MU-GENとは? わかりやすく解説

無限

英語 MUGEN

日本のエンジンメーカー。ホンダ創業者本田宗一郎長男本田博俊1973年設立。その初期にはFJ13002輪モトクロス用、また80年代後半にはF3000やF3用にエンジン開発した92年からは、撤退したホンダに代わってF1に参戦96年モナコでの初優勝をはじめ、2000年末に撤退するまで4勝をあげた。現在は、FNやF3、耐久レースなどのエンジン製造供給する一方NSX国内GT選手権チーム参戦していた。またホンダ車のチューニング各種パーツ開発・販売なども行っていたのだが、無限の全ての事業は、0310月設立され(株)M-TEC譲渡される

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

MU-GEN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/19 00:18 UTC 版)

MU-GEN
ジャンル 音楽番組
製作
制作 千葉テレビ放送
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2005年1月 - 2009年3月
放送時間各局の過去の放送時間はネット局・放送時間を参照のこと。
放送分30分
番組公式サイト
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MU-GEN〜Music Generations〜』(むげん ミュージック・ジェネレーションズ)は、2005年1月から2009年3月まで、千葉テレビ放送(チバテレ)が制作し、全国32局ネットで放送されていた音楽情報番組。

概要

  • CD NEWS』の後継番組として2005年に放送をスタートした音楽情報番組。
  • 主にビーイング系のアーティストの情報を紹介していた。収録はビーイングの第2の拠点ともいえる大阪GIZAクリエイターズスクール、GRAND CAFE、hills パン工場)、ART CUBEビルで行われていた。
  • ビーイング系以外のアーティストが来阪時のプロモーションの際に、ART CUBEビル内のスタジオで収録したコメントを放送していた。コブクロ[1]スガシカオらがが出演しており、プレゼント企画もあった。
  • 新譜情報が少ない時期には、クリスマスに聴きたい曲の特集などを行っていた。取り上げられるアーティストは、ビーイング所属のアーティストがほとんどであった。
  • 番組末期ではMusingでネット配信が開始され、ダウンロードによる視聴も可能であった。
  • 放送開始直後は、HIROMI(羽田裕美)とKAORU(庭和田薫)の2人での出演であったが、番組内容のリニューアルにより山口"PON"昌人が加わり、最終回直前まで基本的に3人での進行が続いた。

パーソナリティー

※ナレーターとして出演。また、山口が不在の時に代役として出演していた。

番組の歴史

  • 2005年1月:放送開始。KAORUが進行してナビゲーターのHIROMIがアルバムを開いてVTRが始まる演出だった。番組前半はまだ無名のバンドや歌手を密着するMU-GEN ROAD、後半がMU-GEN FOCUSほか。
  • 2005年7月:番組ロゴ変更。番組セットがバーになる。山口“PON“昌人がバーのマスターという設定で登場する。10月まで番組最後に山口“PON“昌人による妄想コントコーナーがあった。
  • 2006年7月:愛内里菜のライブ「里菜祭り2006」にパーソナリティ全員で登場し、観客と共にオープニングコールを撮影。
  • 2007年6月:坂井泉水ZARD)の追悼特集を行う。
  • 2008年11月:放送200回を達成する。
  • 2009年3月:放送終了。後番組は「MUSIC FOCUS」。

コーナー

  • MU-GEN FOCUS
ビーイング系アーティストの最新情報を数組紹介。その中で毎週「PICK UP」と題して、一組のアーティストの最新シングル・アルバムの全曲紹介・ライブ映像などを詳しく伝えていた。「PICK UP」終了後、パーソナリティの3人がコメントする事が恒例となっていた。
  • MU-GEN おすすめ着うた( - 2008年9月、月に1回ほど)
music.jp提供の着うたを紹介する。このコーナーに限って何故かビーイング系アーティストは取り上げられていなかった。
  • MU-GEN ROAD
新人やインディーズアーティストのライヴ情報などを伝えるコーナー。このコーナーで初めてNaifuが紹介され、2008年のメジャーデビューへと繋がっている。
  • LIVE at hillsパン工場
    • hillsパン工場でのライブの様子をダイジェストで伝えるコーナー。およそ放送週の1ヶ月前のライブを放送しており、最後に近日に行われるライブの日程を伝えていた。
  • MU-GEN掲示板
音楽活動を行っているインディーズアーティストからの投稿VTRを紹介するコーナー。番組末期には、募集告知はしていたものの、コーナー自体が放送されなくなっていた。
  • COMING SOON
    • 番組末期のコーナー。MU-GEN FOCUSで伝え切れなかった最新情報を、斉田才のナレーションで、アーティストの静止画と文字情報で伝えるコーナー。

