Synapticとは? わかりやすく解説

Synaptic

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 13:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Synaptic パッケージ・マネージャー
Synapticのスクリーンショット
開発元 Michael Vogt
最新版 0.84.2 / 2017年3月9日(3年前) (2017-03-09
リポジトリ code.launchpad.net/synaptic
対応OS Linux
種別 パッケージ管理システム
ライセンス GPL
公式サイト nongnu.org/synaptic
テンプレートを表示

Synaptic とは、パッケージ管理システムAPTフロントエンドの1つ[1]グラフィカルユーザインタフェース (GUI) を備える。

概略

Synapticは、Debianパッケージ管理システムであるAPTのGUIフロントエンドである。GTKによって作成されている。一般的に debパッケージをベースとしたシステムにおいて用いられるが、RPMをベースとしたシステムでも利用できる。ソフトウェアパッケージのインストールアンインストール(削除)、アップグレードとリポジトリの追加を行う。

歴史

Synapticの開発は、Conectivaにより資金援助を受け[2]、Alfredo K. Kojima[3] によって(後に従業員によって)始められた。APT RPMのバックエンドであるapt-rpmの作成により始められた作業を継続させながら、APT用のグラフィカルフロントエンドを作るようConectivaが要請したことが開発の背景にある。最終的にSynapticは Conectiva のインストールプロセスにて使われるようになった。また、Gustavo NiemeyerもConectivaに在職中、Synapticの開発に携わった。現在はMichael Vogtにより管理されている。

諸機能

  • 一度に複数のパッケージを扱える
  • FTP/HTTPやネットワークなど、混在したリポジトリ先の指定
  • パッケージの検索
  • システムの大幅なアップグレード

Kynaptic

Kynapticは、Synapticのコードを使い、Linuxデスクトップ環境であるKDEとAPTをベースとして開発されたパッケージ管理システムである[4]

注釈

  1. ^ Synaptic Package Manager - Home”. www.nongnu.org. 2020年7月5日閲覧。
  2. ^ Synaptic Package Manager Review”. Softpedia. 2020年7月5日閲覧。 “Based on this library, Conectiva company considered the development of a tool that should fuse the point-and-click simplicity of a graphical UI with the power of the apt-get command line.”
  3. ^ Synaptic Package Manager - People”. www.nongnu.org. 2020年7月5日閲覧。
  4. ^ kynaptic openDesktop.org”. cp1.hive01.com. 2020年7月5日閲覧。

関連項目

外部リンク


synaptic

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:22 UTC 版)

パッケージ管理システム」の記事における「synaptic」の解説

GUI(X Window System)上で動くメニュー形式ツール内部的にAPT呼び出し処理する

※この「synaptic」の解説は、「パッケージ管理システム」の解説の一部です。
「synaptic」を含む「パッケージ管理システム」の記事については、「パッケージ管理システム」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「Synaptic」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Synaptic」の関連用語

Synapticのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Synapticのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSynaptic (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパッケージ管理システム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS