Magny-Coursとは? わかりやすく解説

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マニクール(フランス)

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

マニクール・サーキット

(Magny-Cours から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 00:31 UTC 版)

Circuit de Nevers Magny-Cours
所在地 フランス、マニクール
標準時 GMT +1 (DST: +2)
オープン 1960年8月7日
旧名 サーキット ジャン・ベーラ (1960年–1970年)
主なイベント F1, GP2, WSBK, WTCC, スーパーリーグ・フォーミュラ
Grand Prix Circuit
コース長 4.411 km (2.741 mi)
コーナー数 17
レコードタイム 1:15.377 ( ミハエル・シューマッハ, フェラーリ F2004, 2004)
National Circuit
コース長 2.684 km (1.668 mi)
コーナー数 12
Club Circuit
コース長 1.727 km (1.073 mi)
コーナー数 11

シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニ=クール: Circuit de Nevers Magny-Cours, マニクール・サーキット)は、フランスの中部ヌヴェールからおよそ13km南のマニクール村にあるサーキット。全長4411m。

概要

F1フランスグランプリ1991年から2008年まで行われていた。リジェの創始者ギ・リジェが当地出身で、隣接地にリジェのファクトリーがあった。ミッテラン大統領(当時)がギ・リジェと旧知の仲であったため、グランプリが当地に誘致された経緯には政治力が働いたのではないかと噂された。

コース路面は非常にフラットな舗装で、かつアスファルトが比較的黒っぽいことから、タイヤの磨耗が大きい。タイヤ交換可能なF1レギュレーション下では、フューエル・エフェクト(燃料量がラップタイムに与える影響のこと)を上回っていた。コース上でのオーバーテイクは難しく、ピット作業以外では順位変動の少ないレース展開が多かった。

2003年には最終コーナー周辺が改修され、ピットでのロスタイムが縮小された。

サーキットは近代的な設備が整っているものの、周囲には田園風景が広がるのみである。アクセスの悪さや、宿泊施設の不足などの理由で、何度かフランスGP中止の危機にさらされてきたが、代替地の誘致にも難航していることから中止には至っていなかった。しかし2008年10月15日にフランス自動車連盟 (FFSA) が開催費用が高すぎるという理由から2009年度の開催を中止した。

ミハエル・シューマッハはF1キャリア中このコースで8勝と一番勝っている。2002年にはF1史上最速の17戦中11戦目(消化率64.7%)でドライバーズ・チャンピオン獲得を確定させた。2004年には4回ピットストップ作戦という奇策でフェルナンド・アロンソを破り勝利している。

自転車ロードレースのパリ〜ニース2014では第3ステージのフィニッシュに採用された。この際は最終コーナーのクランク部分手前からコースに入り、逆走するかたちでコースを1周するレイアウトがとられた。ステージ終了後の表彰式ではサーキットの表彰台を活用した。

コースレイアウト

1992年から2002年までのレイアウト
ピットから最終コーナー方向の眺望

短いホームストレートから、スピードを保ちながら1・2コーナーへ。右回りの高速ロングコーナーエストリル (Estoril) を通過して、緩やかに右にカーブした長いバックストレートに向かう。ストレートエンドのアデレード (Adelaide) ヘアピンでは、ギアを1速まで落としてハードブレーキングを行う。ここがコース中最大のパッシングポイントとなる。ただし、エストリルでは乱気流の影響で前走車に接近しにくいため、バックストレートでのオーバーテイクは簡単ではない。

ヘアピンを立ち上がると、反対方向にまたストレートが続く。ニュルブルクリンク (Nürburgring) シケインを高速でかすめるように通過し、減速して左コーナーの180を回り込む。

コースは再び逆方向に向かい、高速シケインのイモラ (Imola) へ。ここは入口に下り、出口に上りの勾配が付いている。右回りのシャトー・ドー (Chateaux D'Eau) は改修前よりも尖った形状に変更された。

最終セクションのリセ (Lysée) も改修前は右・左・右と大きく切り返す低速シケインだったが、パッシングポイントとなるようアプローチ部分を延長し、鋭角な右ターンに変更された。リセを立ち上がると加速し、小さなクランクを縁石を跨ぎながら通過してホームストレートに戻る。