ネット局

地域 放送局 放送曜日/放送時間 放送区分
千葉県 千葉テレビ(制作局) 水曜 24:00 - 24:30  独立UHF局
岐阜県 岐阜放送 金曜 26:15 - 26:45
埼玉県 テレビ埼玉 土曜 26:00 - 26:30
奈良県 奈良テレビ 日曜 25:30 - 26:00
京都府 京都放送 水曜 26:00 - 26:30
群馬県 群馬テレビ 火曜 24:00 - 24:30
三重県 三重テレビ 火曜 26:25 - 26:55
高知県 高知放送 水曜 26:00 - 26:30  日本テレビ系
岩手県 テレビ岩手 月曜 24:29 - 24:59
徳島県 四国放送 月曜 24:50 - 25:20
北海道 札幌テレビ 月曜 25:38 - 26:08
秋田県 秋田放送 火曜 24:50 - 25:20
愛媛県 あいテレビ 水曜 24:55 - 25:25  TBS系
鹿児島県 南日本放送 水曜 25:00 - 25:30
長野県 信越放送 木曜 25:25 - 25:55
岡山県香川県 山陽放送 木曜 25:55 - 26:25
富山県 チューリップテレビ 木曜 26:00 - 26:30
山梨県 テレビ山梨 土曜 25:45 - 26:15
山形県 テレビユー山形 土曜 26:35 - 27:05
鳥取県島根県 山陰放送 日曜 24:30 - 25:00
福島県 テレビユー福島 日曜 24:35 - 25:05
熊本県 熊本放送 月曜 25:20 - 25:50
青森県 青森テレビ 月曜 25:25 - 25:55
新潟県 新潟放送 水曜 25:29 - 25:59[2]
山口県 テレビ山口 火曜 25:25 - 25:55
静岡県 静岡朝日テレビ 木曜 25:46 - 26:16  テレビ朝日系
沖縄県 琉球朝日放送 火曜 24:16 - 24:46
石川県 北陸朝日放送 火曜 25:15 - 25:45
広島県 広島ホームテレビ[3] 土曜 26:50 - 27:20
宮城県 仙台放送 火曜 25:18 - 25:48 フジテレビ系
大分県 テレビ大分 月曜 24:59 - 25:29 フジテレビ系・日本テレビ系クロスネット
日本全国 Music Japan TV 金曜 1:00 - 1:30(初回放送)(再放送あり) スカパー!スカパー!e2
(有料放送)
水・木曜 1:00 - 1:30 モバHO!
インターローカルTV 日曜 20:30 - 21:00
月曜 6:00 - 6:30
木曜 12:00 - 12:30
スカパー!e2(無料放送)

