T-3
F-15をはじめとした主要機種の性能・装備の向上に対応した練習機です
初等練習機であるT-3は、航空自衛隊の主要装備機種であるF-15、F-4、F-1、C-1などの各種性能、装備の向上に対応した練習機です。また、飛行環境の現状や将来の動向にも対応した練習機として、昭和50年に採用が決定されました。なお、T-3の後継機として新初等練習機T-7が選定されています。
分類 | 初等練習機 |
乗員 | 2人 |
全幅 | 10.00m |
全長 | 8.04m |
全高 | 3.02m |
自重 | 1.136kg |
エンジン | 1基 |
名称 | IGSO-480-A1F6 過給器付 |
出力 | 最大出力 340hp 連続最大出力 320hp |
全備重量 | 約1.8t |
性能 | |
最大速度 | 190kt(360km/h) |
実用上限限度 | 8,200m |
最大航続距離 | 500nm(約1,000km) |
【T-3】(てぃーすりー)
富士T-3
富士重工業が1970年代に開発・製作し、航空自衛隊で使用していたレシプロ初等練習機。
航空自衛隊発足当時から使われていたT-34「メンター」練習機の航続力や高高度性能が不足したため、それらを改善した後継機として開発された。
コスト抑制のためT-34との部品共通性を重視しつつ、大型の燃料タンクや、KM-2で採用された過給機を採り入れたものである。
原型はKM-2Bと呼ばれていたが、制式名はT-3となった。
50機生産され、静岡県・静浜基地や山口県・防府北基地に配備された。
後継機として本機をターボプロップ化したT-7が登場、本機は2007年4月23日に最終飛行を行い引退した。
スペックデータ
トリヨードチロニン
分子式: | C15H12I3NO4 |
その他の名称: | トリヨード-L-チロニン、トレシトープ、L-リオチロニン、L-Triiodothyronine、Triiodothyronine、リオチロニン、L T-3、T-3、Tresitope、Liothyronine、L-Liothyronine、トリヨードチロニン、3,5,3'-Triiodothyronine、3,3',5-Triiodothyronine、Liothyronin、T3【amino acid】、Triiodo-L-thyronine、3,5,3'-トリヨードチロニン、3,3',5-トリヨードチロニン、L-トリヨードチロニン、3-[4-(4-Hydroxy-3-iodophenoxy)-3,5-diiodophenyl]-L-alanine、T3【アミノ酸】、T3、D3【amino acid】、トリヨードサイロニン、3,5,3'-トリヨード-L-チロニン、L-T-3、3,3',5-トリヨード-L-チロニン、3,3',5-Triiodo-L-thyronine、3,5,3'-L-トリヨードチロニン、3,5,3'-L-Triiodothyronine、L-3,5,3'-トリヨードチロニン、L-3,5,3'-Triiodothyronine、L-T3、3,3',5-L-トリヨードチロニン、3,3',5-L-Triiodothyronine、O-(3-Iodo-4-hydroxyphenyl)-3,5-diiodo-L-tyrosine、3,5,3'-Triiodo-L-thyronine、O-(3-Iodo-4-hydroxyphenyl)-3,5-diiodotyrosine |
体系名: | 3,5-ジヨード-O-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェニル)-L-チロシン、(S)-3-[4-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェノキシ)-3,5-ジヨードフェニル]-2-アミノプロピオン酸、3,5-ジヨード-O-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェニル)チロシン、(S)-2-アミノ-3-[4-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェノキシ)-3,5-ジヨードフェニル]プロピオン酸、O-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェニル)-3,5-ジヨード-L-チロシン、3-[4-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェノキシ)-3,5-ジヨードフェニル]-L-アラニン、O-(3-ヨード-4-ヒドロキシフェニル)-3,5-ジヨード-L-チロシン、O-(3-ヨード-4-ヒドロキシフェニル)-3,5-ジヨードチロシン |
