Macintosh Color Classic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 14:18 UTC 版)
Macintosh Color Classicは、1993年にApple Computerから販売されたパソコン「Macintosh」の一機種。このページでは、派生モデルのPerforma 250や後継機種のColor Classic IIなどについても記述する。
Color Classic
製造元 | Apple Computer |
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発売日 | 1993年2月10日 |
標準価格 | 1400US$ |
販売終了日 | 1994年5月16日 |
OS | System 7.1-Mac OS 7.6.1 |
CPU | Motorola 68030 @ 16 MHz |
メモリ | 4 MB, 10 MBまで拡張可能 (100 ns 30-pin SIMM) |
Classic IIの後継機種として発売された。ただし当時の他のMacintoshシリーズのモデルチェンジでも見られるように、先行のClassic IIも引き続き併売されていた。
(Compact Macintosh) として初のカラーディスプレイを持ち、ブラウン管として10インチのソニー社トリニトロンが採用された。ロジックボードの仕様としては、同世代のMacintoshであるLC IIと近似しており、メモリやCPUバス、LC ProcessorDirectSlotが互換となっている。LCなどと同様、このスロットにApple IIeカード (Apple IIe Card) を差してAppe II用のディスプレイ (Apple II graphics#High-Resolution (Hi-Res) Graphics) を繋ぎ、ディスプレイを切り替えると、Apple IIeの互換機種として使うことができる。これ以外の拡張カードとして、CPUアクセレータ、イーサネットカード、ビデオカードなどがある。
アメリカ合衆国では本機をベースに付属品などを充実させたMacintosh Performa 250も販売された[1]。
エスプレッソデザイン言語を採用した最初の製品である[2]。
Color Classic II
製造元 | Apple Computer |
---|---|
発売日 | 1993年10月1日 |
販売終了日 | 1995年5月16日[3] |
OS | System 7.1-Mac OS 7.6.1 |
CPU | Motorola 68030 @ 33 MHz |
メモリ | 4 MB, 36 MBまで拡張可能 (80 ns 72-pin SIMM) |
Color Classic の後継機種として発売された。
ロジックボードの仕様としては、同世代のMacintoshであるLC IIIと近似しており、メモリやCPUバス、LCIII ProcessorDirectSlotが互換となっている。
本機をベースに付属品などを充実させたMacintosh Performa 275も販売された。
Mystic
Appleが計画していたとされるColor Classic IIの後継機種の開発コードネームとして愛好家の間では認知されていた[要出典]ことから、意味は転じてColor Classic系のロジックボードを LC575 ないし Performa575 のそれと交換する改造のことをこのように称する[要出典]。当時普及の始まったインターネットで改造の情報交換が行われたこともあり、愛好家たちの間で流行した[要出典]。
関連項目
- Macintosh Classic II (Macintosh Classic II)
- Macintosh LC 520 (Macintosh LC 520)
注釈、出典
- ^ “Macintosh Performa 250 Specs: EveryMac.com”. everymac.com. 2020年2月8日閲覧。
- ^ “A Long-Discontinued Macintosh Still Thrills Collectors to the Core”. 2021年2月28日閲覧。
- ^ A Long-Discontinued Macintosh Still Thrills Collectors to the Core - New York Times
外部リンク
- (英語版)Power Colour Classic site, World of Power Colour Classic
- (英語版)Colour Classic FAQ
- (英語版)Color Classic Information pages at Mac512.com
- (英語版)Color Classic profile at Low End Mac
- (英語版)Colour Classic II profile at Low End Mac
- (英語版)Color Classic Forever
- (英語版)Macintosh Color Classic technical specifications at apple.com
- (英語版)Macintosh Color Classic II technical specifications at apple.com
Macintosh ColorClassic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/12 00:50 UTC 版)
メーカー | アップルコンピュータ |
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発売日 | 1993年2月10日 1993年10月1日 (CC II) |
標準価格 | 1400US$ |
販売終了日 | 1994年5月16日 1995年5月16日[1] (CC II) |
OS | System 7.1-Mac OS 7.6.1 |
プロセッサ | Motorola 68030@ 16 MHz 33 MHz (CC II) |
メモリ | 4 MB, 10 MB/36 MB (CC II)まで拡張可能(80 ns 72-pin SIMM) |