歴代テーマソング

オープニングテーマとエンディングテーマは、主にビーイング系アーティストの楽曲で月毎に交代される。

長めのPVと共にオンエアされる。

年月日 オープニングテーマ エンディングテーマ
2005年1月 君を知らない街へ竹井詩織里 白のファンタジーJEWELRY
2005年2月 Love,needing倉木麻衣 花篝り滴草由実
2005年3月 愛のバクダンB'z Sirendoa
2005年4月 「愛のバクダン」B'z 星のかがやきよ/夏を待つセイル(帆)のようにZARD・「空色の猫」岩田さゆり
2005年5月 赤く熱い鼓動愛内里菜 君の思い描いた夢 集メル HEAVENGARNET CROW
2005年6月 P.S♡MY SUNSHINE」倉木麻衣 ジューンブライド 〜あなたしか見えない〜三枝夕夏 IN db
2005年7月 JUMP!NG↑GO☆LET'S GO⇒岸本早未 つながり」竹井詩織里
2005年8月 OCEAN」B'z 世界 止めて」竹井詩織里
2005年9月 君とのふれあい」ZARD CRAZY上木彩矢
2005年10月 キャンドル」doa 毎日アドベンチャースパークリング☆ポイント
2005年11月 Growing of my heart」倉木麻衣 ORANGE★NIGHT」愛内里菜
2005年12月 晴れ時計」GARNET CROW Ah あなたに会いに行かなきゃ高岡亜衣
2006年1月 TANGO北原愛子 卒業〜虹色DAYS〜」スパークリング☆ポイント
2006年2月 ベスト オブ ヒーロー」倉木麻衣 君の涙を無駄にしたくない」滴草由実
2006年3月 GLORIOUS」愛内里菜 籟・来・也」GARNET CROW
2006年4月 ピエロB'z ピエロ」上木彩矢
2006年5月 MIRACLE」愛内里菜 もう一度 君に恋している」北原愛子
2006年6月 Diamond Wave」倉木麻衣 100もの扉愛内里菜&三枝夕夏(コーラス:スパークリング☆ポイント)
2006年7月 Everybody Jump」三枝夕夏 IN db 夢・花火」GARNET CROW
2006年8月 今宵エデンの片隅で」GARNET CROW ゼロの気持ち」doa
2006年9月 まぼろし」GARNET CROW 太陽」三枝夕夏 IN db
2006年10月 揺れる想いZARD Go! MY HEAVEN」岸本早未
2006年11月 負けないで」ZARD Like a little Love」竹井詩織里
2006年12月 白い雪」倉木麻衣 心のリズム飛び散るバタフライ」doa
2007年1月 薔薇が咲く 薔薇が散る」愛内里菜 Tears 〜涙は見せたくない〜宇浦冴香
2007年2月 Season of love」倉木麻衣 風とRAINBOW」GARNET CROW
2007年3月 Sha la la -アヤカシNIGHT-」宇浦冴香 はるかぜ」doa
2007年4月 七つの海を渡る風のように」愛内里菜&三枝夕夏 「はるかぜ」doa・「ミセカケの I Love you」上木彩矢
2007年5月 七つの海を渡る風のように」愛内里菜&三枝夕夏・「ロンリースターズ」B'z ミセカケの I Love you」上木彩矢・「I still believe 〜ため息〜」滴草由実
2007年6月 君と約束した優しいあの場所まで」三枝夕夏 IN db 眠る君の横顔に微笑みを」三枝夕夏 IN db
2007年7月 明日のために」上木彩矢 こいはなび」高岡亜衣
2007年8月 休憩時間10分」宇浦冴香 Mint」愛内里菜
2007年9月 果実」宇浦冴香 セツナの光景」竹井詩織里
2007年10月 明日は明日の風の中.....夢の中」三枝夕夏 IN db 星の降る夜には」上木彩矢
2007年11月 Silent love〜open my heart〜」倉木麻衣 世界はまわると言うけれど」GARNET CROW
2007年12月 グロリアス マインド」ZARD 眠れぬ夜に」愛内里菜
2008年1月 One Life」倉木麻衣 BLACK白石桔梗
2008年2月 雪どけのあの川の流れのように」三枝夕夏 IN db キミにHUGされていたいPINC INC
2008年3月 夢が咲く春」倉木麻衣 SUNDAY MORNING」上木彩矢
2008年5月 I believe you 〜愛の花〜」愛内里菜 「キミにHUGされていたい」PINC INC
2008年6月 君去りし誘惑」上木彩矢 CALLING ME」滴草由実
2008年7月 一秒ごとに Love for you」倉木麻衣 サザンライツ」doa
2008年8月 週末大キライ」PINC INC
2008年9月 灼熱BREAKERZ Are you happy now?」上木彩矢
2008年10月 君との出逢い 〜good bye my days〜」愛内里菜 GO YOUR OWN WAY」滴草由実
2008年11月 Angelic Smile」BREAKERZ I wish」doa
2008年12月 世界はそれでも変わりはしない」上木彩矢 誰もがきっと誰かのサンタクロース」三枝夕夏 IN db
2009年1月 touch Me!」倉木麻衣 もっとキミ色に染まりたい」PINC INC
2009年2月 恋心 輝きながらNaifu GRAND FINALE」BREAKERZ
2009年3月 Revive」倉木麻衣 アイノコトバ」愛内里菜

