(R)‐D1
RD1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/06 00:01 UTC 版)
RD1 | |
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仮符号・別名 | 0140+326 RD1 |
分類 | 銀河 |
位置 | |
赤方偏移 | 5.34[1] |
視線速度 (Rv) | 574900km/s |
距離 | 265億9000万光年 |
発見 | |
発見日 | 1998年3月[1] |
別名称 | |
別名称 |
0140+326 RD1
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RD1とは、1998年3月に発見された遠い場所にある銀河である。
RD1は、赤方偏移の値がz=5.34を示す[1]。これはz=5以上の天体として発見された初めての天体である[1]。これは1997年7月31日に発見された、銀河団CL 1358+62にある2つの銀河、CL 1358+62 G1とCL 1358+62 G2のz=4.92を超えて、当時最も遠い天体となった[1]。最も遠い天体でいられたのは、HDF 4-473.0が発見される10月までの7ヶ月間だけである。
RD1は、地球から265億9000万光年先にあるが、これは空間の膨張を考慮した際の値であり、見かけの距離は125億3000万光年先に見える。
出典
エプソン R-D1
(RD1 から転送)
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R-D1(アール・ディーワン)は、2004年にセイコーエプソンから発売された、世界初のレンジファインダー式デジタルカメラの名称である。RはRange Finder、DはDigital Cameraの頭文字を表し、「最初のレンジファインダー・デジタルカメラ」であることを意味している。2006年には、R-D1の改良機R-D1s(アール・ディーワン・エス)が、2007年にはレンズセットモデルR-D1sLが、2009年には後継機R-D1xGが発売された。
概要
R-D1は、コシナがフォクトレンダーブランドで発売しているベッサRシリーズを基礎として造られており、外観がこれに似る。レンズ交換式デジタルカメラであるにもかかわらず、巻き上げレバー[1]や巻き戻しクランクを模した操作系を配してオートフォーカスは搭載しないなど、最新技術を投入した各社のデジタル一眼レフとは一線を画す趣味性の高いカメラとなっていることが特徴である。
画像処理もセイコーエプソンのプリンタ技術がフィードバックされたかなり独特なもので、いわゆる低ノイズを画質の売りとする一般的な感覚とは逆に、ピクセル等倍鑑賞では明らかにノイズの乗った表現を行う。このノイズは微粒子フィルムの粒状に近く、全体では高い階調感をもった質感のある描写となる[2]。
セイコーエプソンはレンズマウントについて公式にはEMマウントと称しているが、これは実質的にライカMマウントとほぼ完全な互換性があり、多くのライカレンズを使用することができる(super-angulon 21mm F3.4等、後玉の極度に突出したレンズは装着不可)。ただし、撮像素子にAPS-CサイズのCCDを用いているため、ライカMマウント互換のレンズをR-D1に装着した場合、レンズの画角は焦点距離換算でオリジナルの約1.5倍相当となる。このため、元来レンジファインダー・カメラが得意とする広角側の焦点距離にR-D1では対応しにくいという矛盾も抱えている。ちなみに、セイコーエプソンからはEMマウントのレンズは発売されておらず、コシナ・フォクトレンダーのVLマウント・VMマウントレンズ群を使用することが推奨されている。
2005年のカメラグランプリにて、R-D1がカメラ記者クラブ特別賞を受賞[3]。
2014年にR-D1xGの生産終了[4] 。メーカー修理対応も2021年に終了したが、同年にはR-D1ユーザーを対象にした最後の感謝企画として、倉庫に残っていたR-D1s30台の格安販売、オンラインのファンミーティング、写真展が開催された[5][6]。
脚注
- ^ これは単純にクラシックな操作感を模しているのみならず、シャッターチャージを手動で行うことによって省電力化に寄与している。
- ^ なお、RAW形式で記録した画像を他社製の現像ソフトで処理した場合、他のデジタルカメラとそれほど違いは出なくなる。
- ^ カメラグランプリ2005 データ - カメラ記者クラブ
- ^ エプソン、レンジファインダーデジカメ「R-D1xG」を生産終了 - Impress「デジカメwatch」(2014年3月17日)
- ^ エプソン、R-D1ユーザー限定「最後の感謝企画」を開催。合同写真展やファンミーティング、R-D1sの“蔵出し”販売など - Impress「デジカメwatch」(2021年10月20日)
- ^ 開発リーダーが当時を振り返る。エプソンR-D1「最後の感謝企画」 - Impress「デジカメwatch」(2022年1月25日)
関連項目
RD-1(アールディーワン)
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「賢い犬リリエンタール」の記事における「RD-1(アールディーワン)」の解説
リリエンタールの公称。極秘の研究物の片割れ。RDとはリアライズデバイス(現実化装置)の略で、RD-0とRD-1の一対の物体から成る。「発見」された物なのか「開発」された物なのかは不明。
※この「RD-1(アールディーワン)」の解説は、「賢い犬リリエンタール」の解説の一部です。
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