ザウバー・C19とは? わかりやすく解説

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ザウバー・C19

(Sauber C19 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/03 19:31 UTC 版)

ザウバー・C19
カテゴリー F1
コンストラクター ザウバー
デザイナー レオ・レス
セルジオ・リンランド
先代 ザウバー・C18
後継 ザウバー・C20
主要諸元
シャシー カーボンファイバー コンポジット
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
エンジン ペトロナス SPE 04Aフェラーリ), 80度 V10
トランスミッション ザウバー製 7速 縦置き セミAT
燃料 ペトロナス
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム レッドブル ザウバー ペトロナス
ドライバー 16. ペドロ・ディニス
17. ミカ・サロ
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2000年オーストラリアグランプリ
出走
回数
優勝
回数
ポール
ポジション
ファステスト
ラップ
17 0 0 0
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ザウバー・C19は、ザウバー2000年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。設計はレオ・レス、セルジオ・リンランドらが担当した。2000年の開幕戦から最終戦まで使用された。

目次

概要

フロントサスペンションのツインキール

チームの開発部門にはブラバムなどで経験豊富なセルジオ・リンランドが加入した。

C19はザウバーのマシンらしく手堅いデザインにまとめられたが、フロントサスペンションの懸架方法に特徴があった。ハイノーズのマシンはダブルウィッシュボーンのロワアームをマウントするため、ノーズ下面中央に「キール」と呼ばれる突起を設けるのが一般的だったが、C19の場合はモノコックの左右下端にロアワームのビポットが張り出していた。この「ツインキール」によりノーズ下面から障害物を取り除き、気流をスムーズに通過させることができた。

2000年シーズン

ドライバーはペドロ・ディニスが残留。ジャン・アレジプロストに移籍したため、前年はB・A・Rフェラーリで代走を務めたミカ・サロがレギュラーシートを獲得した。この両名は1998年にアロウズでもチームメイトであった。

第2戦ブラジルGPでは、予選でリヤウィングが繰り返し脱落するというトラブルが発生したため、チームは決勝から撤退している。

C19は競争力があることを証明したが、中位グループから抜け出るには至らなかった。サロは6ポイントを獲得したが、新規参入するトヨタからのテストドライバーのオファーを受け、シーズン後にチームを離脱した。ディニスは1ポイントも得ることができず、年末に引退(プロスト経営陣への参加)を発表した。

チームはコンストラクターズランキングを1999年と同じ8位で終えたが、獲得ポイントは増加した。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント 順位
2000年 ザウバー ペトロナス V10 B AUS BRA SMR GBR ESP EUR MON CAN FRA AUT GER HUN BEL ITA USA JPN MAL 6 8th
ペドロ・ディニス Ret WD 8 11 Ret 7 Ret 10 11 9 Ret Ret 11 8 8 11 Ret
ミカ・サロ DSQ WD 6 8 7 Ret 5 Ret 10 6 5 10 9 7 Ret 10 8

参照




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