トリヨードチロニン
t-3
T-3 (練習機)
富士 T-3
T-3は、航空自衛隊のレシプロエンジン単発の初等練習機で、パイロット教育課程の学生(訓練生)が最初に乗る機体である。富士重工業が製造した。30年間近くパイロット育成に使用され、2007年(平成19年)4月23日に退役した。
導入経緯
航空自衛隊は発足以来、初等練習機としてT-34Aを使用していたが、老朽化してきたために新型機を必要とした。当時、富士重工は自社のKM-2(海上自衛隊練習機)をベースとして、航空自衛隊の要求に合わせてタンデム(縦列)複座とした試作機KM-2B(JA3725)を製作、1974年(昭和49年)9月26日に初飛行した。1976年(昭和51年)に入間基地で行われた航空祭で展示飛行し、10秒以上にわたる背面飛行を行うなど、性能の高さを実証した。当初、民間機として発表されたKM-2Bを、富士は航空自衛隊のT-34後継として提案した。初等練習機の装備を施したKM-2改は1978年(昭和53年)1月17日に初飛行し、航空自衛隊によって制式採用され、T-2に続く3番目の国産練習機として、T-3と名づけられた。3月から量産機を納入、1982年(昭和57年)までに50機が生産された。
静浜基地と防府北基地に配備され、パイロットの育成に使用されたが、2003年(平成15年)から後継機として富士T-7の導入が進められ、平成16年度に防府北基地でのT-3による教育が終了、2007年(平成19年)2月22日に静浜基地での教育も終了した。静浜で最後まで使用された3機の機体のうち、2機は岐阜基地の飛行開発実験団へ引き渡され、岐阜基地の1機と共に業務に使用されたが、この3機も同年4月23日に退役した。岐阜で最後まで使用された初号機(81-5501)は静浜基地で静態保存されている。
T-7は燃料の効率利用のためターボプロップエンジンを採用しており、T-3の退役により自衛隊からレシプロの固定翼機が消えた。
用途廃止された1機がOH-6Dと共に金沢工業大学航空システム工学科の教材としてキャンパスに展示されている。
機体

エンジンを機首に搭載し、主翼は低翼配置の一般的な機体である。価格を抑えるために、極力T-34との部品の共通化を行っているが、それでも時代の要請に合わせ、特に高空性能や航続距離の改善を行っている。具体的には、スーパーチャージャー付きのレシプロエンジンの強化、燃料タンクの増設などである。
また、先に作られたKM-2とは違い、航空自衛隊の戦闘機に合わせた縦型(タンデム)複座とし、中等練習機に移行した際の違和感を排除している。このため、外観はKM-2と同じハーツェル製3枚プロペラを除くと、T-34とほぼ変わりが無いが、自社の小型民間機FA-200の技術も一部流用されるなど、内容的には異なる部分もある。
非常事態用の射出座席は備えられておらず、パラシュートを使った脱出の際はキャノピーを開き、翼端まで走るように説明書で指示されている。あるいは、背面飛行を行いながらキャノピーを開き、そのまま落下して脱出することとなる。なお全機損失することなく退役したので、最後までこの脱出方法を実践した者はいなかった。
配備基地
スペック
- 乗員 - 2名
- 全長 - 7.9m
- 全幅 - 10.0m
- 全高 - 2.9m
- 空虚重量 - 1.1t
- エンジン - ライカミングIGSO-480(レシプロエンジン) 1基
- 出力 - 340hp
- 最大速度 - 340km/h=M0.28
- 航続距離 - 963km
- 実用上昇限度 - 8,200m
関連項目
外部リンク
T3(トレイン・トラベル・チーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:59 UTC 版)
「電車で行こう!」の記事における「T3(トレイン・トラベル・チーム)」の解説
T3とはトレイン・トラベル・チーム (Train Travel Team) の略で、小学生が鉄道で旅行することを目的にエンドートラベル社長の遠藤さんによって作られた鉄道旅行チームである。第1巻で結成。T3という呼び方は第3巻の未来の発言が初出。 高橋雄太(たかはし・ゆうた) ボイスドラマ版CV:小池貴大(本作が雄太視点の為ナレーターも兼任) 本作の主人公。T3のリーダーで、高橋家の長男。電車に乗るのがとても好きな乗り鉄の少年。学力はクラスで真ん中程度だが、運動は得意。妹思いなところもある(第9巻)。夢は電車の運転士。さくらからは告白され、七海からもあからさまに好意を持たれていて、みさきにはよく抱きしめられ、萌には大人になったら結婚しようと言われたりとかなりモテモテだが雄太自身はかなりの鈍感。その鈍感さは「伝家の宝刀」と称されてしまう程で、自分絡みはおろか周囲の恋愛模様にも全く気付かない。