脚注

  1. ^ コブクロが大阪でレコーディングするスタジオは、GIZA所有のREDWAY STUDIOが使われている。
  2. ^ 2008年10月1日までは水曜 25:40 - 26:10に、10月8日から上記の時間にて放送されていた。
  3. ^ 2007年10月から放送。それまでは中国放送で放送されていた。

外部リンク


M.U.G.E.N

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 05:15 UTC 版)

M.U.G.E.N
ジャンル 対戦格闘エンジン
対応機種 Windows XP/Vista/7
開発元 Elecbyte[リンク切れ]
バージョン 1.1 Beta 1 (2013年7月28日)
人数 1人~2人
対象年齢 全年齢
デバイス キーボード・ジョイスティック
テンプレートを表示

M.U.G.E.N(日本では一般的に「ムゲン」「MUGEN」と呼ばれる)は、Elecbyte(エレクバイト)によって開発された、フリーのパーソナルコンピュータ用2D格闘ゲームエンジン

概要

このゲームエンジンは自由度が高く、様々なキャラクターやステージを追加でき、体力ゲージやキャラクター選択・タイトル画面などの見た目も変更できる。登録できるキャラクターの種類は自由であるため、ユーザーはゲーム、作品等といった既存の枠組みを超えた対戦が可能である。M.U.G.E.Nオリジナルのキャラクターも多数存在しており、オリジナルキャラクターの中には既存ゲームに匹敵するような完成度のキャラクターもいる。

インターネット上で公開されているキャラクターやステージ、BGMなどのデータには、既存のゲーム・アニメ作品などのグラフィックデータ・音声データから抽出して製作されたものが多数存在しており、多くのサイトではそれについて言及せず、多数のユーザーがそれを意識せずにプレイしている(キャラクターデータの構成および法的見地の節も参照)。

M.U.G.E.N本体には、Kung Fu Man[注 1]というカンフーを使うオリジナルキャラクターが付属しており、このキャラクターをベースに改変されたキャラクターも多数存在する。

2007年、異なるハック版でステージとキャラクター選択画面の高解像度表示がサポートされた。

2007年半ば、Elecbyte公式サイトは復活した。初めはGoogle AdSenseのみが表示されており正統性を疑う声もあったが、7月26日にFAQが追加された。このFAQでは、M.U.G.E.Nの次期メジャーリリースの前に、Windows版の修正版を公開するつもりだと書かれていた。

2009年9月21日に公式サイトにて、実に7年ぶりの更新となる新バージョンが公開されたが、最終的に2013年7月28日Version 1.1 Beta 1で更新が止まり、公式サイトも再度消滅している。

各バージョンの違い

Elecbyteから正式な新バージョン(以下、新版)がリリースされる以前に開発されたものとして、Linux版および旧Windows版(以下、旧版)、MS-DOS上で動作するもの(以下、初期版)がある。インターネット上のM.U.G.E.Nを扱うサイトなどで広く公開されていた旧版は、かつてElecbyteから公開されていた未完成のバージョンを改造し、登録可能キャラクター数の無制限化や、初期状態から全てのゲームモードを選択可能にするなどの変更を施したものであり、後述するように非公式のものであった。これについては当時のElecbyteのM.U.G.E.N利用規約に違反する点があるが、後述のライセンス関係などから黙認されているようである。

