ、T-800よりも格段に自然な動作を行なう等の違いが現れている。 知能に加え、戦闘能力(格闘能力等)や耐久性にも非常に優れており、対人用の火器はもはや通用しない。『T3』劇中でのT-Xとの戦闘シーンからは、通常の銃器や重火器での破壊は望めない様子である。ケイトに撃たれた際には弾丸を口にくわえて受け止め、吐き出すといったシーンもあり、口腔内も頑丈であることがわかる。しかし、同映画にてT-Xにダメージを与えようと高圧ケーブルを使って感電させる攻撃を試みているが、自らも電流によりダメージを受けている(T-Xは内蔵された保護装置により大きなダメージはなかった)。また、頭部を踏みつけるT-Xの攻撃によって頚部が破損し、胴体から頭部を分断される損傷を受けた(後に自力で頭をはめ直して修復している)。コミック版によると、T-Xは力・知能・耐久性すべてを上回っており、強いて勝っているとすれば経験だとの記述通り、T-X、T-1000共にT-800シリーズより高性能ではあったが、状況に応じた柔軟な戦闘を行い、待ち伏せによる不意打ちや、敵の行動を予測して先回りする計画性、鹵獲した武器や車両及び爆発物などを用いた時間稼ぎ、堅牢な初期設定保護、バックアップとリブートによる行動の継続機能によって各上位シリーズを破壊。課された任務を2体共に遂行している。 なお『T3』に登場したT-850は、未来世界においてジョンを殺害している。T-850は「ジョン・コナーは少年時代の出来事から、101型(T-800)に特別な思い入れがあり、抹殺には私が選ばれた」と語っている。その後ジョンの妻で抵抗軍の副司令官ケイト・コナー(2032年時点の姓で、『T3』劇中の2004年時点では終始ブリュースター姓)に捕獲され、リプログラムを施されさらに「ケイトの命令に従う」、「ジョンとケイトをT-Xや『審判の日』から生き延びさせる」という命令を与えられて2004年のロサンゼルスへと転送された。その事もあってか、終盤にてT-Xの襲撃を食い止める最中にジョンから自らを守り通してくれた事に対する礼を言われた際は「また会おう。」と返している。
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