マッキントッシュ・カラークラシック(Macintosh Color Classic)は、1993年にアップル社から販売されたパソコン「マッキントッシュ」の一機種。コンパクトマッキントッシュ (Compact Macintosh) として初のカラーディスプレイを持つモデルである。ディスプレイのタイプは10インチのソニー社トリニトロンである。カラーのマッキントッシュとしては、12インチディスプレイを持つMacintosh LC II (Macintosh LC) の後継としての性格が強く、画面の解像度も512×384ピクセルと同一である。本体とディスプレイ一体型のデザインが初代マッキントッシュの伝統を引き継いでいるため、「クラシック」の名称が付いている。日本とカナダ[2]をはじめとする各国では、この機種の後継機種は「マッキントッシュ・カラークラシックII」であり、これがコンパクトマッキントッシュとしては最後の機種となる。カラークラシックはアメリカ合衆国では「マッキントッシュ・パフォーマ250」(Macintosh Performa 250)の名称でも販売された。
目次 |
特徴
先行機種のMacintosh SE (Macintosh SE) やMacintosh SE/30 (Macintosh SE/30) と同じく、拡張スロットが1つしかない。ただしスロットの形状はマッキントッシュ LCと同じくProcessor Direct Slot(PDS)であり、SEとは互換性がない。これは、当時、学校教育用としてApple IIe (Apple IIe) がまだまだ使われていたため、アップル社がこれをマッキントッシュに移行させるため、Apple IIeと互換性のあるマッキントッシュLCの廉価版として提供したためである。カラークラシックにアップルIIeカード (Apple IIe Card) を差してアップルII用のディスプレイ (Apple II graphics#High-Resolution (Hi-Res) Graphics) を繋ぎ、ディスプレイを切り替えると、Apple IIeの互換機種として使うことができる。これ以外の拡張カードとして、CPUアクセレータ、イーサネットカード、ビデオカードなどがある。
その後
カラークラシックはコンパクトマッキントッシュの最終機種であったため熱烈なファンが付き、能力が時代遅れとなってからもマザーボードをパフォーマ575 (Macintosh LC 500 series) のものと置き換えたり(Mysticアップグレードと呼ばれた)、Power Macintoshのものと置き換えたり(Takkyアップグレードと呼ばれた)する者もあった。流行していたのは、ディスプレイの解像度を640×480ピクセルにすることであり、この改造をすることでゲームを始めとするその後の多くのソフトウェアが稼働するようになる。(なお、当時アップル社はユーザーがマッキントッシュの改造をすることを好んでおらず、専用の工具がなければ内部を開けられないようにしており、それを超えての改造である。)
さらにその後には、さすがに10インチディスプレイでは支障が多くなったため、マッキントッシュLC500 (Macintosh LC 500 series) やパワーマッキントッシュ5200 (Power Macintosh 5200 LC) 用の大型ディスプレイを繋ぐユーザーが出てきたものの、1998年ごろにはついに拡張が断念された。ちょうどこの頃iMacが発売された事により、これがコンパクトマッキントッシュの後継として愛好家にも認知された事も影響している。
コンパクトマッキントッシュの変遷
「:en:Timeline of Apple Macintosh models」も参照
「:en:Template:Timeline of Macintosh LC models」も参照
関連項目
- Macintosh Classic II (Macintosh Classic II)
- Macintosh LC 520 (Macintosh LC 520)
注釈、出典
外部リンク
- (英語版)Slice-2 in Hong Kong (broken link)
- (英語版)Power Colour Classic site, World of Power Colour Classic
- (英語版)Colour Classic FAQ
- (英語版)Color Classic Information pages at Mac512.com
- (英語版)Color Classic profile at Low End Mac
- (英語版)Colour Classic II profile at Low End Mac
- (英語版)Color Classic Forever
- (英語版)Macintosh Color Classic technical specifications at apple.com
- (英語版)Macintosh Color Classic II technical specifications at apple.com
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Macintosh Color Classic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 21:52 UTC 版)
「Macintoshの機種一覧」の記事における「Macintosh Color Classic」の解説
一体型初のカラーディスプレイ化を行ったものでSONYのトリニトロン管を採用している。従来のフロッグデザインとは異なった丸みを帯びた、AppleのデザイナーDaniele DeIuliisによるエスプレッソデザイン言語を用いたスタイルで、後のMacintoshでも1997年頃まで継承されている。CPUは68030 (16MHz)。データバスは16ビットで最大RAM容量は10MB。PostPetに登場するひみつメカのモデルになったことでも有名。後に後述のColor Classic IIと同様に、中古相場が暴騰した時期がある。
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