SG-1000
別名:SG-1000II
SG-1000とは、セガ・エンタープライゼス(現セガ)が1983年に初めて発売した家庭用ゲーム機の名称である。
SG-1000は、同時期に発売されたホビー向けパソコンのSC-3000から、キーボードを取り除いたものである。
SG-1000は、CPUには、Z80Aを搭載し、ソフトウェアの供給媒体には、ロムカセットを採用している。また、カートリッジスロットに、カードキャッチャと呼ばれるカートリッジ型のアダプタを挿すことにより、ICカード型ROMのマイカードを利用することが可能である。

SG-1000と互換性のある家庭用ゲーム機には、ツクダオリジナルのオセロマルチビジョンや、パイオニアのTV VIDEO GAME PACK SD-G5などが挙げられる。これらの家庭用ゲーム機では、SG-1000用のソフトウェアが利用できる。主なソフトウェアには、「スターフォース」、「モナコGP」、「ハングオンII」などがある。
1984年には、SG-1000のマイナーバージョンアップ版であるSG-1000IIが発売された。SG-1000IIは、性能面ではSG-1000と同じだが、外観がややスリムになり、ジョイスティックが標準で2個付属された。

ちなみに、いわゆる同世代の家庭用ゲーム機としては、任天堂のファミリーコンピュータやエポック社のカセットビジョンJr.がある。
※画像提供 / 株式会社セガ ©SEGA
参照リンク
[セガハード大百科]SG-1000 - (セガ)
[セガハード大百科]SG-1000II - (セガ)
SG-1000II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 01:36 UTC 版)
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SG-1000II
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メーカー | セガ・エンタープライゼス |
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種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第3世代 |
発売日 | ![]() |
CPU | Z80A |
対応メディア | ゲームカートリッジ |
コントローラ入力 | ケーブル |
外部接続 | 拡張スロット |
互換ハードウェア | SG-1000 オセロマルチビジョン |
次世代ハードウェア | セガ・マークIII |
SG-1000II(エスジーセンツー)は、1984年7月にセガ・エンタープライゼスが発売した家庭用テレビゲーム専用機である。価格は15,000円。
概要
同社のSG-1000のマイナーチェンジ版。本体が薄型化され、「つなげればホームパソコン」の宣伝文句が象徴するように、別売キーボードのSK-1100を接続したときレイアウト的に統一感の出るデザインとカラーになっている。これに合わせる形でSK-1100本体のパッケージ側面に表記されたパソコンシステムの画像がSG-1000IIの画像に変更になっている。
なお、後継機のセガ・マークIII発売後は、当機が「マークII」と呼称されることもあるが正確な名称ではない。
ハードウェア
SC-1000ではコスト節約のためにコントローラを直付けにしていたが、SC-1000IIでは標準で2個付属となった専用コントローラ、SJ-150が双方ともコネクタを経た着脱式となった。故障の際に容易に交換できるようにファミリーコンピュータに倣ってコネクタ接続にしたものである[1]。コントローラの形状も変更され、レバー(つまみ)を取り外せばパッド状になり、本体側面に設けられたスペースに格納できる点など、ファミコンのコントローラを意識した形状となった[2]。なお、つまみを付けるとパッドがレバーになる仕様は、当初はコントローラを横持ちの他に、従来の縦持ちでも使えるようにした配慮の結果である。初期に流通したSJ-150は方向キーの反応が鈍いという不具合がある。末期にはゴム製の楕円形のボタンを樹脂製の丸ボタンに変更したコントローラSJ-151をリリースし、それを同梱した本体も短期間だが流通した[3]。 先代SG-1000にあったカートリッジスロットの強度不足問題や、一部に存在したマイカードソフトの動作不具合、コントローラ端子の5V供給問題は本機で全て解消されている。
なお、SG-1000IIと同形状でトップパネルにセガのロゴと商品名の代わりに「CGCホームテレビゲーム 遊びの天才」の表記がある本体も見つかっているが、詳細は不明である[4]。
