MD pixy
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1993年以降、MDデッキを搭載したpixyを「MD pixy」とした。型番の頭の文字はMD pixyより、MHC(Mini Hi-Fi Component)からDHCに変更された。DHCとはDigital Hi-Fi Componentの略である。 DHC-MD1 1993年発売。ソニー初のMDシステムステレオ。 MD部分は別筐体「MDS-MD1」。 DHC-MD9(MD pixy ELESTAT) 1995年発売。通称MDピクシー・エレスタット。 「MDデッキ」を標準搭載。このモデルよりカセットデッキはオプションとなる。 前モデルと同様に、5CDマジックチェンジャー、スピーカーにはエレスタットツィーターが搭載されたが、モーショナル・フィードバック・ウーファー(MFW)とスペクトラムアナライザーが除かれた。DSPとドルビープロロジックはプリセット方式になった。 本体の4ピース構成が復活。これは、Pixyでは1993年に発売されたPRO pixy ESPRIT MHC-J970EX以来の復活となる。 DHC-MD7 1995年発売。 本体は4ピース構成。 スピーカーは3wayスピーカーである。 ロータリー式3CDチェンジャーを搭載。 DHC-MD5 1996年発売。 MD pixyとしては初の1BOXモデルで、MDデッキとロータリー式3CDチェンジャーを搭載。 DHC-MD99 1996年発売。 スピーカーは、エレスタットツィーターが搭載されなくなり、4wayスピーカーになった。 本体は4ピース構成。 業界で初めて「5MDチェンジャー」を搭載し、サンプリングレートコンバータを内蔵した。 「電動マルチコントロールパネル」を初採用し、スペアナを復活させた。 CDテキストに対応し、オプションとしてFM文字多重放送に対応した。 pixy最後のドルビープロロジック搭載モデルである。 DHC-MD77 1996年発売。DHC-MD7の後継機。 本体は4ピース構成。 機能は前モデルとほぼ同様であるが、新たにサンプリングレートコンバータを内蔵した。 DHC-MD919 1997年発売。 本体は4ピース構成。 MDデッキは5MDチェンジャーと1デッキのダブルデッキ構造になり、MDダビングが可能となった。 前モデルを踏襲した機種であるが、この機種ではドルビープロロジックが除かれた。 オプションで双方向タッチパネルリモコンに対応した。MDへの漢字・ひらがな入力、CDテキスト表示、CDディスクメモなどが行えるようになった。 DHC-MD717 1997年発売。 MDデッキが3MDチェンジャーに進化した。 CDチェンジャーは従来と同じ3CDチェンジャーながら、ロータリー式から独立トレー式に変更された。 pixy最後の4ピース構成モデルである。 DHC-MD515 1997年発売。 1BOXボディに、着脱式の「ミュージックデザインリモコン」を搭載。 pixy初の横幅215mmモデル。この機種以降(DHC-MDX10除く)から、本体横幅が215mmに変更となった。 なお、横幅215mmは標準コンポサイズ430mm(一般的なビデオデッキのサイズ)のちょうど半分のサイズにあたる。 本体ユニットはスピーカーに対して若干低くなっており、オプションカセットデッキTC-TX515をセットすることで高さがほぼそろう仕組みになっている。 DHC-MD777 1998年発売。 pixyでは1994年発売のPRO pixy ELESTAT MHC-S90C以来の2ピース構成となる。 初めて「MDウォークマンリンク」に対応し、5MDチェンジャーへのMDダビングが可能となった。 パソコンからシステムを操作可能にする「パソコン接続キット」にオプションで対応した。前モデル同様双方向タッチパネルリモコンにも対応している。 このモデルから、5CDチェンジャーが再生中でもディスク交換可能になった。 オプションであるカセットデッキへのコマンド信号の送受信端子が変更された。同時に、カセットデッキも本機種から最終モデルまでTC-PX100に統一される。 DHC-MD555 1998年発売。 5MDチェンジャー搭載モデル初の1BOXで、DHC-MD777とほとんど同じ機能を有する。 オプションカセットデッキがセパレートモデルと共通化される。 pixy最後の緊急警報放送チューナー内蔵モデルである。 情報表示部をディスプレイ上部と下部の2か所に装備。 DHC-MD333 1998年発売。 DHC-MD888W 1999年発売。 本体は2ピース構成。セパレートタイプのpixyとしては最終モデルにあたる。 MDデッキはスロットローディング式になり、5MDチェンジャー×2のダブルデッキとなる。録音はBデッキのみ対応。シームレスチェンジ機能を搭載。 DHC-MD777とほとんど同じ機能を有するが、この機種ではMDウォークマンリンクには対応していない。 DHC-MD373 1999年発売。DHC-MD333の後継機。 スピーカーキャビネットを全て木製にして音質面を向上。 デジタルRECレベルコントロールを搭載。 DHC-MDX10 1999年発売。 pixy唯一のMDデッキ・カセットデッキ両搭載モデルである。 ルーレットタイプの3CDチェンジャーを搭載。 横幅280mmモデル DHC-MD575 1999年発売。 pixyとしては最終モデルにあたる。 S.Fエディットを搭載。
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