Phoenixxとは? わかりやすく解説

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Phoenixx

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 18:53 UTC 版)

株式会社Phoenixx
Phoenixx Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目10番10号Sビル3階
設立 2019年10月[1]
業種 情報・通信業
法人番号 9012401035887
事業内容 ゲーム、関連グッズ等の企画・制作・プロモーション事業
アーティスト、ゲームクリエイターのマネジメント事業
代表者 代表取締役 坂本 和則[1]
外部リンク https://phoenixx.ne.jp/
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株式会社Phoenixx(フィーニックス、英語: Phoenixx Inc.)は、日本のゲームパブリッシャー。東京都武蔵野市に拠点を置き、インディーゲームの販売を専門としている。

前身にあたるインディーゲームレーベル・UNTIESについても併せて記載する。

概要

ソニー・ミュージックエンタテインメント (SME) によるインディーゲームレーベル「UNTIES」の責任者だった坂本和則によって設立された[2]。2017年10月に発足したUNTIESは、SMEグループ内の他のゲーム事業との兼ね合いから展開の見直しを余儀なくされ[2]、責任者であった坂本が2019年10月に新会社Phoenixxを設立し、事業を継承した[2]。ほほすべてのUNTIESスタッフはPhoenixxに移り[2]、またUNTIESとして契約していたいくつかのタイトルはPhoenixxが引き継いだ[2][3]。UNTIES時代に、クリエイターの便宜を図るという観点から打ち出していた「マルチプラットフォームでリリースすること」、「グローバルでサポートすること」という方針は引き続き継続している[2]。ゲームクリエイターのマネジメントも行っている[3]。 また、2020年6月25日にバンダイナムコエンターテインメント及び株式会社電通との資本業務提携を締結した。[4]

ゲームタイトル

  • 幻想討幻経(2020年、開発:巫女さん作法)
  • Seven: Enhanced Edition(2020年(PlayStation 4版)、開発:Fool’s Theory / IMGN.PRO)
  • Keen: One Girl Army(2020年、開発:Cat Nigiri)
  • 東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹(2020年(PlayStation 4/Nintendo Switch版)、開発:偽英国紳士団 / CUBETYPE)
  • Kholat(2020年(Nintendo Switch版)、開発:IMGN.PRO)※PlayStation 4版はオーイズミ・アミュージオより『ホラート -ディアトロフ峠の惨劇-』のタイトルで発売。
  • fault - milestone two(2020年(Nintendo Switch版)、開発:ALICE IN DISSONANCE)
  • Touhou Luna Nights(2020年(Nintendo Switch版)、開発:Team Ladybug)※2023年7月1日付で発売元がPLAYISMに移管[5]
  • 東方憑依華 〜 Antinomy of Common Flowers.(2021年(PlayStation 4/Nintendo Switch版)、開発:黄昏フロンティア / 上海アリス幻樂団)
  • My Memory of Us 〜ちいさなオリーブの花たち〜(2021年、開発:Crunching Koalas / IMGN.PRO)
  • HYDE RUN(2021年、開発:グランディング[6]
  • Evergate(2021年、開発:Stone Lantern Games)
  • 不思議の幻想郷 -ロータスラビリンスR-(2021年、開発:AQUASTYLE)
  • The Plane Effect -サラリーマン-(2021年、開発:Innovina / StudioKiku)
  • クビナシリコレクション(2021年、開発:給食頭蛮)
  • FILMECHANISM(2021年、開発:Chemical Pudding)
  • Stela(2022年、開発:SkyBox Labs)
  • Survival Quiz CITY(2022年、開発:バンダイナムコスタジオ
  • オッドドッグとイーヴンキャット(2022年、開発:千葉ブラザーズ)
  • 幻想少女大戦 - DREAM OF THE STRAY DREAMER -(2022年(Nintendo Switch版)、開発:さんぼん堂)
  • クローンドローン -デンジャーゾーン-(2022年(PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch版)、開発:Doborog Games)
  • fault - StP - LIGHTKRAVTE(2022年、開発:ALICE IN DISSONANCE)
  • シューフォーズ(2022年、開発:ブイブイラボ)[7]
  • Tormented Souls(2022年、開発:PQube Ltd. / Dual Effect / Abstract Digital)
  • ココロクローバー(2022年(Steam版)、開発:ひこてる)※Nintendo Switch版はGotcha Gotcha Gamesより発売[8]
  • NeverAwake(2022年、開発:ネオトロ)
  • 東方剛欲異聞 〜 水没した沈愁地獄(2022年(Nintendo Switch版)、開発:黄昏フロンティア / 上海アリス幻樂団
  • 絶叫!スーパーマーケット(2022年、開発:PQube Ltd. / Billy Goat Entertainment Ltd)
  • Potion Permit(2023年(PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch版)、開発:MassHive Media)
  • Curse of the Sea Rats(2023年(PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X/S/Nintedo Switch版)、開発:PQube Ltd. / Petoons Studio)
  • Fallen Knight - フォールンナイト -(2023年(PlayStation 4/Nintendo Switch版)、開発:PQube Ltd. / FairPlay Studios co., Ltd. / Digital Innovative Design and Technology Center Co., Ltd.)
  • Survival Quiz CITY おまつり編(2023年、開発:バンダイナムコスタジオ)
  • ギガントサウルス ザ・ゲーム(2023年、開発:Wild Sphere)
  • クイズ☆正解は一年後 presents あつしの名探偵(2023年、開発:ハッピーミール)[9]
  • Nyaaaanvy(2024年、開発:Team DigitalMind)
  • Inertial Drift(2024年(PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch版)、開発:PQube Ltd. / Level 91 Entertainment)
  • とうほう夜雀食堂(2024年(Nintendo Switch版)、開発:二色幽紫蝶)
  • 不思議の幻想郷 -FORESIGHT-(2024年、開発:AQUASTYLE)
  • トランスフォーマー アーススパーク - Expedition(2024年、開発:Tessera Studios S.L.)
  • スゴイツヨイトウフ(2024年、開発:ゾウノアシゲームズ)[10]
  • ギガントサウルス ディノ・スポーツ(2024年、開発:Outright Games Limited.)