マニクールのピットレーンは非常に幅が狭く、レース中に各車が同時にピットインすると、あわや接触というシーンがみられた。

マニ・クールでの過去のF1グランプリの結果

決勝日 ラウンド グランプリ 勝者 所属チーム
1991 7月7日 7 フランス ナイジェル・マンセル ウィリアムズ
1992 7月5日 8 フランス ナイジェル・マンセル ウィリアムズ
1993 7月4日 8 フランス アラン・プロスト ウィリアムズ
1994 7月3日 7 フランス ミハエル・シューマッハ ベネトン
1995 7月2日 7 フランス ミハエル・シューマッハ ベネトン
1996 6月30日 9 フランス デイモン・ヒル ウィリアムズ
1997 6月29日 8 フランス ミハエル・シューマッハ フェラーリ
1998 6月28日 8 フランス ミハエル・シューマッハ フェラーリ
1999 6月27日 7 フランス ハインツ=ハラルド・フレンツェン ジョーダン
2000 7月2日 9 フランス デビッド・クルサード マクラーレン
2001 7月1日 10 フランス ミハエル・シューマッハ フェラーリ
2002 7月21日 11 フランス ミハエル・シューマッハ フェラーリ
2003 7月6日 10 フランス ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ
2004 7月4日 10 フランス ミハエル・シューマッハ フェラーリ
2005 7月3日 10 フランス フェルナンド・アロンソ ルノー
2006 7月16日 11 フランス ミハエル・シューマッハ フェラーリ
2007 7月1日 8 フランス キミ・ライコネン フェラーリ
2008 6月22日 8 フランス フェリペ・マッサ フェラーリ

座標: 北緯46度51分49.84秒 東経3度09分46.00秒 / 北緯46.8638444度 東経3.1627778度 / 46.8638444; 3.1627778

関連項目

外部リンク


Magny-Cours (K10, rev D1)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 21:38 UTC 版)

Opteron」の記事における「Magny-Cours (K10, rev D1)」の解説

2010年3月29日発表された。ShanghaiもしくはIstanbulベースの4/6コアダイ2つ一つパッケージ封入し構成されている。ソケットは後に出るコードネーム Bulldozer にも対応したSocket G34採用モデルナンバーそれまでの千のが対応ソケット数を示す規則から変わり61xx。2ソケットまたは4ソケット対応し、1パッケージあたり8個または12個のコアを持つ。この世代から8ソケットへの対応は廃止された。HyperTransportのリンク数が従来3本から4本(1本がチップセットへ、3本が他のCPUへ)へと増加し4ソケット環境すべてのCPU同士直接HTで繋ぐことが出来ようになった。リンクスピードは、6.4GT/sec。またHT Assist更新され、L3 2MB使用するメモリコントローラーはクアッドチャネルのDDR3-1333まで対応する省電力機能としてC1Eステート対応した他、AMD CoolSpeed technology呼ばれる限界温度超えた際にPステート自動的に下げ機能新たに加えた拡張命令 - MMX3DNow! Professional (SSE) 、SSE2SSE3SSE4aABMNX BitAMD-V、 AMD-RVI 製造プロセス - 45nm SOI (GLOBALFOUNDRIES) メモリ - DDR3 (Registered ECC) モデルナンバー コアクロック(GHz) キャッシュHT(GHz) クロック倍率 電圧(V) ACP(W) TDP(W) ソケットリリース日OPN価格($) L2L3D1ステッピング, 8コア 61KS 8 2.0512 KB 2× 6 MB 3.2 10 1.3 80 115 Socket G34 2010年3月29日 OE61KSWKT8EGO (D1) 61QS 2.3 11.5 OE61QSWKT8EGO (D1) 6128 2.0 10 OS6128WKT8EGO (D1) 266 6134 2.3 11.5 OS6134WKT8EGO (D1) 523 6136 2.4 12 OS6136WKT8EGO (D1) 744 6140 2.6 13 2011年2月14日 OS6140WKT8EGO (D1) 989 D1ステッピング, 8コア, high-efficiency 6124 HE 8 1.8512 KB 2× 6 MB 3.2 9 1.2 65 85 Socket G34 2010年3月29日 OS6124VAT8EGO (D1) 455 6128 HE 2.0 10 OS6128VAT8EGO (D1) 523 6132 HE 2.2 11 2011年2月14日 OS6132VAT8EGO (D1) 591 D1ステッピング, 12コア 6168 12 1.9 12× 512 KB 2× 6 MB 3.2 9.5 1.1875 80 115 Socket G34 2010年3月29日 OS6168WKTCEGO (D1) 744 6172 2.1 10.5 OS6172WKTCEGO (D1) 989 6174 2.2 11 OS6174WKTCEGO (D1) 1,165 6176 2.3 11.5 2011年2月14日 OS6176WKTCEGO (D1) 1,265 6176 SE 1.25 105 140 2010年3月29日 OS6176YETCEGO (D1) 1,386 6180 SE 2.5 12.5 2011年2月14日 OS6180YETCEGO (D1) 1,514 D1ステッピング, 12コア, high-efficiency 6164 HE 12 1.7 12× 512 KB 2× 6 MB 3.2 8.5 1.075 65 85 Socket G34 2010年3月29日 OS6164VATCEGO (D1) 744 6166 HE 1.8 9 2011年2月14日 OS6166VATCEGO (D1) 873

※この「Magny-Cours (K10, rev D1)」の解説は、「Opteron」の解説の一部です。
「Magny-Cours (K10, rev D1)」を含む「Opteron」の記事については、「Opteron」の概要を参照ください。

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