  • 旧版は機能的に初期版を遥かに上回っている。しかし機能拡張に伴う、エラーチェックの厳密化により、互換性が失われたデータも多い。また旧版は、初期版に比べ若干負荷が高く、快適に動作させるには、当時としてはそれなりのスペックが必要だった。
    • 新版はファイル仕様が大幅に変わったものがある。キャラクターに関しては互換モードが搭載されているので、概ね互換性は保たれている。
  • 初期版はキャラクターの色に最大256色しか使えず、BGMに利用できる形式もMP3MIDIMODに限る。これに対し旧版は、256色以上のカラーへの対応がなされると共に、BGMの対応形式もプラグインにより拡張可能になっている。新版ではBGMのループや、効果音の音量調整が可能になり、OGG用のプラグインも同梱されている。
  • 初期版ではフルスクリーンでしか使用できないが、旧版以降はウィンドウでのプレイが可能となった。しかし、その為にフルスクリーン化はDirectX8.0以上が必須となり、コンフィグファイルでVideo Winモードを高画質対応に設定し、キャラデータのキャッシュ読み込みをオンにするなどの設定をしなければならず、多少手順が多くなっている。

クローンプロジェクト

公式のM.U.G.E.Nが長らく更新されなかったこともあってか、クローンエンジンを作成するプロジェクトがいくつか存在する。

これらのクローンエンジンは、オンライン対戦機能やクロスプラットフォーム性の高さを期待されている。

キャラクターエディタ

MUGENのキャラクターは公式に配布されたMUGEN専用のキャラクターエディタや、Windows付属のメモ帳等のエディタ、画像編集ソフト、音声編集ソフトなどを使って作成する。しかし、公式のエディタは本体同様更新がされていなかったため、途中で終了してしまうといったバグが残っている。そのため、ユーザーが作成した非公式のキャラクターエディタがいくつか存在する。

上記のような理由からキャラクター制作の際は、複数のツールを用いるのが一般的とされる。また後述のcnsファイルなどを編集する際もWindows標準のNOTEPAD.EXEでは非常に見やすさを欠くため、フリーのスクリプティングエディタにラッパーモジュールを適用し制作する場合がある。

キャラクターデータの構成

M.U.G.E.Nのキャラクターやステージのデータは、主に以下のようなファイル群で構成されている。

defファイル
キャラクターやステージの基本設定を示すファイル。キャラクターの基本情報や、どのファイルが使われるかを記す目次のようなファイル。キャラクターを登録する場合、このファイルを指定する。
cmdファイル
キャラクターの技のコマンドや発動条件を制御するファイル。
cnsファイル
キャラクターの心臓部とも言える、動作を制御するファイル。定数やステート定義によって細かく挙動を指定でき、格闘ゲームの枠に囚われないキャラクターを作ることも可能。M.U.G.E.Nにおける「キャラクター製作」とは、主にこのファイルの製作を意味する。
sffファイル
キャラクターの画像を複数まとめて格納したファイル。ゲーム中のグラフィックだけでなく、選択画面や体力ゲージで表示されるポートレイト、攻撃のエフェクトなども含まれる。
airファイル
sffに格納された画像を実際にアニメーションさせたり、攻撃判定、当たり判定などを指定・制御するためのファイル。
sndファイル
キャラクターの音声や効果音を格納したファイル。

ただし、sff・sndを除いて、拡張子の制限はなく、テキストファイルで開けるファイルなら良い。cmdにcnsファイル、cnsにstファイルを使用するものが代表的。