作中では、「奇跡は待ってるもんじゃないよ!自分で起こすものだよ!」といった名言も出ている。よく使うICカードはSuicaとPASMO。全国のICカードも集めている。(全巻) 最寄り駅はJR横浜線・相模線・京王相模原線の橋本駅。 小笠原未来(おがさわら・みらい) 電車の写真を撮るのが好きな撮り鉄の少女。夢は父と同じプロの鉄道カメラマン。だが、プロのサッカー選手になるか迷っている。元気で明るい性格で、T3の外交官的存在だが、時間にルーズでみんなとの待ち合わせに遅刻することが多い。サッカーと茶道を習っている。おばあちゃんは茶道界の有名人。(第15、24、26、27、31₋34、36、37巻以外) 雄太のいとこ・萌とは、「青春18きっぷ」で山口に行くの途中、京都でT3・KTT勢ぞろいの待ち合わせ(萌が雄太に弁当を用意するのに、みさき・上田が便乗した格好)だけの京都〜尼崎間での面会(第7巻)と、さくらのライブ参加&アメリカへ旅立つ際の見送り(第18巻)を除き、まだ一緒に旅をしていない。 ルヒタンシュタイン公国の女子サッカーチームに所属。フランスの新聞に取り上げられたことも。 第35巻でサッカー留学のためT3を卒業、ルヒタンシュタインへ旅立った。物語からもフェードアウトしたが、さくらと違い正式に卒業した為それ以降の毎回恒例の序盤のT3メンバー紹介からも名前が外されている。 日本にいた間の最寄り駅はJR東海道本線・相模線の茅ケ崎駅。現在の最寄り駅は当然ながら不明。 的場大樹(まとば・たいき) ボイスドラマ版CV:叶弥生 電車の知識なら何でも覚え、時刻表をいつも持参している時刻表鉄の少年。鉄道デザイナーの水戸岡鋭治に憧れており、夢は同じく鉄道デザイナー。未来と対照的に、いかなる場合でも時間を正確に守ることを信条としている。女子に対しては「さん」づけで呼んでおり、敬語で話す(雄太に対しては呼び捨て)。父が警察官で忙しく、旅にはほぼ行ったことがなかったので、旅についての知識は少ない。(第6・13・21・24・27・31・33・37巻以外) 第3巻以降は手帳を持ち歩いており、旅行先の予習をして来る。 第34巻でF5の番組「F5があっちこっちへ行くばい!」に出演後、九州でファンクラブが出来たらしい。 最寄り駅は横浜市営地下鉄グリーンライン・ブルーラインのセンター南駅。 今野七海(こんの・ななみ) 新横浜駅で雄太・未来・大樹と知り合い、彼らに助けてもらったことがきっかけでT3メンバーになった少女。フランス人のクォーター。第1巻でT3メンバーになってから鉄道に興味を持ち始めたため、鉄道に関する知識はまだ少ないが最近は知識が増えてきている。実際、第26巻にて自宅の近所でもある東急大井町線沿線を案内したり、第36巻にて大樹の代役で雄太をサポートしている。父がデザイン会社の社長で、私立学園に通っている。雄太のことが好きで、同じく雄太を好きな森川さくら(後述)に対して対抗心を持っているが、さくらとの関係は特に険悪ではなく、二人はむしろ同志のような関係になっている。ただ、雄太がさくらの話をした時には嫉妬して拗ねる事もある。雄太を励まそうと彼の肩に置いた自身の手に雄太の手を重ねられた時は照れて戸惑っていたが、雄太の手を握り返して励ましていた。夢は電車のアテンダント。 よく使うICカードはSuica。(第6・21・24・27・31・33・34、37巻以外) 最寄り駅は東急東横線・大井町線の自由が丘駅。 遠藤大介(えんどう・だいすけ) 新横浜駅の近くにある小さな旅行会社・エンドートラベルの社長で、T3の保護者的存在。雄太曰く「フライドチキンのCMに出てくるおじさんの若い頃」。昔は大手旅行会社に務めていたが、幼稚園の頃の雄太と出会ったことをきっかけに独立し、エンドートラベルを設立してT3を立ち上げた(ただしチーム名をT3としたのは雄太である)。T3の引率役ではあるものの、社長という立場上、仕事の都合でストーリーの途中からいなくなる(または最初から同行しない)場合が多く、結果としてT3は雄太たち子供だけで行動することが多くなっている。人並み外れた大食漢(フードファイター)で、駅弁が大好きの駅弁鉄。また、駅そば鉄でもあり、関東駅そば友の会の理事をしている。その為か小太りである。30巻で佐川さん(後述)に告白し、交際することになった。第35巻で彼女のことを「ナルちゃん」と呼んでいることが明かされた。37巻では雄太達の行き先に便乗して名古屋デートを敢行していた。(第6・11・12・15-19・21・23・24・26・27・31・32・34・36巻以外) 森川さくら アメリカへ、ハリウッドの挑戦のために旅立った、T3の特別メンバー(詳細は後述)。(第11-18・25-27・29・33・34・36・37巻)
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