UNTIES

UNTIES(アンティーズ)は、ソニー・ミュージックエンタテインメント (SME) 傘下のインディーゲームレーベルとして、2017年10月に発足した[11]。SMEはPlayStation (PS1) 時代にゲームパブリッシング事業を行っていたものの、その後ながらくゲームから離れていた[12][11]。UNTIESプロジェクトリーダーの坂本和則は、以前はSMEの音楽レーベル部署に在籍していた[11]

ソニーグループ内の事業ではあるが、ハードの垣根は設けず、PlayStationシリーズ以外へのリリースも行っていた[11][2]。同レーベルからゲームをリリースしていたAQUASTYLEの代表JYUNYAは、UNTIESについて「SMEという大きな会社にありながら、自由意志で活動するレジスタンス組織みたいな感じ」で「めっちゃくちゃ楽しかったですよ!」としながらも、大企業ゆえのスピード感の欠如がみられたと語る[2]

ゲームタイトル

  • 2018年 幻想郷ディフェンダーズ(開発:Neetpia)
  • 2018年 TINY METAL(開発:AREA 35)
  • 2018年 不思議の幻想郷TOD -RELOADED-(開発:AQUA STYLE)
  • 2018年 舞華蒼魔鏡(開発:souvenir circ.)
  • 2018年 マヨナカ・ガラン(開発:CAVYHOUSE)
  • 2019年 Necrosphere Deluxe(開発:Cat Nigiri)
  • 2019年 BATTLLOON - バトルーン(開発:noname studio)
  • 2019年 Figment(開発:Bedtime Digital Games)
  • 2019年 蹴落とし!トレジャーハンター!(開発:WINGLAY)
  • 2019年 不思議の幻想郷 -ロータスラビリンス-(開発:AQUA STYLE)
  • 2019年 TOKYO DARK -Remembrance-(開発:Cherrymochi)
  • 2019年 幻走スカイドリフト(開発:いるからぼ)

脚注

  1. ^ a b ABOUT – 株式会社Phoenixx
  2. ^ a b c d e f g h 「報道特集 新たなインディーゲームパブリッシャーが始動 フィーニックスが羽ばたく」 『週刊ファミ通』 2020年3月5日号、168-171頁。
  3. ^ a b Phoenixx(フィーニックス)が始動! インディーゲームパブリッシャーとして『幻想討幻経』などUNTIESのゲームタイトルを一部継承して発売 - ファミ通.com
  4. ^ Phoenixxがバンダイナムコエンターテインメントおよび電通グループとの資本業務提携を締結。ゲームクリエイターへのサポートを強化 - ファミ通.com
  5. ^ 東方Project二次創作2D探索型アクションゲーム 『Touhou Luna Nights』 Nintendo Switch版、 7月1日よりパブリッシングを受け持ち、サポート対応を一本化”. PLAYISM (2023年6月30日). 2023年11月30日閲覧。
  6. ^ Phoenixx、HYDEソロ活動20周年を記念したスマホゲーム『HYDE RUN』をリリース! 早期DL特典や公式グッズ販売も決定! | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】 (2021年7月15日). 2024年1月4日閲覧。
  7. ^ こわす! さがす! うばいあう! UFOキャッチャー対戦アクション「シューフォーズ」本日発売”. GAME Watch. 株式会社インプレス (2022年7月14日). 2024年1月4日閲覧。
  8. ^ Switch/Steam「ココロクローバー シーズン1」が配信開始!日曜日の朝アニメがテーマの2Dアクション | Gamer”. Gamer (2022年8月4日). 2024年1月4日閲覧。
  9. ^ 田村淳; 藤井健太郎(インタビュー)「『あつしの名探偵』明かされる制作秘話。全国で10本だけ販売された、ファミコンオマージュゲームはいかにして生まれたか。『クイズ☆正解は一年後』番組MC・ロンブー淳&総合演出・藤井健太郎インタビュー」『ファミ通.com』、KADOKAWA Game Linkage、2023年12月31日https://www.famitsu.com/news/202312/31328561.html2023年12月31日閲覧 
  10. ^ お豆腐になり,崩れ,砕かれ,煮込まれながらも果てしない旅路を進む。アクションゲーム「スゴイツヨイトウフ」,Steamで配信開始」『4Gamer.net』2024年10月2日。2024年10月2日閲覧。
  11. ^ a b c d SMEが手がける新たなインディゲームレーベル「UNTIES(アンティーズ)」,その展望と本気度 - GamesIndustry.biz Japan Edition
  12. ^ “UNTIES(アンティーズ)”のキックオフパーティーをリポート TINY METAL(タイニーメタル)を筆頭に個性的なタイトルが集結 - ファミ通.com

参考文献

外部リンク




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