SG-1000IIもSG-1000同様、いくつかパッケージや本体外装や基板設計が変更されている。外観的には差はわずかで、底面のゴム足が5個、または6個といった具合の変更、同梱のコントローラがSJ-150かSJ-151である位である。ただし内部は基板設計が幾度か大幅に変更されている。
主な相違点を挙げると、
- 先代SG-1000と同じパーツ構成のV-RAMに2KiB D-RAMが8つ搭載されているタイプ
- V-RAMを8KiB×2に変更しパーツ点数を大幅に減らしたタイプ
- VDPとSOUNDを統合したSEGA 315系カスタムチップを搭載したタイプ
が存在している。
なお、セガカスタムチップ搭載機種に限り、要改造ではあるがRGB映像出力が可能である。一部ロットのパッケージや本体購入時に同梱されているチラシには赤いゴムボタンのSJ-150を装備したSG-1000IIが使用されている[5]が、これは撮影用に着色されたタイプで一般には流通していない。
仕様
- CPU Z80A(3.58MHz)
- RAM 2KiB
- V-RAM 16KiB
- 同時表示色数 : 15色 + 1色
- スプライト : 8 × 8ドット
- サウンド機能:SN76489(PSGと機能はほぼ等価。ハードウェアによるエンベロープが無い反面、ノイズの出力をトーン出力と独立して制御可能になっている)
- ジョイパッド接続端子2個 パッド2個付属
- ポーズボタン 本体に設置、ゲーム一時停止 / 再開用
- ROMカートリッジスロット1個
- 拡張用スロット1個 外付けキーボードSK-1100等の接続に使用
脚注
- ^ 佐藤秀樹『元社長が語る! セガ家庭用ゲーム機開発秘史』徳間書店、2019年、31頁。ISBN 978-4-19-864984-5。
- ^ SEGA SG-1000 II
- ^ 【SG/日本】 SGマシンの標準パッド 及び 幻のパッド『SJ-151』 (1984年頃) ≪セガ≫ - ぴこぴこ i FEEL ALRIGHT !
- ^ トピックを表示 - 謎のSG-1000II「CGCホームテレビゲーム」「遊びの天才」 - Forums - SMS Power!
- ^ セガハード大百科 SG-1000II ギャラリー
関連項目
外部リンク
「SG-1000 II」の例文・使い方・用例・文例
- フェーズIとフェーズIIで許容副作用を伴い効果的であることが示される治療あるいは薬品の大規模な臨床試験
- 1228年から1229年までの十字軍は、病気になった神聖ローマ帝国皇帝フレディリックIIで導いて、法王によって破門されました
- 330,000人の連合軍隊が敵火の下で絶望的な退却において、北フランスの浜辺から避難しなければならなかった世界大戦IIの陸海空共同の避難(1940年)
- 腎臓にアンジオテンシンIIができるのを阻止し、動脈を弛緩してくれる抗高血圧薬
- アンジオテンシンIIへのさきがけであるアンジオテンシンの生理学的に不活発な形態
- 高血圧を治療するのに用いられるアンギオテンシンII抑制剤
- ASCII文字セットは最も一般的に用いられている文字セットである
- 王を補足したと考えられるI歴代志とII歴代志の旧約聖書の旧名
- ウルガタ聖書(IIエスドラス書を除いて)に含まれるが、ユダヤやプロテスタント版の聖書では省略される旧約聖書の14冊
- I歴代志、II歴代志、エズラ、およびネヘマイアからの編集から成る外典
- フレディリック神聖ローマ帝国皇帝IIを破門して、聖地に対して新しい十字軍を計画していた1245年の西方教会の協議会
- キャサリンIIの愛人であり、1762年に彼女が権力を握る支援を行ったロシアの役員で政治家
- 遺伝的に第VIII因子が欠乏するために生じる血友病
- アンギオテンシンIをアンギオテンシンIIに変えるタンパク質分解酵素
- 血液凝固において、トロンビンは第XIII因子をフィブリンが分解しにくい凝血塊の形成を引き起こす(フィブリナーゼ)活性型に触媒する
- パーシングIIというミサイル
- SALTII条約という2国間軍縮条約
- SALTII条約という2国間軍縮条約の内容
- 宇宙開発事業団と航空宇宙技術研究所は,2004年にH-IIAロケットでHOPE-Xを打ち上げる計画をしていた。
- 72歳の映画監督と彼の息子は,9月25日,新作映画「バトル・ロワイアルII」の製作を発表するため,記者会見を行った。
固有名詞の分類
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