Microsoft PixelSense
別名:PixelSense,ピクセルセンス,旧Surface
Microsoft PixelSenseとは、Microsoftが2007年に発表したテーブル型のタッチインターフェース搭載コンピュータである。 当初は「Microsoft Surface」の名称で発表されたが、2012年にタブレット型端末が同じ「Microsoft Surface」の名称で発表された際に「Microsoft PixelSense」へ改称された。
Microsoft PixelSenseは、テーブルの天板の部分に大画面のマルチタッチディスプレイが搭載されたユニークな形状をしている。画面上に表示されたメニューや画像などを触れたりなぞったりすることで、画面上のデータを移動させたり、項目の選択、拡大ができるようになっている。複数人数で同時に、個別の操作を行うことも可能である。
テーブル型のMicrosoft Surfaceでは、ディスプレイ部分が同時に天板でもあることを活かして、画面上に置かれた物体を識別して情報の連携を行うという技術も発表された。Microsoftによれば、飲み物のグラスに付けられた識別コードを読み取り、飲み物についての詳細情報や、相性のよい料理、といった情報が提示することが可能になるという。また、モバイル端末をMicrosoft Surfaceの上に置いて、その端末のデータをMicrosoft Surface上で閲覧するといった操作も紹介されている。
※ Copyright 2007 Microsoft Corporation.参照リンク
Microsoft PixelSense - (英語)
ガジェット: | Kindle Fire Kindle Keyboard Kindle Paperwhite Microsoft PixelSense Origami Smartia TENORI-ON |
Microsoft PixelSense
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/01 15:31 UTC 版)
この記事は更新が必要とされています。 この記事の情報は長らく更新されておらず、古い情報が掲載されています。編集の際に新しい情報を記事に反映させてください。反映後、このタグは除去してください。(2012年6月) |
Microsoft PixelSense(マイクロソフト ピクセルセンス)は、マイクロソフトの開発したテーブル型パーソナルコンピュータのためのプラットフォーム。複数のユーザが同時に操作することができ、マウスやキーボードといった入力機器を使わずに指先でテーブルをなぞることによって操作する。
従来はMicrosoft Surfaceという名称だったが、2012年に同じ名称のタブレット (Microsoft Surface) が発表されたため、PixelSenseと改称された。
概要
Microsoft Surfaceは2007年5月29日に発表された。発表当初の価格はおよそ5,000〜10,000ドル(約60万〜120万円)であり、主にホテル・レストラン・娯楽施設などが対象である。しかしマイクロソフトは、3年から5年のうちに一般消費者にも手が届くようにするとしている。
PixelSenseは本質的にはWindows Vistaを搭載したパーソナルコンピュータであり、上部に30インチのタッチスクリーンを据えたテーブル型の筐体をもつ。物体を検知できる5つのカメラがスクリーンの下に据えられている。ユーザはスクリーンを指先で触れたりなぞったりすることでコンピュータを操作する。また、スクリーン上の物体を認識することもできる。
ハードウェアとしては、VGA出力を搭載したコンピュータと、DLPプロジェクター及び各種操作検出用の赤外カメラモジュールで構成され、Windows Vistaに未来志向のグラフィカルユーザインタフェース (GUI) を搭載したものと言える。
PixelSenseは同時に複数の操作に応答することができる。例えば絵を描くときに、10本の指すべてを使って髪の毛を描くなどということが可能である。
また指の動きだけでなく、白点パターンをグラスや機器の底面に貼り付ける事で、テーブル上に置かれた物理的な物体も認識することができる。マイクロソフトによると、例えばレストランの客がワイングラスを置いたときに、食事に適したワインのメニューを自動的に提供することなどが可能である。また、専用のバーコードを読み取ることができる。
アプリケーション開発
Microsoft PixelSenseのアプリケーションの開発には Windows Presentation Foundation (WPF) またはXNAを用いる。Windows Vistaのアプリケーションと同じように開発を行えるが、タッチインターフェイスについては、PixelSense開発チームが用意したWPFコントロールを用いる。
外部リンク
- Microsoft PixelSense
- “これが未来のテーブルか?--MS、テーブル型PC「Microsoft Surface」を公開”. CNET Japan. (2007年5月31日) 2012年6月19日閲覧。
|
「Microsoft PixelSense」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoft_PixelSenseのページへのリンク