なお現状のM.U.G.E.Nでは、sff(グラフィックファイル)やsnd(音声ファイル)に、ゲーム・アニメ作品など(企業・同人問わず)一般的に著作権保護の対象である他者の著作物を無断で流用や改変、または描き起こしなどを行ったキャラクターが多く存在しており、問題視されている。中には、画像や音声を製作者自身やその知人、ネット声優などに拠って独自に製作された著作権的に問題のないキャラクターも存在するが、現状の多くは権利物の流用・改変であることが多い。グラフィック自体は作成者オリジナルの描き下ろしだが、エフェクトやボイスなどは既存作品からの流用というケースも見られる。

cns(定数とステート定義によるキャラクターのメインファイル)や、cmd(コマンドファイル)、air(アニメーションファイル)などは、作成者に著作権のあるプログラムソースに類する物であるが、これらの独自プログラムに、既存作品から流用したグラフィックや音声を組み合わせ、既存作品のキャラクターの動作を真似た「再現」や、既存作品では使用できない技を付け加えた「アレンジ」として作られているケースが多く見られる。もちろん、M.U.G.E.N本体には「M.U.G.E.Nに対応して製作されたキャラクターデータ」を動作させる機能しか無いため、原作のプログラムデータをそのまま流用する事は当然ながら不可能であり、M.U.G.E.N上におけるこれらの「再現」キャラクターの実態は単に「グラフィックを流用して原作風の動作や性能に似せただけのエディットキャラクター」である。そのため、cnsなどのプログラム本体の記述は独自に作られた物であり、記述形式は作成者によりバラバラである。なお、一部では著作物の使用を避けるため、既存の技などの動作や性能のみをモチーフとして、Elecbyteから改変が自由に許可されているKung Fu Manのグラフィックや音声、または独自のグラフィックを使用した別キャラクターとして作られているものもある。

法的見地

本体
Elecbyteは新バージョンのリリースに伴いM.U.G.E.Nの使用に関するライセンスを明示しており、非営利目的に限りM.U.G.E.N本体のファイルの再配布が許可されている[2]。2009年11月に、M.U.G.E.Nがアバンダンウェアであると誤って主張し、ライセンスに違反して本体を無許可で改変したグループに対してElecbyteは法的手段を講じた[3]
キャラクターやステージのデータ
配布されているキャラクターやステージのほとんどは、スプライト・音声・音楽は著作権で保護されたゲームやアニメなどからのコピーが多く使われている[注 2]。このため、最近のゲームを元に作られたキャラクターへのハイパーリンク[注 3]を控える「タイムリリース」ルールを主張するグループもある。
ElecbyteはM.U.G.E.N環境で動作するキャラクターやステージ、アドオンなどの配布には一切の制限を設けておらず、sffなどのファイル形式もオープンフォーマットとして公開されている[4]。そのため、データを自作するなどして著作権に問題がない状態にし、本体にElecbyteのM.U.G.E.Nではなく商業目的の利用が認められている別の互換エンジンを採用することで、一つのゲームとして販売を行った事例が存在する[5]。Elecbyteが配布に制限をかけているのは本体のみなので、この形式での販売は合法であるとされる。

このような状況を踏まえ、現在エンジン、その他の創作物の利用は個人のモラルに委ねられている。

脚注

注釈

  1. ^ KFM」と略される事もある。
  2. ^ 実在の芸能人有名人犯罪者などをキャラクター化したものも存在し、この場合は肖像権パブリシティ権等が問題になると思われる。
  3. ^ 製作ではない。

出典

  1. ^ Ikemen GO, Ikemen GO Engine Repositories, (2022-12-29), https://github.com/ikemen-engine/Ikemen-GO/blob/5d3b0c7bd0483fbbcb1c789d961d9de0d9ab64d7/License.txt 2022年12月29日閲覧。 
  2. ^ M.U.G.E.N Version 1.1 Beta 1”. Elecbyte (2013年7月27日). 2022年6月22日閲覧。
  3. ^ u want to attack us ?”. 2015年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月22日閲覧。
  4. ^ SFFv2 - M.U.G.E.N Wiki”. 2014年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月22日閲覧。
  5. ^ Steam:The Black Heart”. 2022年6月22日閲覧。

関連項目

  • クローンゲーム - 法的に『M.U.G.E.N』と同様の問題点を抱えているケースが多い。

外部リンク


Mugen

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 17:52 UTC 版)

MugenMUGEN無限むげん夢弦

無限
Mugen、MUGEN
むげん
夢弦
  • 夢弦館 - かつて埼玉県所沢市に存在した日本の企業。

関連項目




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