Suiren
別名:スパコンSuiren,スパコン睡蓮,ExaScaler-1 睡蓮,ExaScaler-1
【英】Suiren Supercomputer
Suirenとは、ITベンチャーのExaScalerが開発した、同社初の小規模液浸冷却スーパーコンピュータの名称である。2014年に開発され、高エネルギー加速器研究機構に設置された。
ExaScalerは特殊な冷却液を満たした槽にシステムを浸して冷却する液浸冷却技術を持ち、高効率の冷却によってハイパフォーマンスな処理性能を実現している。Suirenは2014年後半のGreen500ランキングで世界第2位につけた。後に第1位の性能を上回るパフォーマンスを計測している。
2015年半ば6月には、ExaScalerと理化学研究所、PEZY Computingが共同で開発した「Shoubu」(スパコン菖蒲)が稼働を開始した。2015年前半期の「Green500」ランキングでは、Shoubuが世界第1位を獲得し、第2位にSuiren Blue、第3位にSuirenが位置するという結果を残している。
参照リンク
The Green500 List - June 2015
スーパーコンピュータ: | Roadrunner SX-9 Shoubu Suiren Suiren Blue スーパーコンピュータ スカラ型スーパーコンピュータ |
Suiren
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/25 04:33 UTC 版)
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Suirenは現在、高エネルギー加速器研究機構で運用中のスーパーコンピュータである。
PEZY ComputingとExaScalerによって開発されるExaScaler-1を用いた倍精度浮動小数点演算での最大演算性能が395TFlopsの液浸冷却システムを備えたシステムである。[1]液浸冷却システムのため、同規模の計算能力の従来機よりも冷却効率が優れる。水辺の植物である「睡蓮」にちなんだ名称。2014年11月1日より稼動開始。
2014年11月のTOP500で369位にランクインし、Green500では2位になった。[2]
2015年6月のTOP500では366位、Green500では3位になった[3]。
2015年11月のTOP500では498位だった。
概要
PEZY ComputingがNEDOの助成を受けて開発していた1,024コアの低消費電力型メニーコアプロセッサであるPEZY-SCを256個搭載してExaScalerによって開発された4台の高効率の新液浸冷却システム『ESLC-8』で倍精度浮動小数点演算での最大演算性能395TFLOPSの小型スーパーコンピュータ『ExaScaler-1』が共同開発された[3]。
関連項目
出典
外部リンク
- Suirenのページへのリンク